サッカーのW杯ロシア大会で日本は決勝トーナメント進出を決めた。2大会ぶり3回目、1次リーグ出場32チーム中下から3番目の世界ランキング61位の日本にとっては”快挙”と言える。
昨日(28日)深夜に行われた1次リーグ最終戦では、日本が勝てば勿論、引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる。負けても条件によっては進出という絶対的好条件の中で、試合は0-1で敗れたが「条件次第」の内のまさにギリギリで進出が決まった。セネガルとは勝ち点、得失点差、総得点とも全く同じ、直接対戦は引き分けで残る条件のフェアープレーポイント(警告や退場の少なさ)という首の皮一枚だけの分かれ目であった。
昨夜は少し疲れていて体がだるかったので仮眠を取って23時からのテレビ中継に備えたのだが、迂闊にも目が覚めたら試合は後半30分近くになっていた。0-1でポーランドのリード。ハラハラして観ていたら、同時進行のもう一試合の方のセネガルも0-1でリードされ、「このままの状態で両試合が終われば、日本が決勝トーメントに進出」というアナウンサーの説明で時間消化を待つばかり。ところが当の試合の方も両チーム全く攻撃する姿勢はなく、明らかに試合終了までの時間消化に徹していた。熱戦を期待する観客席から起こるブーイングの声がテレビを通じて伝わって来たが、アナウンサーも解説者も「このまま作戦」を推す形でめでたく試合終了。そのあとテレビは解説者やサポーターの喜びの声、歓喜に沸く街の様子一色となった。
W杯サッカーの試合をニュースなどで観てもスピード感やテクニックが全く日本のJリーグなどと違う。私は元々Jリーグなどに興味がなくテレビ中継など観もしないが、それにしても世界のトップスターが競う試合の迫力はやぱり違うもんだ、と改めて思う。日本の進出でW杯の決勝リーグも楽しみになって来た。
野球の方では唯一期待の大リーグ大谷選手が故障で試合に出られないので関心のある話題がないが、プロ野球はオールスター戦を迎えるようだ。娯楽の少なかった私の少年・青年の時代はプロ野球がテレビ放送の花形スポーツで、中でもオールスター戦などはワクワクしたものである。王・長島は勿論、打者では中西、野村、張本、山内、榎本、投手では金田、稲尾、杉浦、米田、梶本などの時代が最も印象深い。
今朝の新聞に選手が選ぶオールスター出場選手が載っていたが、セ・パ19ポジション(パリーグだけ指名打者あり)の内、私が知っている名前は10人ほど、所属チームまで分かる選手は6人と寂しい限りだ。現在の日本プロ野球を代表する選手ですらこの程度なので関心の程度が知れる。因みに選手間投票での初選出がセリーグ1人に対してパリーグは5人となっていた。パリーグは若手成長選手が多いということなのだろうか?
昨日の購読紙に大衆週刊誌の「週刊新潮」と「週刊文春」の広告が見開きのページで並んでいた。見出し読みだけだが、「文春」のトップ記事は「週刊新潮が食べてはいけないという国産食品は本当に食べてはいけないのか?」の大見出しで、”食品安全委員会の東大名誉教授の異議”として前週の「新潮」の記事を徹底的に反論している。
その隣の広告で「新潮」の方は「食べてはいけない国産食品実名リスト第7弾」をトップ見出しに大々的に報じるスタンスだ。このマッチ&ポンプ合戦はずっと続くのであろうか、週刊誌を買いもせずやじ馬の目で眺めている。