フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

高齢者の食事会/少女誘拐事件/乙武氏のスキャンダル

2016-03-30 13:58:52 | 日記

   昨日は地域ボランティア団体が主催する高齢者のための講演&食事の会があった。市内の福祉活動のセンターとも言える社会福祉協議会の活動の一環である「ほのぼのネット」と呼ばれる地域団体で、市内28地区に分かれて活動をしている会なのだが、私がメンバーとなっている会では年に3回、お年寄り(後期高齢者)を招いて食事をし、生活に役立つ講演を聴き、軽い健康体操をし、そして演芸などで楽しんでいただいている。
   毎回お年寄り70名前後に講演・演芸の出演者、我々スタッフを加えて総勢100人を超える行事である。会場は前々号で5分咲きのサクラを紹介した我が家のすぐ近くの教育会館。折からの好天と7,8分咲きになったサクラが参加者を喜ばせてくれた。
   食事は毎回当番で弁当やお菓子、果物などを用意する。講演は今回「マイナンバー」について市の担当職員より、健康体操は毎回総括支援センターから、そして演芸はコカリナの演奏であった。「コカリナ」はオカリナではなく、ヨーロッパ生まれの「桜の木のオカリナ」と呼ばれる木製の楽器で、日本に入って20年で楽器として発展したそうである。10人による演奏を聴き、また一緒に歌った。
   広い講堂にテーブルを運び入れて並べ、イスをセットし、テーブルに食べるものを並べるなど会場セッティングはなかなか重労働である。言いにくいがボランティアスタッフには若い人はいない。どうかすれば招かれる側にいてもおかしくない年齢が多いのである。・・・ではあるが、やはり喜んでいただいて帰るお年寄りの顔をみると「よかった」と思うのである。
   
「マイナンバー」の講演   健康体操で体ほぐしを      コカリナの演奏

   ここ数日のニュースは少女誘拐事件で持ちきりである。中学1年の時に行方が分からなくなってから2年後に無事保護されたという。テレビの報道番組は全てこのニュースがトップ扱いとなったが、私は違和感があった。そんなに各テレビ局がこぞって血道を上げる事件なのだろうかと。確かに誘拐は卑劣で重い犯罪には違いないが、大概はそれに殺人とか身代金要求などが伴って凶悪事件になる。なんかスキャンダラス的な報道に陥っていないかと感じたりする。

   スキャンダルと言えばこの人の場合はスキャンダルそのものだろう。次の参院選挙に自民党から立候補予定だった乙武洋匡氏が週刊誌に暴露されて不倫を認めた。それも奥さん以外に5人もの女性がいたという。すっぱ抜いた週刊誌は異なるが、先には自民党の宮崎議員が不倫を理由に議員辞職したばかりである。乙武氏は立候補を取り止めるとネットのニュースに出ていた。”五体不満足”で売った乙武氏はハンディに負けない強い心と良識で世間の支持を得ていたと思うが、心の内側(愛情問題)までは見えなかった。私は個人的には乙武氏のシンパであるが、沖縄から立候補予定の元人気グループの歌手共々その知名度を政権党に悪用されることを不快に思っていたところだ。

 

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小学校の卒業式/杏林大学の新キャンパス/優勝はやっぱり白鵬だが・・

2016-03-27 18:01:32 | 日記

   一昨日の25日、今年も最寄りの小学校の卒業式に来賓の一人として出席させてもらった。昨年のブログにも書いたように、日ごろの安全見守り当番(学校安全推進員)としてではなく民生委員としてなのだが、私の中では形式的な来賓出席ではなく、多くの顔なじみの生徒とのお別れの場であった。そして胸がじんとなったのである。それとは別の話だが最近の子供は難しい名前が多いといつも思う。 学校からは卒業生全員の名前が載った案内をいただていて、一人一人名前を呼ばれて校長から卒業証書を受け取る時に初めて「へ~、そう読むのか」と思うことしきりである。「〇雄君」や「△子さん」が絶滅種になって久しい。
       
