フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

半沢・あまちゃん終る

2013-09-29 21:41:59 | 日記

  

 社会現象にもなっていた人気テレビドラマが先週相次いで終了した。
   その一つTBSの「半沢直樹」は堺雅人演じる主人公が大银行の中で相次ぐ理不尽に立ち向い、「倍返しだ!」(後に「10倍返しにエスカレート)と啖呵を切って敵役をやっつけ、視聴者の溜飲を下げるというドラマ。堺雅人の独特な目力も話題の一つになった。その最終回は取締役会の満座の中で、敵役の常務を完膚なきまでに論破して土下座させるという展開になったが、この場面は視聴者には”溜飲”を通り過ごして「私恨晴らしではないかと」と思わせるほどのシーンであった。そして、それを受ける形で常務が平取締に降格するものの行内にとどまり、一方の半沢は飛び級の出世どころか子会社へ出向(=左遷)という含みを残した暗転の結末になった。この最終回は視聴率42%という、民放のドラマで史上最高だったとか。

  もう一つはNHKの朝ドラこと連続テレビ小説の「あまちゃん」。毎週のテレビ視聴率ランキングで常に20%台を維持してトップまたは「半沢直樹」に次ぐ数字を挙げていた。また週刊誌の広告で「あまちゃん」の見出しや「北の海女」の鉢巻きをしたヒロインの写真を見ない週はなかった。私も番組は時々しか見られなかったが、ヒロイン役の能年玲奈さんのファンになったことを2度ほどブログに書いた。エンディングとなる最終週は頑張ってほとんど見たが、アキちゃんこと玲奈さんの弾ける笑顔に加え、小泉今日子や薬師丸ひろ子などの贅沢な出演者、宮本信子、渡辺えりなどの脇役陣のキャストを見てこれで退屈するなんていうことは考えられないとも思う。今まで見たこともなかったユイちゃんこと橋本愛もドラマに花を添えていた。
   オープニングの軽快な音楽に乗って、晴れやかな一日のスタートを切った主婦は数え切れなかったことであろう。

   大相撲秋場所は白鵬の4場所連続、通算27回目の優勝で幕を閉じた。他の1横綱4大関が束になっても白鵬1人に対して成す術もない。私は前からクンロク大関の不甲斐なさを嘆いているが、相変わらずの体である。一方、体力・精神力もピークを越したといわれる白鵬だがそんな連中の追随を許さず、取組みを観ていても相撲の格が違う。
   こうした大相撲に期待の新星が現れた。秋場所新入幕で注目された遠藤聖大である。今年3月の新弟子検査で相撲界に入ったばかり。幕下付け出しでデビュー後3場所で入幕し、シコ名も本名でまだ大銀杏の髷も結えない新人だ。しかし、土俵に上がると取り口も所作も堂々としている。終盤ケガで欠場してしまったのが残念だが、12日までで9勝を挙げた。アマチュア相撲で実績があると言うものの、野球などと違ってアマとプロの実力差が大きい相撲の世界での話だ。来場所以降楽しみである。

[今日の花と実]

      
         タヌキマメ狸豆:マメ科)       ノリウツギ糊空木:ユキノシタ科) 

            
                      ザクロ石榴:ザクロ科)の実     ヨウシュヤマゴボウ洋種山牛蒡)の実

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反日感情/楽天優勝/安藤再起

2013-09-27 11:00:27 | 日記

   昨日は今にも雨が降りそうなどんよりした天気で、夕方からは肌寒いほどの陽気であった。今日は秋晴れの好天気、大変爽やかである。
  
   過日、大学のクラスメート2人と食事をしながら歓談し、昨日は同じ会社のOBによる月1の恒例の飲み会があったが、共に言いたいことを遠慮なく話せる間柄で楽しい時間が持てた。その中で、私が中国に行ったことで中国人の反日感情について問われた。先日のブログで取り上げた世界的指揮者の小沢征爾さんの言葉(19日、朝日新聞)を引用して、「個人レベルでは全く反日的感情はなかった」と答えたが、やはり皆日中、日韓の関係悪化について心配をしていているのだ。

