フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

【投稿漏れ記事の再投稿#32】政治のマンネリ・陳腐化から腐敗へ《ガーシー・れいわ》/中国春節に賀信を送る/中国のコロナ感染近況(2023.01.22)

2024-04-30 10:02:58 | 日記

今日(22日)の朝日新聞の社説に、私が今腹立たしく思っていることが取り上げられていた。『参院比例代表  問われる政党の使い方』と題している。
「ガーシー」とか名乗る得体の知れない犯罪者(現時点では容疑者)が昨年夏の参院選の比例区で当選して参議院議員になったものの一日とて国会に出席していない。日本の法律に基づき、国費を使い、日本の国会議員になった者が海外に身を隠し、日本から逃亡したままなのである。何でなの???とずっと思っていた。
それを匿う(かくまう)政党が現在「NHK党」と呼んでいるが前は「HHKをぶっ壊す党」と名乗っていた。一体何なんだ。  
もう一つ分からないのが出て来た。同じく昨年の参院選で当選した議員が病気を理由に辞職したら、属する政党が残る任期5年半は5人が代わる代わる務めると言い出した。比例区の党名簿で得票の多い順にとっかえひっかえ議員見習いをさせるため国会に送るというのである。その政党が「れいわ新選組」。NHKをぶっ壊す党に新選組か・・・。既存政党は旧態依然の古びた自由民主党と、合従連衡で作っては消える野党勢力で、政治のマンネリ・陳腐化から更には腐敗して、国会の中に芸能界系のあぶくが発生している。だから今こそ統一教会の力で日本人の精神を正しい神の道に導かなくてはならない・・・ということなのであろうか。


すでにメディアで報道されているように、今日から中国の旧正月「春節」である。日本では西洋歴1月1日を「正月」としており、「旧正月」はもう死語になっているが、中国をはじめとして台湾、韓国、ベトナムなどアジア諸国では旧暦の正月が祝われている。
私は今日の朝一、中国の元教え子20人ほどに日本のLINEと同じようなWeChatというメッセージ・アプリで年始挨拶を送った。いつもは後手に回ることが多いのだが今年は先手、そして続々「新年好」の賀詞が返って来た。
そして大半が老家(里・実家の意味)で新年を過ごしていると添えてあった。


今年は中国政府の「ゼロコロナ政策」転換によるコロナ感染の心配を添え書きしたが、ほとんどがウィルス感染したが比較的軽い症状で現在は落ち着いている、との返信が添えられていた。
今日の朝日新聞に、中国疾病予防コントロールセンターという機関の専門家が新型コロナの感染について「中国全土の80%がすでに感染した」との見解を示した旨書いてあった。中国の人口約14億人のうち11億余りが感染したことになるというが、中国の教え子の罹患情報からするとほぼ妥当な数値と考えられる。

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【投稿漏れ記事の再投稿#31】中国の人口減少問題で思い出すこと(2023.01.19)

2024-04-27 10:55:09 | 日記

タイトル『思い出すこと』が3連ちゃんになった。今回はこれまでも再々取り上げた中国滞在の経験などからの話題である。

最近、中国では人口減少問題が深刻となり「一人っ子政策」から「出産奨励」への政策転換を急ぐという。
中国の一人っ子政策は日本でもよく知られているところだ。人口の図体が大きすぎて一人当たりの国民総生産(GNP)が上がらず、人口削減を目指して来たのだが、著しい経済成長を遂げてGNPが米国に次ぐ世界第2位になった現在、今度は経済成長を担う人口が減少して先行きの成長に問題が生じて来たというのだ。一部の大都市では住民税減税や出産奨励金などの施策も検討していると聞く。

さて、私が見たり聞いたりした「一人っ子政策」。
会社リタイア後、知人の誘いで短期(3ケ月)の日本語指導に赴いた北京の学校。中学を卒業した後、日本の高校に進学するまでの半年間で基礎的な日本語を学ぶ特殊学級で3人の中卒生を教えた。彼らは翌年4月に無事日本の高校に進学したのだが、その内の1人が極めて授業態度が悪く、私は3ケ月の間に3回も怒鳴りつけた。3回目には腹に据えかね、親から注意するよう主任教師に申し入れたのだが、親の返事が凄い。「うちの子はサッカーが人より優れているのだから、それくらいのこと許してくれてもいいではないか」って。この母親は大学の教員をしているということだが、この親にしてこの子ありだ。親のこの感覚に驚いた。
また別の一人については、学校の宿舎に入る際に生徒には一切荷物を持たせず、母親一人で荷物入れをしたと主任教師から聞いた。
甘やす親と甘やかされた子ども、「一人っ子」政策の一端を見た思いがした。