3分咲きの校庭のサクラが卒業を祝う 式を終えて記念の写真を撮ったり・・

   私の住む三鷹市に間もなく杏林大学の井之頭キャンパスが開設する。我が家から徒歩10分ほどの所に2年前から新しい新しいキャンパスの造成工事が続いていたが、1月16日に竣工し4月から八王子キャンパスの学生3500人を含む4000人の所帯が移動してやって来るのだ。既にある医学部および附属病院を中心とする三鷹キャンパスと一体化して三鷹で総合大学としての機能・体裁を整えるのだという。三鷹駅、吉祥寺駅からそれぞれバスで10分とアクセスがよく、近くには井之頭公園や玉川上水などの緑に恵まれた好環境である。近頃はコンクリートとガラスだけで出来ているような高層の学舎が多くてうんざりするが、この度のキャンパス内の建物はレンガ色と白に統一されてなかなか瀟洒な感じだ。
   迎える市民としては大勢の学生の流入による街の活性化や消費増大、産学官協働による街づくりなどに期待を寄せているところである。
【写真:①吉祥通りに面した新キャンパス ②正門と本部棟 ③キャンパス内西側にはバスロータリーも設けられた ④南側に並ぶ講義棟 フェンスの外側は市道のイチョウ並木になっている】

   

   大相撲春場所は今日白鵬36回目の優勝で幕を閉じた。序盤3日間は4大関揃っての土つかずで”異例”の幕開け。その内にケガがまだ癒えない照の富士が脱落、連続優勝して綱取りに挑む琴奨菊も”地”が出て元のクンロクに戻る中、どうした弾みかカド番大関の豪栄道が調子を上げて優勝戦線に。日本人力士で最も期待が高い稀勢の里も地力を発揮して終盤まで優勝争いをリードした。横綱陣は白鵬以外はまあいつもの通り。一方白鵬は初日に敗れはしたものの、その後は安定した土俵でこれもいつもの通り。結局白鵬が3場所逸していた優勝をものにした。ただ、千秋楽結びの一番で日馬富士を変化技で破った一番は場内だけでなく、NHKの実況放送の解説者からもブーイングが起きた。私もテレビで観ていたが、やはり盛り上がった優勝争いのクライマックスに水を差した感があった。 

 

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サクラ咲く/児童たちの心痛む出来事/進学(受験)競争

2016-03-24 14:17:04 | 日記

   東京は3日前に開花宣言が出たところで天候の方は三寒四温。街なかで見かけるサクラはまだ芽が出た程度のものからチラホラ咲いているものまで樹の個体によってかなり違いがある。その中で我が家のすぐ近くにある教育会館前のサクラの樹3本の内、1本は5分咲き位にまでなり(下の写真)残りが2から3分というところである。毎年3本が揃って見事な花を咲かせて会館利用者の目を楽しませてくれる。今年は例年より早く満開になることは間違いない。
         

   このところ中学生と幼児の痛ましい死のニュースが続いていて文字通り胸が痛む。
   中学生では親の虐待、部活指導教官によるシゴキや暴行、同級生などによるイジメやリンチ等々で命を奪われ、あるいは自らの命を絶っている。最近では間違えられた万引きの記録により高校推薦が受けられずに自殺したことが大きな反響を呼んでいる。
   幼児が親に殺されたり、容赦ないせっかんや暴行を受ける被害の報道も後を絶たない。人間の血が流れているとは思われないような所業であるが、その多くは親が内縁関係にあり、言葉を選ばずに言うなら「セックスが目的で結びついた二人には子どもが目障りで邪魔だった」 ことに尽きるのである。
   実は私は東京都の民生委員・児童委員の委嘱を受けている。児童福祉法の地域における担い手となるべき児童委員は民生委員をその任にあてることが法で定められており、かくして私はこうしたニュースに接する度に胸が痛むと同時に自分の担当する地域で起こったらどんな気持ちに陥るだろうかと身の縮む思いがするのである。

