フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

ハリー・ベラフォンテ/坊さんの世界も生臭い?/混迷の都知事選

2016-06-30 18:45:13 | 日記

   最近、懐かしい映画や音楽の全集的なCD・DVD販売の新聞広告がやたら目につく。洋画や邦画の名作、童謡・唱歌や昭和のヒット歌謡、往年のビッグスターの洋楽などのセットで、確かにそれぞれ購買意欲がそそられる。
   そんな中の一つ、エルビス・プレスリーやポール・アンカ、ニール・セダカ、パット・ブーンなど一世を風靡して日本でも大流行した洋楽のCD。収録されているタイトルや歌手名を見ると青春時代を思い起こさせる。日本人歌手によるカバー曲を含めて毎日のようにテレビやラジオで流れ、体の中に染み込んでいる感じだからだ。
   ところで当時外国人歌手の中で私が最も好きだったのはハリー・ベラフォンテ。しかし、ハリーの曲を収録したCDセットはこれまでどういう訳か見当たらなかったのだが、先日の新聞の広告にそれがあった。『若き頃の青春のときめきを思い起こすあのS盤アワー』というキャッチコピーのCD10枚組全160曲のセットであった。「デーオ」の歌い出しで日本でも衝撃的なヒットとなった「バナナ・ボート」や「マチルダ」、「さらばジャマイカ」などが入っており、私の大好きだった「ダニー・ボーイ」もある。ただ買うにしては不要な曲が多すぎる。つまり無用の長物になりかねないのだ。
   それは別にして、ハリーが来日した時の公演で歌った「さくら」は震えるほどの感動を覚えた。日本のこの歌でこれほど胸を揺さぶられたことは後にも先にもない。同じ黒人のルイ・アーム・ストロングとはまた違うジャマイカ系人のカリビアン・ハスキー(私が勝手に名付けた音質)のなせるワザなのかもしれない。ハリーが私の中でエルビスやポール・アンカなどを超える由縁なのである。 

   今長野の善光寺での騒動をマスコミが報じている。見出しには「セクハラ」とか「不当人事」「貫主の辞任要求」などの字が躍っている。私は今回初めて知ったのだが、「善光寺参り」で有名なこの名刹は天台宗の「大勧進」と浄土宗の「大本願」の二つの組織が共同運営しているのだそうだ。
   騒動は天台宗大勧進のトップであるK貫主にまつわるもので、2人の女子職員が「セクハラを受けた」と訴えたのに対し、2人に不当な人事異動を行ったり差別的発言をしたという。本人は否定しているが、一門の代表住職や信徒総代がそれぞれ貫主に辞任を要求したとのことで、セクハラだの不当人事だのお坊さんの世界も生臭いものである。”同じ屋根の下”にいるもう片方の浄土宗側はこの騒動をどう見ているのだろうか興味のあるところだ。

   参院選挙は投票まであと10日。政府・与党が憲法改正問題を争点にすることを逃げているためどうも盛り上がりに欠ける気がする。一方では舛添知事の辞職を受けた都知事選で候補者選びが混迷している。下馬評にはいろいろ上がっていたが、野党側の切り札と目された民進党の連坊氏が国政に専念したいと固辞、与党側は総務事務次官を退官したばかりの桜井俊氏に焦点を絞っているが今のところ色よい返事がない。
   そんなところに昨日自民党の小池百合子氏が突然名乗りを挙げた。あくまで「自民党議員として」と言うが、党関係者は一様に寝耳に水らしい。マスコミは立候補の真意や自民党の対応や如何に?と騒いでいる。私は『一時は初の女性首相候補最有力と言われた小池氏も最近は野田聖子氏や高市早苗氏、稲田朋美氏などの後塵を拝しているので、ここは初の女性都知事としてスポットライトを浴びよう』という思惑ではないかと思うのだが・・・。
   ”桜井パパ”の方は、万が一敗れたら人気者の息子やグループの「嵐」の名に傷がつくと考えると出られないのではないか。でも政治の世界は一寸先が闇、明日にも行方が見えて来るかもしれない。

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久しぶりに神戸へ/変貌していた会社時代の街並み

2016-06-28 22:03:31 | 日記

   亡くなった家内の兄嫁のお別れ会に出席するため久しぶりに神戸を訪れた。会場はポートアイランド内の兄宅に近いホテル。神戸空港からポートライナーというモノレールに乗って8分の所で、初めて神戸空港に降り立ったのだが、まだ発着便の少ないローカル空港の風情であった。まあ首都圏の人間にしてみれば、関西には大阪・伊丹空港と関空(関西国際空港)があるのに何で神戸に空港が必要なのかと考えるだろう。ただ今回は兄達の住家が神戸空港に近かったため、会場に行くには極めて便利で助かった。8年半前に神戸港からクルーズ船に乗船した時以来の神戸で、その時はまだ空港もなく新幹線を利用した。
   お別れ会では兄夫婦の子どもや孫と十数年ぶりに会うことになったが、顔はもうほとんど思い出せなかった。これも故人の引き合わせによるものであろう。この日は昼から酒浸りとなり、翌日愛知県豊田から車で来ていた次兄の車で六甲山などで遊んだ後、また神戸空港から帰京した。
  
