フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

6日ぶりの投稿/大谷選手のタイトル/今年の大相撲終わる/台湾旅行①

2016-11-29 18:01:09 | 日記

   台湾旅行のためブログ投稿の間が空いてしまった。昨夜帰国し今朝溜まった新聞の一面のリードを見ると、その間にいろいろ書きたいような出来事が載っていた。ほとんど割愛せざるを得ないがその中から2題だけ取り上げたい。 

 日頃から現在のプロ野球でこの人しか興味がないと言っている大谷選手が2度大きな見出しになっていた。初めは今年度のパリーグベストナインで投手と指名打者という投打の2部門で選ばれた(史上初めて)こと、次いで同リーグのMVPに輝いたことだ。投打それぞれの記録は物足りないが、「一人二役」「二刀流」での記録としては前代未聞のものだ。正真正銘、看板に偽りなしの「二刀流」完成の証しとなった。その上チームの日本ハムが優勝しており、MVPはもう自明の理であろう。本人は記録には満足しておらず、まだ伸び代を残しているのがまた凄いと思う。 

 今年の大相撲6場所が終った。九州場所は鶴竜が奮起してようやく横綱の面目を保った。「綱取り」と騒がれた豪栄道は前半いいところを見せたが、9勝6敗と竜頭蛇尾に終わった。今年の初場所で琴奨菊が優勝した時も「さあ綱取りだ!」とメディアがはやし立てた。私はクンロク大関に定着している力士の突然の狂い咲き、フロックにしか思えず冷めて見ていたが、案の定元のクンロク、カド番大関に戻った。豪栄道もその程度と見ていたのだが、「やっぱり」というところである。
   白鵬が年齢とケガで絶対的な存在ではなくなり、今年は6場所で5人の優勝者が出た。しかし白鵬の2回以外はたまたまその場所調子を上げた横綱・大関が1度ずつ優勝しただけである。そして面白いことに1度も優勝しなかった稀勢の里が年間最多勝に輝いている。日本人横綱に一番近いと言われ続けている稀勢の里が混迷の昇進レースから抜け出すのはいつのことか?

【台湾旅行①】雪の中を出発
   東京都心で11月に積雪するのは観測史上初めてという雪の降る24日に台湾旅行へ出発した。関東上空に寒気が入り込み雪が降るというのは予報通りで、真冬並みの防寒衣に身を固め、雪による交通混乱に備えて早めに家を出たが、混乱もなく順調に成田から台北桃園空港に降り立った。
   ツアー名は『5日間で行く台湾11都市めぐり』というもので、台北ー台中ー台南ー高雄ー台東ー花蓮ー九份一台北と台湾をほぼ一周する行程である。一行は私ら夫婦を含めて20人。私は中国の本土には何度も往き来したりしているが、台湾はこれまでクルーズ船のオプションで台北の観光をしたくらいでほとんど予備知識がなく、空港内の書店でガイドブックを買うという”泥縄”ぶりであった。だがそんなことはどうでもいいくらい5日間案内してくれた現地ガイドがよかった。当然案内を職業としているのだからその知識を十分持っているとは思うが、50歳代のその男性ガイドは日本の歴史や風物などを実によく勉強していると感じさせた。少し残念なことは日本語がちょっと聞き取りにくかったところだ。もう一つ、台湾といえばグルメ・ツアー・・というところだが、それも満足度60~70%であった。それでもハカリに乗ったら5日間で1キロ余り体重増になっていた。
   以后台湾旅行について少し続けてみたい。 

     ⇔  
  家を出る時に降っていた雪       台湾では半袖姿の時も・・

     

 

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今年の流行語大賞は?/手術後のメガネが出来た/明日から台湾へ

2016-11-22 18:35:49 | 日記

   今年の新語・流行語大賞の候補が発表された。ノミネートされた30語の中から「2016ユーキャン新語・ 流行語大賞」トップテンならびに年間大賞が12月1日に発表されるとか。その年表彰される「△△大賞」としては、今や「レコード大賞」を凌ぐ関心度ではなかろうか。毎年発表されるたくさんの候補は「まあ当然」とか「なるほど」と思うものが多いが中には初耳、意味を知らない語も混じる。今年ノミネートされた中では「おそ松さん」「斎藤さんだぞ」「くまモン頑張れ絵」「 (僕の)アモーレ」などがそれである。「センテンススプリング」は聞いた記憶がないが、スクープ記事を連発した「週刊文春」のこととは想像できた。もともと流行には疎い私は特に若者の間で流行る言葉は知らないものが多い。
   それはそれとしてノミネートされた中で私が選ぶベスト5は、「びっくりぽん」「ポケモンGO」「トランプ現象」「レガシー」「EU離脱」というところだ。