   今日は新聞の折り込みチラシの中に学習塾が目についた。日頃も多少はあったのだろうけれど、考えてみたら今は進学、進級の時期なのだ。
   そして大概有名大学や高校への「合格実績」のかっかくたる実績が大書されている。例えば東大〇〇名、早慶△△名!!・・・等々。だがみんなが気づいているように、各予備校のが発表する合格者を合計すると例えば東大など合格定員を超えてしまう。1回でもその予備校の模擬試験を受けたり、夏期講座などを受ければ「当予備校の成果」となるのだから、誇大宣伝もいいところである。
   
   話変わるが、過日の朝日新聞で「自分(中学生)は休みの日にのんびり過ごすのが大好きだが、なぜ休み(夏休みなど)には宿題がいっぱい出て、なぜ休み明けにテストがあるのだろう。教科書以外に学ぶことはたくさんあるはずなのに」という読者投稿に対する4通の意見が載っていた。それぞれ詳しくは略すが、結局は競争社会の成せるわざなのだろうと思う。親は子の進学(受験)競争を勝ち抜くために学力アップを望み、それを学校に期待する。学校では学校間の競争に、教師はクラス間の競争に負けまいと休み中の生徒の指導にまで気を使う。こうして生徒は宿題漬けになり、おちおち休めないのではないだろうか。
   幸か不幸か我々の小・中学校時代は大した宿題の記憶はない。確か夏休みに「宿題帳」みたいのがあったが、1日1ページだったろうか、序盤の1週間くらいで終わらせて、あとは遊び呆けた。そもそも夏休みはどうしてあるのか。うだるような夏の盛りに勉強などはかどらないから休校にしたはずだが、今は家では勿論、学校にも空調を入れよという時代である。何より少子高学歴志向の社会だ。かくして小・中学生から”ゆとり”の時間が奪われることになるのだろう。

 

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春本番間近/女子バドミントンの快挙/充実した大相撲前半戦

2016-03-20 18:51:28 | 日記

  ここ2,3日の陽気で桜(ソメイヨシノ)が各地で一気に開花したのではなかろうか。満開までには1週間ほどかかるであろうが、その露払いと言っては語弊もあるが桜満開に先駆けて春の花々が咲き乱れている。
               
      
    

   ニュース的には遅くなってしまったが、先日のバドミントン全英オープン選手権で日本選手が女子シングルス及び同ダブルスでダブル優勝という快挙が大きく報じられた。全英という由緒ある大会で、シングルスは奥原希望選手が39年ぶりの、ダブルスは高橋礼華、松本美佐紀両選手が38年ぶりの優勝という。バドミントンは現在中国が優位にある競技で、両種目とも中国勢を撃破しての優勝であった。その前には世界卓球選手権(団体戦)で日本は男女とも決勝に勝ち上がったが、強敵中国の壁にはね返されたばかりであった。共に英国生まれのインドア競技で中国が強い。今夏のリオ五輪でも両国の激突が注目される。

   大相撲春場所は今日8日目、折り返しの中日を終えた。序盤3日間に横綱が一人づつ敗れたのに対してクンロク大関陣は予想に反して4人とも全勝の好発進。私は大相撲の場所の充実度を横綱・大関陣の合計勝敗で計る。それでいうと、この序盤の3日は横綱大関7人合計で18勝3敗は近来にない”充実”ぶりであった。そして迎えた中日、故障明けのカド番大関照の富士が3敗したものの、カド番常連の豪栄道と連続優勝で綱取りを狙う琴奨菊が1敗、稀勢の里が全勝で共に大関の責務を果たし優勝戦線を走っている。横綱陣は白鵬と鶴竜が1敗、日馬富士が2敗とまずまず合格点。横綱大関合計では47勝9敗となり、一人平均勝率8割4分の充実度である。これから後半戦は7人による星の潰し合いとなる中で、琴奨菊の連続優勝・横綱昇進が成るか、稀勢の里が春場所を制して自ら横綱争いに躍り出るか等場所が盛り上がりそうである。

