フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

またまた小保方会見

2014-04-13 17:13:04 | 時事トピックス

   小保方晴子さんの記者会見はその後週刊誌やテレビのワイド番組などの格好のネタになり、すっかり社会現象になっている。科学論議から組織・人間関係論、それに週刊誌のスキャンダル・ネタと様々だが、私は小保方さんの上司にあたりSTAP細胞論文の主要著者でもある理研の笹井芳樹氏が新聞社の取材に「STAPは本物の現象であり、会見を開く方針である」と答えたとの記事に関心を寄せている。今週には科学的な見解が進展しそうである。
  
   ところで今日の昼頃、外出から帰ってテレビを点けたらバラエティー番組で丁度この話題の最中であった。「小保方会見に潜入取材 どこも報じない現場ウラ側」とあった。その中で、小保方さんがSTAP細胞作製に200回成功したと言ったことに対し「細胞の培養には1週間かかり、成功率は30%とも言っているので200回成功するには666週間(12.8年)かかる。小保方さんが18歳の時から実験を続けていることになる」との評論家のコメントが紹介されていた。私も会社時代に生化学に関する分野にいたことがあるが、1サンプルに1週間かけ、また次のサンプルに1週間・・・なんていうバカな実験をする者がどこにいる?と聞きたい。培養だけなら何十サンプルも同時にできるのだ。こんなことも知らない低レベルのコメントを取り上げる放送局(番組製作者?)も無知丸出しであった。前の号で「百家争鳴」という言葉を使ったが、世の中十分な取材や裏付け取りもしない”専門家”の評論がいかにまかり通っていることか、その一例ではある。
  

[今日の花]

    
     シデコブシ(幣辛夷)     ウグイスカグラ(鶯神楽)  ウメザキウツギ(梅咲き空木) 

    
       アオキ(青木)        キジムシロ(雉莚)      フデリンドウ(筆竜胆)

 

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渡辺喜美代表辞任/輪島功一さん/小保方さん会見

2014-04-09 22:14:58 | 時事トピックス

   8億円に上るカネでみんなの党の渡辺喜美党首が辞任に追い込まれた。そのちょっと前には猪瀬東京都知事が5千万円のカネの問題でその職を辞したばかり。初めは「選挙資金ではない。個人的に借りたものだ。」と全く同じ言い逃れをしたところで、やはり逃れ切れなかった。私が前に書いたように、「浜の真砂は尽きるとも、世に政治とカネの問題のタネは尽きまじ」というところで、表面化していない事例はゴマンとあるのではないか。

   昨日、自転車で吉祥寺にでかける時に井の頭公園脇で輪島功一さんに出くわした。プロボクシングの元スーパーウェルター級世界王者。「かえる跳び」と称された変則ボクシングながら通算6度の防衛を果たした往年の名選手は、ボクシング界引退後井の頭公園の美化のためのゴミ拾いを続けており、私も時折「ご苦労さま」と声をかける。その輪島さんが先日の袴田事件再審決定のニュースの中で、ボクサー仲間として長い間袴田死刑囚を支援していたことを知った。それで「長い間ご苦労さまでしたね」と声をかけたのだが、輪島さんは時に声を荒げて恐縮しながら「警察・検察は正義より組織の体面が第一。奴らは人間じゃない」と語っていた。冤罪が明るみに出る度に我が国の司法の暗黒部分に慄然とするが、袴田事件の”真実”が早く明らかになることを祈る。

   今日午後からマスコミは「STAP細胞」論文の小保方晴子さんの記者会見で持ちきりであった。テレビはほとんど中継や解説番組を放送していた。小保方さんの所属する理化学研究所(理研)の内部調査とその発表では、ネイチャーへの投稿論文の主著者の小保方さんには改ざんおよび捏造の不正があり、他の共著者には不正はないと結論づけられた。それに対して小保方さんは「到底承服しがたい。不服を申し立てる」と言っているとされていたが、今日ようやく本人の記者会見と相成った。会見で小保方さんは声高に理研を批判するということではなかったが、多くの関係者に感謝とお詫びの意を表しながら理研の結論には敢然と異議を唱えた。そして核心のポイント「STAP細胞はあるのか」との質問には「あります」と断言し、「200回くらい作った」とも述べたが、それを証明できるようなものが出て来なかったのは残念である。この問題、論文の稚拙さや不備を追及するより、「STAP細胞」の有無を早く確認して欲しいものである。

[今日の花]

   東京地方はサクラ(ソメイヨシノ)は満開のピークを過ぎ、既に散ってしまった所もあろう。これから八重咲きをはじめ遅咲きのサクラが続々と咲いて来るが、これまでの約10日間は上の方ばかりを見ていた気がするが、足元を見れば道端や草むらにも春が着実に訪れている。

     
           春の野草の代表 スミレ(菫) これはタチツボスミレか?

