フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

一票の格差を再び問う

2013-03-29 21:57:50 | 時事トピックス

   昨日は「一票の格差」についての”違憲”判決に対して、「みんなで渡れば(憲法違反も)怖くない」という厚顔無恥の国会議員の感覚に批判の矢を射たが、今朝の新聞を見たらさすがに無視を続けているだけではなかったようだ。それはそうだろう。政府の衆議院区画審議会が昨28日、一票の格差を是正する小選挙区の区割り見直し案を安倍首相に勧告したと出ていた。
   ただそれは「0増5減」を基に一票の最大格差が2倍とならないよう17都道府県42選挙区での線引きを見直したものだ。これにより確かに格差が最大1.998倍と、2倍以内には収まるようだ。しかしこれとて現段階で2倍を越えないというだけで、早晩2倍を超える選挙区が発生することだろう。何よりも、限りなく”国民の等しい選挙権”を目指すという発想にはなっていない。でも、そうは言っても過疎化が進む地方と人口が集中する都市部とで一票の重さだけを等しくすることにはいろいろな問題が出てくること思う。簡単な問題でないことは理解しなければなるまい。

[百花繚乱]

  ↓ コブシ(辛夷:モクレン科)
   

          ↓ シモクレン(紫木蓮:モクレン科)の花とその蕾
       
        
             
                ↓ ウンナンオウバイ雲南黄梅:モクセイ科) 別名オウバイモドキ
         

   ↓ ゲンカイツツジ玄海躑躅:ツツジ科)
   

    ↓ シキミ:シキミ科)  神前には榊が、仏前には樒が供えられる 
       

      ↓ アセビ馬酔木:ツツジ科)
        

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厚顔無恥―違憲選挙に居座る国会議員

2013-03-28 10:43:35 | 時事トピックス

   「一票の格差」をめぐる選挙の違憲性を問う一連の訴訟の高裁判決が全て出揃った。
   昨年12月の衆議院総選挙における一票の格差について弁護士グループが起こした全国で16件の裁判は昨日の仙台高裁秋田支部判決で全てが「違憲」もしくは「違憲状態」とし、「選挙無効」の判断も出された。16判決を端的に分けると「違憲状態」が2件、「違憲」が12件、「違憲かつ無効」と断じたのが2件である。
   これは単に12月の総選挙の一票の格差だけが問われたのではない。2009年8月の衆院選(民主党が大勝して政権についたあの選挙)についての裁判で最高裁は「違憲状態」の判決を出し、その後、2010年の参院選についてもでも同様の判決を出したにも拘わらず、無能な国会は是正措置を取らなかった。今回の判決の中でも、業を煮やした司法に「国会の怠慢だ」とまで言わしめている。かつ現在国会で論議されている「0増5減」は小手先を弄する策であり抜本的な是正措置とは言えない、という判断も下されている。
   「違憲」と言うと何か軽く響く。「憲法違反」なのである。日本の国家最高の法律「憲法」に対する違反行為なのである。なのに国会議員が司法から「憲法違反」をしていると言われて平気な顔をしているのだ。厚顔無恥、みんなで渡れば(違法も)怖くない・・・。それどころか「選挙で選ばれていない者(裁判官)が選挙で選ばれた国会に対して何を言うか」とのたまわる輩もいるのだそうだ。政府とは独立性を持つ日銀を強引にてごめにしたのと同じ感覚で、司法も国会の言うことを聞けという恐るべき感覚の国会議員、こういう連中の手に憲法改正が委ねられるのか。
    ただ司法も上級に行くほど保守的、反動的になることはよく知られている。今回の各高裁の良識的な判断が秋に予定されている最高裁の判決ではどのように出るのか、国会、国民注視の的である。

[春爛漫]

   今年の春は遅かった冬から一気に駆け足でやって来た感じだ。すでにサクラの開花の様子は時を追って紹介して来た。いよいよそのピークを迎えたので、これで最後のサクラの便りとしたい。またこれから春に咲き乱れる数々の花を紹介して行きたい。

   ↓ 我が家から神代植物園へ行く道すがらの市内の桜並木の様子

   

   ↓ 神代植物園のサクラ

    

ハナモモ(花桃)

   

ユキヤナギ(雪柳) 

  

シナレンギョウ(支那連翹)

 

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サクラ満開、井之頭公園

2013-03-24 23:16:39 | 季節の便り

   東京ではサクラの開花が一気に頂点に達した。週末の昨日土曜から上野公園や千鳥ヶ淵など都内のサクラの名所で満開に浮かれる花見客などの姿がメディアに紹介されている。毎年のことだが、今日ここ井之頭公園も大変な人出でごった返していた。
   
  写真下: 井之頭公園内に訪れた人・ヒト・ひと・・・
   

        