   スポーツの秋だからという訳ではないけれど、スポーツの話題が盛りだくさんである。
   楽天イーグルスが球団創設9年目で初めてパリーグのリーグ優勝を決めた。私は勿論であるが、誰もが「まさか」と思うサプライズであろう。セ・パ交流戦辺りで調子が上がって来たが、連勝を続ける田中マー君の貯金で喰っているだけで、いずれ定位置の下位に戻るものと思っていたのだが、マー君の快投は止まるところを知らず、それ以外の試合でも6つの勝ち越し(優勝決定時)をしている。
   楽天は不振のパリーグが5球団制を打ち出した時に妥協の産物で生まれた球団であり、戦力的に明らかなお荷物チームであった。果たして1年目のシーズンは38勝97敗1分と大惨敗でスタートした。その後野村監督や現星野監督などによる指導と球団経営者の注力、それに東北地方のファンの後押しがあって、ここに一気に花開いてリーグの頂点に立った。しかし、今シーズンは田中投手が出来過ぎであり、今後常に優勝を争えるかどうかは疑問である。
   それにしても今シーズンのマー君は神がかり的に凄かった。

   ちょっと話題が芸能記事に近いが、フィギュアスケートの安藤美姫選手がドイツで開催された公式競技で出産後初めて出場した。その映像が昨日のスポーツニュースそして今日のワイドショーなどで繰り返し流された。極秘出産を打ち明けたインタビューで話題になった時、私は安藤選手はトロイ感じがして浅田選手のようには好きでないことをブログに綴った。だが、授かった子供を大切にする気持ちが伝わって来たし、今ここに育児と選手生活の両立に挑む姿を目にしてちょっと考えも変わった。長い競技のブランクはあったが、世界の舞台で再び舞う力は失われていないようだし、再起するその姿を応援したい気持ちになった。

「今日の花」 

      
                        ミヤギノハギ宮城野萩:マメ科)

 

          
    ススキ/別名尾花:イネ科)       ダンチク (暖竹:イネ科)             

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お彼岸/国際交流フェスタ

2013-09-23 17:06:51 | 日記

           

   上の写真はご存じのヒガンバナ彼岸花/別名:曼珠沙華)。今日は秋分の日、彼岸の中日である。
   彼岸と言えば墓参り。毎年春と秋の彼岸には母とともに兄弟揃って亡き父の墓参りに行くことにしているのだが、行楽シーズンの祭日のこととて高速道路の渋滞に巻き込まれることが多いため、最近では彼岸を外して墓参りをしている。墓苑は富士山の麓にあり、春は桜咲く4月に、秋も今年は来週の日曜日に出かける予定である。93歳の母はまだ健在で、こうして毎年、10年前に亡くなった父の墓参りを欠かしたことがない。


   昨日は秋空のもと、井之頭西園のグランド広場で毎年恒例の「三鷹市国際交流フェスティバル」が開催された。三鷹市在住の外国人との交流を図ろうと企画されたこの催しも今年で24回目を数える。年々参加する国の人達が増え、観客の数も増えているが、今年は欧米、中南米、東南アジア、オセアニア、アフリカなど世界の地域30数ケ国の参加があったようだ。また観客も広い会場に溢れるほどの人が集まり、祭典を楽しみ、あるいは行列を成して参加国のお国料理を買い求めたりしていた。
   天気が良すぎて木陰が恋しいくらいであったが、周りは緑豊かな井之頭公園であり、木の下で食事を楽しむ家族連れなどの姿も多かった。  

    
左:ビートルズ・ナンバーを演奏する日本のロックバンドに観客も体でリズム取って聴いていた
中:どこの国か分からないが、独特の楽器を奏で、子供などが武道のような舞のようなパフォーマンス
右:お馴染みのスコットランド地方の民族楽器バグパイプ。ステージ演奏前の予行演習をパチリ