           
        ハコベ(繁縷)=春の七草のハコベラ     カラスノエンドウ(鴉の豌豆)  

         
           左=オオイヌノフグリ(大犬の嚢右=ハナニラ(花韮)の群れ

       
                 ←セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)

下は神代植物園の野草園に見られるもので、その辺の路傍や草地では見ることはできそうもない。        

       
     キクザキイチゲ(菊咲一華)            ミスミソウ(三角草) 

 

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父の急死にも負けず吉田選手/航空機行方不明の謎

2014-03-17 11:17:32 | 時事トピックス

   女子レスリングの無敵の女王、吉田沙保里選手が顔をグシャグシャにして大泣きした。
   レスリングのW杯(ワールドカップ)国別対抗戦の開幕直前に自身のコーチでもあったお父さんを突然亡くした悲しみの中で、出場の決意を示した会見でのことである。W杯に向けた合宿へ上京する車中で悲報を聞いて引き返し、告別式もそこそこに翌日からの大会のマットに立った。そして決勝まで4試合に完勝して日本を優勝へ導いた。傑出した強さで、敬愛する肉親の不幸にも打ち克った姿に多くの国民の賞賛の目が注がれている。「国民栄誉賞」に恥じない、真の女王に拍手を送りたい。

   大相撲春場所は昨日、中日を迎えたが白鵬、日馬富士の両横綱が全勝で折り返し、綱取りに挑む鶴竜も1敗で追っていて場所は充実している。入幕4場所目で前頭筆頭に昇進した注目の遠藤は序盤の横綱・大関戦に格の違いで4連敗し、さすがに荷が重いかと思わせたが、5日目に大関稀勢の里を破ってからは4連勝して星を5分とし、館内を大いに沸せている。すっかり遠藤ファンになっている家内はテレビで応援するだけでは飽き足らず「五月場所は国技館に行こう」とせがんでいる。また、エジプト出身の大砂嵐は力強さにうまさも加わって初日から7連勝。昨日の遠藤との注目の対戦で黒星を喫したが幕内下位にいて場所を盛り上げるなど、後半戦も楽しみな大阪春場所となっている。

   新聞・テレビでは連日、STAP細胞の論文疑惑と飛行中に突然行方不明になったマレーシア航空機の謎の報道で賑わっている。世界的な科学雑誌の「ネイチャー」の審査を通って掲載され、「世紀の大発見」と称賛された論文にアレもコレもと問題点が噴出して、論文取り下げの方向に動いている。「リケ女(理系女子)の星」小保方さんは一体どうなるのでしょう。一方マレーシア航空機の方は通信が途絶えてすでに8日、まだ何の手がかりも掴めず謎のままだ。現代の”神隠し”にでも遭ったのか?

[葉を愛でる] 

   樹木などの葉を愛でるのは大体秋の紅葉・黄葉くらいなものだが、いつもの季節の花の代えてちょっと・・・。
   神代植物園の中のアジサイ園附近を歩いていたら枯れ枝ばかりの中に鮮やかな黄色い”花”が見えた。はて、今時こんな所に咲く花があるかなと思い近寄ってみたら、アジサイ科のバイカウツギ(梅花空木)の前年の残り葉だった。とてもきれいだったので写真に収めてみた。。

    

   写真下左はお馴染みのナンテン(南天)の葉。家の裏庭などによく植えられ、真っ赤に熟す小さな実が観賞されるが、私は紅葉というのか真冬でも赤い葉が好きである。 写真ではきれいな赤色が再現できていないのが残念でならない。右はクマザサ(隈笹)。よく「熊笹」と書かれるが熊の出るような山中の笹だと錯覚されている。緑色の葉に白いふち(隈取り)があるので隈笹が正解と思う。以前にも一度登場したが、この幾何学的な模様が何とも美しい

         

 

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JAPANESE ONLY?