     
   ここにはいつものような公園の静寂があった   埋もれるようなサクラの中でのボート遊び

       
                これぞ花見の宴、私もこの輪の中に入りたかった


   大相撲大阪場所は今日がが千秋楽、既に24度目の優勝を決めていた白鵬が日馬富士との横綱対決を制して全勝優勝を飾った。24度の優勝は大鵬、千代の富士、朝青龍に次ぎ北の湖と並んで歴代4位、9回の全勝優勝となると大鵬、双葉山の8回を抜いて単独の1位という大記録である。相方の横綱は9勝6敗、大関陣は万年クンロク・・・長い間一人横綱として大相撲を支えて来たが、まだまだ大相撲の屋台骨を支えている。後々双葉山、大鵬と並び称される横綱になるのではなかろうか。


  

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WBC終る

2013-03-21 18:55:00 | 日記

   東京地方に開花宣言があった後、桜の開花が一気に進んでいる。私の住んでいる近所の大きな桜の木は、このところの陽気で見る見る蕾が開いて上の写真を撮った今日の正午頃は7~8分咲きだったが、夕方にはもう満開に近かった。この週末は絶好の花見ができそうである。

       
               近くの幼稚園(左)や文化施設駐車場(右)の桜の大木
         

      
        ボランティアを勤める小学校の桜           ほぼ満開状態に


   さて、野球の国別対抗戦ワールド・クラシック・ベースボール(WBC)が終わった。日本は準決勝でプエルトリコに敗れ、大会3連覇はならなかった。前にも書いたように私はこの大会には余り期待していなかったし、また私が強敵と見ていた韓国が予選1次リーグで姿を消し、アメリカもキューバも決勝トーナメントに進めなかったので準決勝での敗退は残念だがそれで良しと思っている。
  
   決勝トーナメント進出の4チームを見ると、日本以外は優勝したドミニカ共和国と準優勝のプエルトリコがカリブ海に浮かぶ国、オランダもヨーロッパの国というよりカリブ海にあるオランダ領キュラソー島の選手が主力の準カリブ諸国なのだ。こう見ると、我が日本を含めて有力な選手が米大リーグに吸い上げられるような国々が集まった大会と言えるのである。

   今大会が終わっていろいろ論評がなされている。重盗失敗の走塁ミスがどうだとか、大会使用球がまだ日本のピッチャーになじんでいなかったとか、決勝トーナメントの日程が余りにも過酷であったとか・・・。それらはいずれも敗因の一つではあろうが、私はここでも大会には出場しなかったイチローの存在に目が行った。重盗失敗についてはベンチの采配ミスあるいは内川選手のミスというより、その失敗は必然であったとする相手捕手の存在の大きさを説いていた。
   また、今朝の朝日新聞は『検証 侍ジャパン』という記事の中で「過去の2大会はイチローの存在がチームを引き締めていた。出場した選手の多くに『イチローに認められたい』という思いがあった。合宿中から率先して練習に取り組み、負けた時は人一倍悔しがる姿が、チームに緊張感を与えた。しかし、今回はアメリカへ行く(決勝トーナメントに進出する)という目標を達成したチームに再度ネジを締め直すことのできる存在はいなかった」と書いている。
   以前より私はイチローを高く評価し敬意を抱いているのだが、古武士が求道する姿にも似た彼こそが「侍ジャパン」と呼ばれる野球人なのだと改めて思った。

 

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春本番間近かの神代植物園

2013-03-17 23:00:37 | 季節の便り

   昨日東京地方で桜の開花宣言が出た。ここで言う「桜」はソメイヨシノ(染井吉野)のことだ。井之頭公園の早咲き種のカワヅザクラ(河津桜)などは既に満開状態になっていることを前々号で伝えた。 ”桜の開花”はこのところの気温上昇で平年よりは10日早いという。今朝の新聞には早くも上野公園に押しかけた花見客の記事が載っていたし、昨日のテレビでは「開花から一週間で満開になる」と報じていたが、私の感じるところでは満開まであと10日はかかると思う。
   いずれにせよ今日は彼岸の入り、春の到来も本番を迎えた。今回はそんな神代植物園の中の代表選手姿を紹介したい。 

   ウメ(梅)=植物園の梅園には30種ほどのウメがあるといい、開花時期も多少異なるので一斉に満開とはならないのだが、全体としては今がまさにピークである。 

         
           白梅に紅梅、梅見客も賑わった      一本に红・白の花が同時に咲く源平梅 

   ツバキ(椿)=ツバキ園はようやく見頃を迎えた。何種類のツバキがあるのか分からないのだが、下の写真のように園内は実に多彩なツバキが咲き競っている。

  


  


   ハナモモ(花桃)=ハナモモが一気に咲いて満開になっている。ハナモモは果実用の桃とはちょっと異なり、花の観賞用として育成されたものである。それだけに見応えのある花だ。

      
        青空を背に純白のハナモモが眩しいほどだ    満開の花が枝にびっしりと付く

        
           文字通り桃色の花も。下には黄色いヒュウガミズキ(日向水木)が咲き始めた       

  

 

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