三ノ宮駅を発つポートライナー/ポートアイランドを走る/神戸空港からの離陸機 

   今日はこれまでにも紹介をしたことがある会社時代の有志による月一度の定例飲み会。長い間新宿の居酒屋を会場として、その店の名前を会名に使っているが、先月は新宿の京王プラザ、今日は帝国ホテルでの昼の食事会となった。食事の方は私の加入している団体のキャンペーンによる割引価格だが、いつものようにガブガブ酒を飲んでいたのでは財布が持たないので、飲む方はチョー控えめに食事の方を楽しんだ。
   皆と別れた後私はかつて本社があったビルに向かった。先日通りがかりにチラッと工事しているところが見えたからだが、新橋一丁目一番一号というその現場の表示板には「〇〇ビル建て替え工事」とあった。それと同時にすぐ裏隣りでは旧東京電力ビル跡で工事をしていた。これまで共に8階建ての中層ビルだったのだが、恐らく高層ビルに生まれ変わるのであろう。時間があったのでさらに本社移転後の日本橋界隈に回ってみた。その一帯は現在大型の開発が進行中で、私の退職時から景色が一変してしまった。ビルの高層化だけでなく、新橋もそうだがかつて昼飯を食べたり仕事の後の一杯に通った飲食街の店がことごとく変わってしまっている。わずかに残っていた店を見つけると無性に懐かしくなった。昔の方が風情があったと思うのは、年寄りの単なる感傷であろうか。

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英国国民投票「EU離脱」の余波は?/近くの”温泉”へ

2016-06-24 22:53:35 | 日記

   イギリスが欧州連合(EU)を離脱することになるのか留まるのか、世界中(多分)が注目をしていた国民投票が日本時間の23日に行われ、わずかの差で離脱票が上回った。
   事前の予測でも離脱・残留が拮抗しており、そのために日本を含めた各国の通貨や株式の価格が上下動していたが、予断が許せない状況の中で開票が進み、開票の終盤でようやく雌雄が決した。移民問題をはじめとするヨーロッパの事情や経済への影響など私にはよく分からないが、今回の英国の国民投票が世界の多くの国の政治や経済に大きな影響を与えたことは間違いない。日本では日経平均株価がリーマンショック時を超える下落を記録したとかで、なまじのショックではない。
   安倍首相が消費増税を再先送りするために、先の伊勢志摩サミットで”リーマンショック”を持ち出して各国首脳から嘲笑されたが、今は「それ見たことか。私の先見性はどんなもんだ」とほくそ笑んでいるのかもしれない。 
   実際にEUを離脱するにはまだ多難な手続きが待っていると言うし、他の加盟国が同調してのドミノ倒し現象も起こるのか投票後の余波にも目が離せないと言う。

   前に何度か我が家からそう遠くない近郊の温泉施設で入浴を楽しんだことを紹介しているが、昨日はもう少し近い所(23区内)に家内と2人で行った。そこは「天然温泉 〇〇ゆけむりの里」と言い、回数券を買ってあってこれまでも利用したことがある。梅雨時の空模様のはっきりしない中ではあったが、老若混じって結構な入りであった。露天風呂をはじめいろいろな趣向を凝らした湯船が用意されているが、どうも温泉らしい湯船が見当たらない。東京近辺でも千~2千mも掘れば温泉が出て来るが、まずほとんどが褐色の温泉である。ここにはそういう色の湯はなかった。翌日インターネットで調べてみると「使用している地下水がこのほど”温泉”と認定された」とあった。まあ温泉の成分を含む地下水を沸した湯のようで、結局どの湯船の湯が”温泉”に当たるのかよく分からず興ざめであった。回数券がまだ残っているのだが、料金が少し高いものの冒頭に書いた施設の方がよい。