2014-03-15 23:14:27 | 時事トピックス

   サッカーJリーグの浦和レッズのサポーターが掲げた「JAPANESE ONLY」の横断幕が大変な問題に発展している。サッカーに「人種差別」を持ちこんだとして、管理責任のある浦和球団は次の主催ゲームを無観客試合という、屈辱的なペナルティーを科された。主催側のレッズの選手だけでなく相手チームの選手も、観客が一人もいないスタジアムで公式試合をしなければならないのだ。
   心無いファンのしたことで、これだけの波紋を呼ぼうとは当人たちも予想しなかったのだろうが、Jリーグ一の観客動員数を誇るレッズには過熱したファンがよく問題を起こすとで知られる。私は特段サッカーファンではないけれど、日本ではッカーほど国際化が進んでいる競技はないと思う。今のJリーグが外人監督や外人選手なしで成り立つだろうか。また、日本を代表する数多くの選手が軒並み海外のプロチームに所属している。W杯(ワールドカップ)出場の常連国にもなっている。そんなサッカー界でJAPANESE ONLY?  まあ、真意は熱心な常連サポーターが陣取るゴール裏の席には外人なんか来るなということらしいが、それにしても特権意識というのか排他的、それが「人種差別」「国粋主義」の批判の嵐を引き起こしてしまった。
   私は元々プロ野球やJリーグの観戦で一部の熱狂的ファンが大音量の鳴り物や派手な大旗を振り回して応援しているのが嫌いである。試合そのものを楽しみたい観客には迷惑千万な話だ。応援は歓声と拍手だけにとどめたいものである。

 
[今日の花]

    
                   ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)

    
 ナズナ(薺)いわゆるペンペングサ   ラッパズイセン(喇叭水仙)     キズイセン(黄水仙)

 

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大雪被害/五輪感動続く

2014-02-19 16:56:38 | 時事トピックス

   2週にわたる大雪で各地に深刻な被害が出ている。東京ではちょっと雪が積もると通行者が足を滑らせてケガをしたり、交通網が混乱したりしてすぐニュースになるが、今回は広範囲にわたる記録的な大雪である。各地の鉄道や幹線道路が不通になったり、雪崩や雪かきで多くの死者が出たり、村落ごと雪の中に閉じ込められたりした。また野菜を中心に食品が品不足となり、値上がりしているという。高速道路や国道で何キロ、何百台もの車が動けなくなった光景がニュースになり、車の中に閉じ込められ寒さや飢えにじっと耐えながら動けるのを待つ姿が紹介されている。特に山梨県は県外に通じる鉄道や道路が遮断されて県全体が雪の中に孤立するという深刻な状況になったらしい。
  
   ところが、時あたかもソチ五輪の真っ最中。ネット上では、マスコミは日本人選手の活躍の報道に力が入って大雪の被害をちゃんと報道していない、と批判の声が上がっていると聞く。テレビ局はずっと前から中継放送の割り当てが決まっているのでその枠を変えることができず、中でも公共放送であるNHKに批判の矢が向けられているようだ。
   確かに五輪に於ける日本人選手の活躍は国民の気持ちを鼓舞するものであるけれど、どのチャンネルを回しても(多分どの新聞を見ても)同じネタを取り上げて「感動の押し売り」(最近こんな言葉が使われている)をしていると言われても仕方がない。

   ・・・というところであるが、また「感動」の話である。
   スキー・ジャンプ団体で3位となり長野五輪の金メダル以来4大会(16年)ぶりのメダル獲得となった。葛西紀明選手がケガでメンバーを外れた長野での屈辱が今日の快挙のモチベーションになっていると言うが、団体ではその葛西選手が絶体のエースとして他の3人のメンバーを引っ張った。私は葛西選手が銀メダルを取ったラージヒルを観たとき、日本の4選手合計の成績は国別ではトップではないかと思った。メダルはかなり可能性が高いはずだった。しかし後で内情はそうではなかったことを知った。1番手を担った最若手の清水選手は難病と思われる高熱で1月に入院、2番手竹内選手は腰痛、そして3番手の伊東選手は膝を痛めている。満身創痍の3人のメンバーを率い、そして「彼らに何としてもメダルを取らせてやりたい」という葛西リーダーの強い決意がチーム一丸となったメダル獲得の最大の要因と言えそうだ。宿願の個人銀メダルを取った時ははしゃいでいた葛西選手が今度は大泣きをしていた。共感を誘う涙であった。

[雪かき]

   雪かきの経験がなくもないので、見た目よりずっと重労働であることを知っている。この度の2週にわたる大雪でも雪かきをしたが、まあ無理もせず軽度のものだ。

   前回は駐車場の我が車の周りの雪を除けた。但し、雪かきはこの写真の翌日。雪はかなり解けて嵩が少なくなっていたが・・・。

続いて今週、小学校の安全見守りの当番に就いている時に、先生方のお手伝いとして。下左=登校時間前に先生方が児童たちが滑らないように校門から通路を除雪。 中=校庭にはこの通りの積雪が 右=私も加勢した校内通路の除雪でこの通り

     

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