世界的に感染の勢いがとどまるところを知らない「新型コロナウィルス」。その呼び名は今や「コロナ」だけで済まされている。感染が確認され拡大しつつあった1月、2月では「新型コロナウィルス肺炎」と呼ばれたがその内「新型コロナウィルス」になり、次第に「新型肺炎」「新型コロナ」「コロナウィルス」などと略して呼ばれ、そして今では「コロナ」だけで通じる。「コロナ」は新型のウィルスの形状が「太陽の周りなどに現れる光の輪=コロナ」に似ていることから名づけられていると聞くが、そのことはもうどうでもよく、「コロナ」と言えば今では「新型コロナウィルス肺炎」以外のことは考えられなくなっている。よその国ではどう呼ばれているのだろうか興味がある。
日本では元々、日常よく使う言葉を段々短縮して使うようになることは珍しくはない。特に若い人たちの仲間内では競って省略形を使う。「マジで?」は「マジ?」になり今では「マ?」と言うのだと何かに書いてあった。
ただ「コロナ」については長ったらしく書かなくっても(あるいは言わなくても)誰でも分かるようになったので、簡略表現が許されているのだと思う。
アベノマスク・・安倍首相の経済政策の「アベノミクス」を文字って、コロナ対策として国民全員にマスクを配る政策を揶揄して「アベノマスク」と呼ばれているのだが、安倍首相のマスク姿はいただけない。マスクが小さくて顎がきちんと覆われていないのだ。厚生労働省が全国至るところで掲示したり配布したりしているチラシやポスターの中に次のようなものがある。
左はマスクが顎をキチンと覆っていない例である。安倍首相は明らかにこれを守っていない。一国の代表者が毎日この姿で現れるのである。国民に支給するマスクもこういうものなのであろうか。そして「それでいいんだろうか」と大きな疑問を抱く。
一方でコロナ対策ではメディアへの露出が総理並みあるいはそれ以上の小池都知事。私は華美なマスクだなと感じる。女性として少しファッショナブルに、という気持ちも分からぬではないが、連日のファッションではちょっと目に余る。
これについてはやはり賛否はあるが、女性の間では概ね評判がいいとのことだ。まあ、首相よりはずっと良いとは思うけど。