この時の学校は幼稚園から高校までの一貫校で、他に韓国人高校と音楽の専門学校などがあるマンモス学校であり、幼稚園・小学校は自宅から通学、それ以外は全寮制になっていた。そして通学児童はほとんどお爺ちゃんお婆ちゃんが送り迎えをしていた。当時の中国ではお爺ちゃんお婆ちゃんの大半は仕事がなく、下校時間前になると迎えの高齢者が大勢校門前にたむろしていた。
両親とお爺ちゃんお婆ちゃんという家庭環境の中で育てられた一人っ子、中国ではそのように育った子どもを「小皇帝」と呼ぶのだと教わった。

続いては「戸籍」の話。こちらは北京から帰国後、再び同じ知人の紹介で山東省の3年制の商経大学で教鞭を取った時のことだが、中国人民は「都市戸籍」と「農村戸籍」に分かれていることを知った。
両戸籍の間では社会保障や教育・医療などの面で差があって、都市住民が恵まれており、原則それは一生涯ついて回るのだそうだ。
しかし、農村戸籍者でも都市部の大学を出て都市部に就業すると都市戸籍を得ることが出来るそうで、そのため親戚挙げて子弟を都市の大学に送り出したりするのだそうだ。実際、私の学生のかなり多くが農村戸籍者であった。そして卒業後はほとんどが都市部に住んでいて、春節にはみんな故郷に帰るのである。
因みに現在農村戸籍者が約55%、都市戸籍者が45%と言われているが、中国政府はいずれこの差別的戸籍制度に手を入れるのではないかと思われるのである。

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【投稿漏れ記事の再投稿#30】大学入試全国共通テストで思い出すこと(2023.01.15)

2024-04-24 10:57:28 | 日記

昨日・今日(14日,15日)の両日、今年の大学進学希望者50数万人が挑む大学入試全国共通テストが行われた。
昨年はこの共通試験を巡り二つの大きな事件があった。一つは試験会場付近で受験生ら3人が刺されて重軽傷を負うという事件、もう一つは世界史の問題が外部に流出した事件である。
前者は試験会場である東京大学前の歩道で、名古屋から上京した高校2年生が受験生2人と通行中の高齢者1人を刃物で刺して重傷を負わせたというものであった。
後者は極めて巧妙なカンニング策に多くの解説者らが謎解きをしていたが、1浪(19歳)の女子受験生が奇策とスマホなどのITスキルを弄して問題を試験場外に送信し、事情を知らぬ東大生の一人から回答の返信をさせたことが分かった。この受験生は威力業務妨害の罪で逮捕・起訴されたが、私などはこれほどの知恵とスキルを持つ受験生は合格させてもいいのではないかと思ったものである。

話変わり、大学入試に関連して我が大学受験のことを思い出した。もう60年も前のことになる。
貧乏サラリーマンの我が家は私を筆頭に4人兄妹、大学進学については「家から通える国公立」と足かせがはめられていた。その条件の進学先となると数が限られるが、一応高校のクラス内での成績では第一志望は可能と思われた。但しその高校では一浪することがほぼ「流儀」になっており、現役進学者には「異端」「付き合いが悪い」という視線があった。私もその流れの中で高校生活を送り、3年時の学校の進学調査では『1年目○○予備校午前部、2年目△△大学◇◇類』と書いて提出した。3年生になってもクラブ活動に顔を出す私を心配した後輩が担任の教師に聞きに行ったそうで、その時担任は「彼は大丈夫、それでいいんだ」と答えたのだそうだ。
お蔭でというか一浪して第一志望に合格して、第二志望の試験はスキップした。
大学に入ってみると、当時の進学校と言われるところは他でもそんな雰囲気があったように聞いている。のどかな時代であったのだろうか。



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【投稿漏れ記事の再投稿#29】28年前の阪神・淡路大震災で思い出すこと(2023.01.15)

2024-04-22 09:11:49 | 日記

前回(15日)のブログ更新は『大学入試全国共通テストで思い出すこと』としたが、それに倣(なら)い今回は頭書のタイトルにした。
今日(1月17日)は阪神・淡路大震災から28年になり、新聞では特集記事が組まれていたが、ここではそれらには触れず改めて我が思い出を記す。と言っても初めてではなく、多分過去のブログにアップしていることだろうと思う。
まあ、節目々々で思い返してもよかろうと考える次第である。