   白内障手術後のメガネが出来た。手術で視界の曇りやにじみは解消されてスッキリし、裸眼視力も0.05ほどから大幅に改善されたが、まだメガネによる視力調整が残っていた。しかし術後の視力が安定するには2~3ケ月はかかり、メガネを作るのはそれからと言われていた。手術の10日後くらいからは大体0.4くらいの視力で家で過ごす分には概ね差支えないのだが、車の運転を始め外での生活には支障もあった。
   実は以前から家内と台湾に旅行することが決まっており、出発の11月24日が迫っていた。今の視力では観光の楽しみも半減してしまうので、先週メガネ店に電話すると出発前日には間に合うとのこと。すぐに飛んで行って注文した次第で、しかも予定より2日早く仕上がった。前段が長くなったが結果は視界良好、実にスッキリ・くっきりしていて白内障の手術の”成果”を実感しているところである。

  上記で触れたように明日24日、台湾旅行に出発するのだが東京地方は冷え込んで雪が降るような予報である。台湾は沖縄の南端より更に南に位置するので東京よりずっと気温が高く、滞在中(5日間)は軽装で済みそうだったのだが相当の厚着で出発しなくてはならないようだ。天候は意のままにはならないものだ。と言うより日頃の行いが悪いと言うべきか。

 

 

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映画2題/黒田日銀への評

2016-11-20 18:48:54 | 日記

   昨日・今日の土日は市内での映画を楽しんだ。
   昨日はこれまでも何度か取り上げた三鷹市芸術文化センターでの毎月一回の名画上映会。今年7月から今月までは文豪作品原作の映画特集で、昨日は山本有三作品の『路傍の石』と『真実一路』であった。『真実一路』は深く考えさせる作品であったが、両作品とも主演女優は淡島千景、このシリーズ10作の内の4本に出演している。私が淡島千景をテレビで観るようになったのはもうベテランの域に達してからのことで、華やかさを感じる存在ではなかったが、昭和20年代後半から30年代にかけての彼女は色気が漂う美人女優であったんだ、と感じた次第。なお山本有三は戦後進駐軍から自宅を接収されるまで三鷹で10年ほど執筆活動をしており、その後返還された居宅は現在「山本有三記念館」として一般公開(有料)されている。

   今日は、かつて市内で最後の映画館になった時の番組編成者が主体になって映画好きの有志が名画座復活を目指して活動している「コミュニティ・シネマ映画祭」という企画。3日間の市川昆監督特集の中で『東京オリンピック』を観た。1964年の東京五輪の記録映画として制作されたが、記録映画か芸術作品かで大論争になったことは記憶に新しい。私は上映を見逃していたのでよい機会を得た。
   前回東京五輪は私が大学入学した年、青春真っ盛りの時の大イベントであったから思い出も鮮烈である。マーチの演奏に乗って各国選手団が整然と入場する開会式のシーンから涙腺が緩んで来た。スクリーンは競技の記録より選手の躍動や呼吸が伝わって来るような、どアップな映像で構成される。体操女子のベラ・チャフラフスカ選手の見事な美しさ、男子の遠藤幸雄選手らの力強い躍動感に魅了され、女子バレーのソ連対”東洋の魔女”との戦い、柔道無差別級決勝で両手を挙げた仁王立ちで神永昭夫選手との組み手を迎えるアントン・ヘーシンクの勇姿と、勝者を称えて笑顔を送る神永選手などのシーンで涙腺はさらに緩んで行った。
   極め付けは最終盤、この映画の伝説とも言えるマラソン、ビキラ・アベベ選手の表情のロング映像。求道者を思わせる顔のあごから玉のような汗がひたたり落ちるところが延々とアップで映される。時のオリンピック担当大臣が「記録性に欠ける」と言って映画を非難したが、”記録よりも記憶”を残した作品と思う。

   安倍晋三首相の傀儡とも思わせる日銀の黒田東彦総裁、どうも安倍首相と同様そのドヤ顔が気に入らない。就任早々に「異次元の金融緩和」とか「金融政策のバズーカ砲」とか華々しいラッパを鳴らし、一時は円安・株高を呼んだが、肝心の『2年以内に2%の物価上昇実現』の大目標は目途も立たず、”失敗”を認めずに達成目標をずらしにずらしている。その黒田日銀に対する3人の評が18日の朝日新聞に載った。『しっかりしてよ、日銀』と題したオピニオン欄で、その中の一人、エコノミストの上野泰也氏の論が面白かった。その要旨は以下の通りである。 
=今の日銀と黒田総裁の立場は太平洋戦争で日本海軍が短期決戦を目指して開戦したものの連合軍に長期戦に引きずり込まれた姿にダブル。もともと2%のインフレ目標は明らかに高過ぎるのに、出来ないことを目指して出口の見えない戦いに突っ込む姿勢は戦時中の日本軍のようである。日本軍は負けを認めず「転進」と言いつくろったが黒田総裁もよくならないのは原油安などのせいにして失敗の責任を認めない 
= 他にも旧日本軍との共通性を挙げ、目標が間違っているから勝ち目はないのだから、負けを認めて目標を再設定するしかない、勝つ見込みのない持久戦を続ければいずれ兵糧が尽きるというのが歴史が教える教訓だ、と説いている。
   かなり辛辣だが、私はドヤ顔に浴びせたい評論とニヤリ顔なのである。

