何度も投稿している小学校の児童見守り役の「学校安全推進員」。3月に政府から学校の一斉休校要請が出されてから学校は休校となっていたが、我々安全推進員は休務になることなく緊急事態が解除になった。
学校休校で授業は無くなったが、それでは児童及び家庭に大きな問題も生じた。必ずしも休校となった児童を家庭で預かれない保護者がおり、また児童を家で閉じこもり状態に放置できないため当地教育委員会は希望者に次のような救済策を講じた。➀学童保育所に臨時的に児童を預かる②学校で自習児童を預かる③時間を限り校庭を利用した運動を認める④学校内で昼食を給餌する・・等である。私が安全推進員を勤める小学校には学童保育所が併設されており、結局休校中といえども必ず児童が居り、その安全見守りのために安全推進員の当直が要請されて来たのである。
緊急事態解除となっていきなり授業再開とはならないが、馴らし登校としてクラスを1/3ずつ3班に分けて席の間隔を取りながら、かつ授業を2時間、3時間と延ばしながら6月第4週からの通常授業と決まった。
今日午前の当直では3班の内の2班の登校児童を迎え、1班については下校の見送りもした。まだ全員マスク着用で顔の半分は隠れているが、児童の笑顔と挨拶の声が戻りつつあることが嬉しかった。
日頃より学校もしくはPTAから児童の保護者への連絡はFairCastという通信手段が用いられている。NTTデータ社による学校連絡網とかで携帯電話、固定電話,FAX、電子メールなどに一斉に連絡できる。そのため従来のように連絡網に従ってて伝言を順次送って行くシステムとは格段にスピードも正確性も高い。私も安全推進員のチームリーダーとしてこれに登録しているので、今度の新型コロナ対応については校長・副校長などから逐一説明を受けるまでもなくつぶさに掌握でき、推進員のメンバーに当直の指示をすることができた。便利なITツールである。
一方ではまた、市内15校のチームリーダー間の情報システムや遠隔会議など、苦手なITには悩まされてもいるのである。