    

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清原報道に食傷/ミャンマーで新政権誕生/女子マラソン五輪代表選考結果

2016-03-18 10:58:26 | 日記

   今や「被告」という前置詞がつく元プロ野球清原選手が500万円の保証金を払って、昨日夕方釈放された。拘留されていた警視庁本部前には数十台のテレビカメラと百数十人の記者が取材に殺到していて、パソコン作業方々テレビを観ていた私の目には異様に映った。清原被告が出て来るのを今や遅しと本部前で押し合い圧(へ)し合いして待っているのだ。中には街路樹に上ってカメラを構えている者もいる。空からはヘリで現場中継をしており、地上のその姿はさながら餌にたかるアリの群れのようであった。そして清原被告を乗せたらしい車(中はスモークガラスで見えない)が出て来るとアリの群れがわっと動き、今度はバイクに乗った取材班が追いかけ始める。それをまた空からヘリが追って中継放送するのであった。清原報道はもういいよ、と言いたい。確かに名の知られた人だし、覚せい剤使用のニュース性は高い。でもそこまで過熱をするのか。それほどの大人物なのか。逆にマスコミの取材陣がみんな雑魚(ザコ)に見えて来た。

   かつてはビルマと呼ばれたミャンマーの新大統領が決まり、50年以上に亘った軍事政権に別れを告げる。国会で選出された大統領はティンチョー氏。軍政に屈することなく30年近く民主化運動を進めて来たNLD(国民民主連盟)の党首アウンサンスーチー氏の腹心と言われ、民主化勢力の政権誕生となったわけである。元々親日国であるミャンマー、政権からいわれなき弾圧を受けながら長年民主化運動の象徴であったスーチーさんの健気な姿に共感する日本人も多かったに違いない。メディアもスーチーさんが正義で軍事政権は悪、という扱いであった。ビルマの独立運動を主導し「ビルマ建国の父」と呼ばれたアウン・サン将軍を父に持ち、華麗なる経歴と知性、そしてあの容姿。ミャンマー国民ならずとも心酔しそうである。それだけに軍事政権側は弾圧の手を緩められなかったのであろう。民主政権は誕生したが、民衆の人心が一つになっている間はいい。ミャンマーに民族や宗教の対立があるのかどうか知らないが、そういうものから内紛や権力争いが起こりはしないのか不安はないだろうか。その時にはまた軍事勢力が頭をもたげるのが常だから。

   いろいろ問題が投げかけられたマラソンのリオ五輪代表の選考結果が発表された。その話題の女子代表は昨年の世界選手権で日本人最高の7位入賞で内定していた伊藤舞選手、1月の大阪国際で設定記録を破って優勝した福士加代子選手、そして先の名古屋ウィメンズで日本勢最高の2位に入った田中智美選手の3人となった。
   昨年の世界選手権で自動的に内定した伊藤選手を除く2人は「選考対象の3レースを見て総合的に判断する」とされており、福士選手が好記録で優勝しても”内定”を出さなかったし、名古屋のレースでの日本人最高の田中選手にもすぐ内定を出さなかった。まあ結果的には妥当なところに落ち着いた。私は伊藤選手のことは全く知らなかったけれど、福士選手はぶっちぎりかつ好記録で優勝したし、名古屋では終盤まさに”死にもの狂い”の争いを演じた末の田中選手の代表獲得となった。特に福士選手は日本女子最高齢の五輪マラソン出場となるそうだし、田中選手は昨年横浜マラソンで優勝したのに世界選手権の選考に漏れた悲劇のリベンジを果たした代表決定という。女子の方にはそうした話題があるが、男子の方はオール30代で話題も期待もない顔ぶれである。


  
  

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