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梅雨とアジサイ/参院選スタート

2016-06-22 16:25:00 | 日記

   東京は雨がちの梅雨らしい空模様が続いている。「梅雨」と言えばシトシトとした長雨が相場であるが、大地震に襲われた熊本地方では今度は記録的な集中豪雨に見舞われ、土砂崩れや冠水などによる被害が出ている。かと思えば岩手県では竜巻と思われる突風が被害をもたらしたという。近年はこのように何か荒々しい気象現象が頻発しているが、地球温暖化による影響が少なくないようだ。人類が生活の欲望のために吐き出すエネルギーが形を変えて自らの身に降りかかって来ているのであろう。自制がきかずにこのまま行けば人類を始め多くの生き物が地球上からいなくなる日が来る・・・これはあながちSFの世界ではないかも知れない。

   ともあれ、梅雨空にはなんと言ってもアジサイの花がよく合う。
       

   今日(22日)、第24回参議院選挙が公示され7月10日の投票を目指して選挙戦の火ぶたが落とされた。と言っても舛添都知事問題で揺れに揺れた直後だけに、やや盛り上がりに欠けるスタートである。選挙投票権が18歳からに引き下げられる初の国政選挙であるとか、安倍自民党&公明党の独裁化阻止を目指した民進党の結党と野党の選挙協力が実を結ぶかという点に関心が集まる。安倍首相としては憲法改正を選挙の争点とすることを避けておいて、「政府与党が支持された」という結果を背景にして一気に憲法論議に突き進む算段と思われる。よく新聞などでは「1票の重み」とか「有権者として意思表示をしよう」と投票の重要性を書き立てるが、自分の1票で国政を変えられると実感する国民は多くない。それでも誰が選ばれるかは、まさに1票1票の集まりなのである。棄権だけは止めなければならない。

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舛添狂騒曲の幕引きとイチローの快記録

2016-06-18 09:47:28 | 日記

   再々の舛添都知事ネタで恐縮する。15日深夜の辞表提出から一日は新聞・テレビも舛添知事辞職の報道一色であった。続投に固執していた知事が辞表提出に至った背景と舞台裏の動き、疑惑が未解明のままの幕引きについての問題、都民の声や識者の論評、急を告げる知事選の候補者選び等々。7月10日投票の参議員選挙を控えて、話題が分散してしまった。結局事態は自民党の意向で動き、9月のリオ五輪まで続投で決着させようとしたものの、参院選が戦えないとして公明党が辞職勧告に踏み切るに及び都議会のドンが最後通牒を突き付け、安倍総理が「まだ先があるんだからここは我慢を」と裏約束をして幕を引いた・・・というストーリーなのだそうだ。

   既報のように私はこの騒ぎに業を煮やしていたが、”戦い”済んで購読紙にはこれらの狂騒曲に対する批判の声も載せられている。『舛添氏だけが悪いのか』という問いに対する識者の意見の中に「テレビや新聞の報道にはげんなりして見たくもない。舛添氏の首をとることが目的となって「お祭り」状態だ。芸能人を一斉にたたきまくる不倫報道と同じレベル」とし、「舛添都政を冷静に点検し、辞職のメリット、デメリットを開設するようなメディアはないのか。甘利前大臣のカネをめぐる問題は一体どうなったのか。落ち目になった人をたたくだけならマスメディアの権力監視などおぼつかない」と続けている。まさに”我が意を得たり”の論評である。途中で「これは誰の意見?」と思って名前をよく見たら江川紹子さんだ。さすがに筋金の入ったジャーナリスト、掲載新聞におもねらず大マスコミに切り込んでいた。

   16日にはアメリカから嬉しいビッグニュースが入って来た。イチロー選手の日米通算4257安打の記録達成の報せである。記録そのものは時間の問題だったのでビックリはしないが、日本人にとって朗報でありイチローの凄さを再認識させられる節目でもある。
   私はこのブログで何度も書いているように、野球で関心があるのは日本ハムの大谷選手と大リーグのイチロー選手だけ。当然嬉しいこと限りないなのだが手放しでは喜んでいない。日本では「世界記録」と騒いでいるが、「大リーグ記録」ではない。野球の本場アメリカでは日本のプロ野球の記録は参考でしかなく、公式には何も認められていない。だから4256安打の大リーグ記録を持つピート・ローズや多くの大リーグ・ファンも新記録とは認めていない。それはそうだろう。例えば韓国のプロ野球で350本のホームランを打った強打者が日本に来て519本を打ち、通算869本で王貞治さんの記録を抜いたとする。韓国では大騒ぎをするだろうが、日本で「王選手の記録を抜き世界記録を樹立」と湧きたつであろうか。それと同じ問題である。
   それで私は見出しに敢えて「大記録」とはせず「快記録」と表わした。 私はそれよりもイチローがあと21本に迫っている大リーグ3千本安打という大記録を達成し、「おまけに日本でも1278安打を打っている」大打者と評価されることの方を尊しと思っている。


  

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