 

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その後どうなっている?点滴殺人事件/多発する高齢者の運転事故

2016-11-17 12:53:46 | 日記

   横浜市の大口病院で起きた高齢の末期医療患者の不審死が点滴に界面活性剤を混入させた殺人事件であることが発覚してもう2カ月が経つが、その後事件解明の様子が一向に伝わらなくなった。殺人が疑われてから被害者は一人ではなく複数にのぼることが分かった。それらの死亡原因も点滴に混入された界面活性剤であることが特定できている。点滴キットのキャップに注射針で刺した跡も病院内のナースステーションで数多く発見された。外部の人間が点滴にこんな仕業をするのは難しいことと見られている。こうしたことから病院内部の者の犯行と見られ、警察の捜査範囲もそれほど広くないと思われるのに、一向に捜査の進展が報じられていない。マスコミも一時はミステリー殺人まがいに連日報じていたのが嘘のように静まり返っている。小池劇場&米国大統領選フィーバーで取材陣とコメンテーターがどこかに行ってしまったのだろうか? 

 最近高齢者の運転による自動車事故が多発している。運転者はブレーキとアクセルを間違えたとか、事故前後の記憶がないなどと証言しているが、歩行者などを巻き込んだ重大事故に発展していて問題化している。確かに歳をとれば判断力や反射神経が鈍ったりして、誤操作を起こしやすくなるだろうし、加えて認知症の関わりが加わって来る。そこで今認知症者の免許停止なとが議論されているが、その前に年齢と事故率の関係をもっとはっきりして欲しいものだ。現在高齢者人口は増加の一途だし、車社会で運転する高齢者も増えているはずてある。事故の絶対数が増えるのは当たり前。そうではなく、加齢と共に事故率はどう変わるのかを知りたい。どこかでそういうデータを発表しているだろうか?
(丁度本号を投稿せんばかりのたった今、テレビのワイドショーでこの問題を取り上げていた。)

 

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米国新大統領と風前の韓国大統領/巨象電通の虚像

2016-11-13 18:13:09 | 日記

   今国際政治面でのホットな話題は米大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏と退陣の危機にある韓国の朴槿恵大統領。
   
   トランプ氏が大統領選を制して1週間、メディアは右も左もトランプ報道一色だ。巨万の財を成した「不動産王」トランプ氏も政治経歴が全くなく、暴言とも言える過激な発言で”異色の候補”の位置から大統領として全米に君臨する政治家になること、米国大統領と言えば世界で最も影響力を持つ人物なのだから話題が尽きないのは当然のことだろう。大統領選の勝因については単に過激さが不満層に受け入れられただけでもなさそうだ。しかし、その過激な公約を政治の現実にして行くにはまだ大きな壁があるように思う。初めて知ったのだが、米内閣の閣僚は15人(因みに今の安倍内閣は19人=首をかしげる)、それを含めて議会の上院で承認を必要とするポストは1,000に上り、約4,000人という大変な数の政治ポストを任用しなければならないという。政界人脈に乏しいトランプ氏はこれから一体どうするのだろうか?

   韓国の朴大統領はいよいよ進退が極まっている。朴槿恵氏は暗殺された父・朴正煕大統領の長女として生まれ、 2013年2月に韓国史上初の女性大統領に就任したが、近年は内政・外交に行き詰って支持率不振に陥っていた。そこへ私的な側近との密室政治、機密漏えいなどが日の下に曝され、刑事訴追を受ける情勢にもなって辞任要求が一気に高まっている。絶体絶命、剣ヶ峰の体勢と言えようか。

   国内では大手広告代理店電通の”ブラック企業体質”に厳しい批判の眼が向けられている。入社まだ2年目のうら若き女性職員の自殺が過労によるものと認められ、会社ぐるみで過重労働を強いていることが明るみに出た。というより、過去に当局から違法な残業隠しなどの是正命令が出されていたことが次々と暴かれるに至っている。
   電通と言えば超がつく優良企業。求職者にとっては垂涎の的の就職先である。それが表向きだけで中は猛烈な仕事が強いられるブラック企業だったというのだ。さらにいうと、今まであまりマスコミから叩かれないで来たのは、マスコミの収入源である企業広告を牛耳っているため電通にはマスコミも及び腰なのだと・・。24歳、東大卒の女性が命に換えて巨象電通の虚像を世間に暴いたということなのだろう。

  

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