   
左:民族衣装の着付け教室も。写真は日本の花嫁衣裳?
中・右:各国のブースでは民芸品や特産物などが即売されていた

  
お国自慢の料理のブースはどこも長蛇の列。大体一品400円でまあ縁日価格といったところか

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ローマの休日」と「あまちゃん」

2013-09-21 22:55:07 | 日記

   爽やかな秋空が続いて気持ちがよい。
   今日は夕方から市内の芸術文化センターの映画会の「ローマの休日」を観に行った。この文化施設の定期的な催しとして、1年ないし半年くらいの期間でテーマを定めた映画会を企画し、毎月1日(2回)上映されるのだ。これまで黒沢明や小津安二郎などの監督作品シリーズや三船敏郎、高峰秀子などの俳優の作品シリーズなどが上映されて来たが、今は『洋画の名作をあなたに』と題する映画会が催され、今後「アラビアのロレンス」や「シェルブールの雨傘」「鉄道員」「ゴッドファーザー3部作」などが続々と登場する。
   今日の「ローマの休日」は洋画として日本で最も愛された映画なのではないだろうか。あのオードリー・ヘプバーンの可憐さが多くの映画ファンを虜にした不朽の名作である。私もこれまで何回観たことだろう。劇場は勿論、テレビでそしてDVDを買って・・・。それでも見飽きない。このシリーズのプログラムのキャッチ・コピーに『何度観ても、新しい』とあったがその通りだと思う。そしてまた、やはりスクリーンの画面である。テレビ画面などとは全く趣が異なる。
   この映画が公開されたのは私が小学生の時。勿論、当時映画館で観たことはないが、劇中ヘプバーン演じる王女がローマの街の理髪店でショートカットにした髪型が「ヘプバーン刈り」として若い女性に大流行したのを覚えている。クラスで一番のオシャレだった子がこの髪型にしてちょっと注目をされていたことも懐かしい思い出である。

   話は変わるが、昨日朝のNHKの情報番組「あさイチ」に人気朝ドラ「あまちゃん」の主役、能年玲奈さんが出演していた。前に書いたと思うが私は「あまちゃん」のファン、と言うよりこの能年さんのファンである。朝にこの人の弾けるような笑顔を見ると本当に楽しくなる。ところが、家内は家庭の主婦の多くがそうであるようにNHKの朝ドラの常連視聴者なのだが、どういう訳か「あまちゃん」はほとんど観ない。私は朝ドラを自分から観ることはなく、家内が点けているテレビを横目に観ているのがほとんどであったが、初めて自分で観たい気になった。しかし家内が観ていないため時々しか観ることができず、惜しい気がしていたが、この日の「あさイチ」では頬を緩めっ放しで番組に見入っていた。「あまちゃん」は収録が終わり放映も残り一週間だそうだ。能年さんは次、どんな番組にどんな役で現れるのだろうか、また観たくなりそう。


[今日の花] 

        
 ワレモコウ吾亦紅:バラ科)   ハマギク浜菊:キク科)  アキノタムラソ秋の田村草:シソ科)

     
             
               ノボタン野牡丹:ノボタン科)     オオベニタデ大紅蓼:タデ科)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隣国との友好「大事なのは一人ひとり」

2013-09-19 11:16:01 | 日記

   台風18号が去った後、秋晴れの良い天気が続いている。2020年の東京オリンピックはこんな時期にこそ迎えたいものだと思うが、既に7月24日から8月9日までの開催が決まっているという。前にも書いたようにオリンピックの最大スポンサーとなるテレビ局側の意向によるものとかで、東京の気候としては最悪の時期と考える。

   今朝の朝日新聞の一面と社会面にわたって、『日中関係「大事なのは一人ひとり」 小沢征爾さんは語る』というインタビュー記事が載っていた。
   記者が「日中関係が冷え込んでいます」がと問いかけると、「冷え込んだって言っているけど、それは政府の人が冷え込んだんだ」「俺なんか全然冷え込んでいない」「政府がどう言ったからとか、新聞が書いているからではなくて、大事なのは一人ひとり」と語気強く語ったそうである。
   世界的な指揮者である小沢氏は旧満州の生まれであり、現在中国の音楽界とも交流があるという。
   私は先日中国へ行ったばかりでその様子をブログに綴ったところだが、この記事を読んで「全くその通り」と共感した。

   また、社説のページの署名記事のコラムに『憎悪の倍返しはごめんだ』という、日韓関係の冷え込みを憂える記事が載っている。これを読んでも思うことは、政府は必ずしも民意を代表しておらず、むしろ民意に反しているのではないかとさえ感じられ、またメディアも反感を煽る側に回っていると感じるのである。双方の国に危機感を募らせて良いことは一つもないはずだが、危機感を募らせ仮装敵国を作ることで民意を操ることは為政者の常套手段だ。北朝鮮や中国がその典型であり、いまや韓国と日本もその仲間入りをするのか。東アジアに平安がやって来るのか、「大事なのは一人ひとり」をどのように拡げたらよいのであろうか。


[今日の花] 

    
    キクイモ菊芋:キク科)    ミズヒキ水引:タデ科)    ヒナタイノコヅチ日向猪子槌:ヒユ科)

    
  ヤマジノホトトギス(ユリ科)     ツルボ蔓穂:ユリ科)   ムラサキシキブ紫式部:クマツヅラ科)               


         

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする