昨年末最後のブログを繰ったら「年末によいニュースが届けられた。日韓関係の大きな障害になっていた慰安婦問題の解決に向けて両国の首脳が合意したことだ」とあった。「傲慢さが目立つ安倍首相と狭量な女性政治家と映る朴大統領が歩み寄ったことは大きい」と続けている。その当事者の一方である朴大統領は韓国国会で弾劾を決議され、命脈は風前の灯となっているが、もう一方の安倍首相は私の考え(好み?)に反して支持率は堅調。暮れの27日(日本時間28日)にはオバマ米大統領と共にハワイの真珠湾攻撃の犠牲者慰霊碑を訪れた。真珠湾攻撃をきちんと謝罪すべきだった、とか歴史認識で日本の誤りを表明すべきだったとかの論評も多くあるが、とにかく一歩前に踏み出したことは確かだ。ということで奇しくも昨年と似たような年末の話題となった。
今日の新聞(朝日)を開いて驚いた。『SMAP大応援プロジェクト』と謳った8ページ全面を使った広告である。かつてこれほどの新聞広告を見たことがない。プロジェクトの内容はよく分からないのだが、広告スペースとしては空前の規模と言えるし、8ページの内6ページは”支援者”の個人名だけがぎっしり並んでいる構成も奇抜である。今年一杯でグループを解散するSMAPの人気が絶大でそれほど広く浸透していることの証しではあるが、それにしても度肝を抜かれた。全国紙の新聞広告が1ページで如何ほどの値段なのか知りもしないが、その費用がどのように賄われているのかつい貧乏人は考えてしまう。
SMAPついでに、もう一つ。私の中国の教え子たちと交信に使っているSNSの何人かの教え子のホームページを開くと、憂いを帯びた美しい曲が流れて来るのだが、これまで何の曲のなのかは知らずにいた。そして最近のSMAP解散の報道の中で聴いた曲「夜空ノムコウ」がそれであったことが分かった。そうなのか、中国人の女の子が自分のテーマミュージックとも言える曲に選んでいるのだと考えると、SMAPの存在の大きさが今さらながら分かったような気がした。
大分から帰省している三男の家族と昨日は母の居る実家を訪ねた。今年96歳になる母は3歳の孫娘には一昨年会っているが、今年4月に生まれた孫娘を見せたいという三男夫婦の願いがあったのである。母にとっては15人目のひ孫にあたる(因みに孫は11人)。母は近所の人たちや古い知り合いに対して孫・ひ孫の数が最大の自慢のようなのである。この日は4世代13人が顔を合せて近くのファミリーレストランで食事をして帰った。
今日は三男家族と一緒に高尾山に登った。久しぶりでケーブルカーに乗った(普段はリフト)が、その後孫2人は父や母におんぶか抱っこで登ることになった。天気もよく頂上からの富士山も美しかった。参道途中の茶店は大半が新年の準備のため休店になっており、高尾で蕎麦を食べさせたかった家内はがっかりしていた。
(下の写真:左=母と三男家族 中=高尾山頂標識前で 右=高尾山頂からの富士山)
最後に、皆さんよいお年をお迎えください