早朝に地震があったその日は四日市の得意先へ年始挨拶に行くことになっていた。首都圏では直接の地震被害はなく定時に出社。地震で新幹線の運行の目途が立たない中、取り敢えず東京駅に行ってダイヤの回復を待つことにした。東京駅は同じ考えの客でもうごった返していた。
その内に間引き運転ながら徐々に新幹線が動き出し、私も満員の自由席車両内に乗り込んだ。たまたま隣の車両が2階建てのグリーン車で、ぎゅうぎゅうの通路の立ち客を押しのけるようにしてグリーン車内に入った。座席指定のグリーン車は定員が座っているだけで、通路にも階段にも誰もいないので階段の端に腰掛けた。ほどなく車掌が検札に回って来て言う。「ここは指定席車両ですから出て下さい」って。座席は指定かも知れないけど、何で階段が指定なんだと言い返したが頑として聞かない。ケンカして騒ぎを起こす気はないのですごすごと超満員の車両に戻り、乗り換えの名古屋駅まで立った。
四日市までの近鉄の電車では特に混乱した記憶はないが、前日大坂で挨拶回りをしてこの日四日市で合流する社長らの一行が難渋して大きく遅れての合流になった。
訪問時間は大幅に変更になったが、苦労の果ての我々の訪問を相手会社は大いに歓迎してくれて、両社社長を交えたその後の懇親食事会の話しも盛り上がった。

一方、数日後知ったことだが、神戸市内に住んでいる家内の兄が大変な被害に遭っていた。地震で居間のタンスが倒れてまだ寝ていた兄嫁の顔の上にまともに倒れ込み、歯を軒並み折る大けがをしたのだそうだ。そして兄の会社のビルは二階が丸潰れになり、三階以上がそのままストンとその上に落ちたとのことで、警備員からの通報ですっ飛んで会社に駆け付けたそうだ。建物は勿論スクラップにして建て替えねばならないが、二階を除く階のデスクや書類棚等の備品や、コンピューターや事務機器などの被害は最小で済んだのではなかろうか。炎が巻き上がり、黒々した煙が猛然と広がる神戸市内の地震火災の恐ろしい光景は今でも記憶に残るが、兄の会社はあの火災現場にほど近い場所とのことであった。

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【投稿漏れ記事の再投稿#28】カップル3組の結婚報道/使命を終えた?「紅白」、大晦日のテレビ(2023.01.04)

2024-04-20 10:44:56 | 日記

昨日(3日)の新聞朝刊に載っていた3組のカップルの結婚報道。特別派手なニュースではなかったが、今日夕方テレビを観ていたら、全く同じカップルが報道された。
新聞で言うと最初にピアニスト2人のカップル。一昨年のショパン国際ピアノコンクールに出場して、男性が2位、女性が4位に同時入賞して一躍日本中の喝采を浴び、話題をさらったことは記憶に新しいところだ。さらに2人が幼なじみという縁が一層の話題となったのだが、赤い糸に結ばれていたのかその2人が結婚にゴールインしたと報じられた。
両者の名前を伏したが、実は女性の方は私の孫娘と姓も名も、そして字も全く同じため敢えて伏した。孫娘は新聞報道の前日にあった我が家の新年会に来ており、報道が一日早ければ大いに盛り上がる話題になったはずである。

続くカップルは綾野剛・佐久間由衣さん、続いて土屋太鳳・片寄涼太さん。実は佐久間さん、土屋さんはNHK朝ドラを観てお気に入りになった女優(タレント?)さんだ。余り観たことのない朝ドラの中では印象に残る2人である。


上記と同じ紙面で3件の結婚の次の記事が『過去2番目の低さ』という見出しの、視聴率低調なNHK紅白歌合戦であった。関東地区で第1部31.2%、第2部35.3%と、2部制になった1989年以降で前年に次ぐ2番目の低さという。点数でみればまだ高い視聴率ではあろうが、私などは歌合戦なのか跳びはね躍り合戦なのわけわからなくなってからもう観る気を失っており、国民的な年取りの行事の使命がもう終わった気がする。
私の場合、今年はNHK BSで放映した映画「ひまわり」や「帰らざる河」などの後、ちょっと紅白に回してみたがやっぱり幻滅した。

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