フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

BSテレビの西部劇でワクワク/太宰治を訪ねて

2021-02-28 18:59:17 | 日記

このところ、NHKのBS放送で懐かしい西部劇を楽しんでいる。最近では「勇気ある追跡」「捜索者」など、一昨日(26日)は「リオ・ブラボー」で、いずれもジョン・ウェインの主演作。
西部劇はアメリカ大陸の西部開拓時代の殺伐とした砂漠や岩山、そしてその中のちっぽけな町が舞台となっており、主役はいつも腕っこきのガンマンである。そのガンマンを演じる主役がジョン・ウェインであり、ゲーリー・クーパー、カーク・ダグラス、バートラン・カスターたちであった。こんな名前を挙げるだけでも懐かしくてたまらない。
日本では東映のチャンバラ映画全盛の時期ともオーバーラップしている。チャンバラ映画での主役は市川歌右衛門、片岡千恵蔵、中村錦之助、東千代ノ介などの立ち回りに胸躍らせた。上記の西部劇スターたちの銃の早撃ちと重なるところがあった。
テレビの方ではその西部劇に「荒野の用心棒」「荒野の七人」などのマカロニウェスタン(イタリア製西部劇)も加わる。本場アメリカ製より活劇性が強く、これも面白い。いずれも荒涼・殺伐とした大自然が背景となっていることが惹きつけるのであろうか。
日本のチャンバラの方はその後黒澤明監督などの時代活劇へ、俳優は三船敏郎、仲代達矢、市川雷蔵、勝新太郎などに移って行った・・。そんなことを思い起こすというのは私も結構「映画小僧」だったんだなと思うのである。


私がお世話役をしている三鷹市内の中高齢の小グループ。一昨年開催された市民講師養成講座というものの受講者の有志の集いで月1度例会を開いている。3月は市内の文化施設巡り、ということで私が企画しているのが三鷹市民に馴染みの深い太宰治関連の施設巡り。太宰はご存じの通り青森の裕福な家で生まれたが東京帝国大学に入学して上京、特に小説家としては主に三鷹に住んで執筆活動をしていた。最後は市内を流れる玉川上水で身投げ自殺をしているが、太宰ゆかりの多くの場所が市民に親しまれている。
そのスタートは、いつも集まる市民センターの近くの禅林寺という地元の名刹。ここに太宰の墓があり、今でも毎年6月の桜桃忌には市内外から多くのファンが集まって太宰を偲んでいる所である。
実はその墓のすぐ斜め前に森鴎外(墓名:森林太郎)の墓が立っている。この二人の文豪のお墓参りがわずか10秒の距離で出来るという文学愛好家にはたまらない禅林寺ではあるのだ。
 (写真左が太宰治の墓、右が森鴎外(林太郎)の墓)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖子ちゃん頑張れ!/栃木の山火事の火が消えない/捏造リコール投票で新たな報道

2021-02-27 11:16:34 | 日記

東京オリパラ開催の瀬戸際の時に大会組織委員会会長がとんだドジを踏んだため、貧乏くじを引かされたというか火中の栗を拾うことになってしまった橋本聖子さん。56歳の若さ、出場7回というオリンピックの申し子のような経歴、そして女性・・で出直しの会長としては最適任者が選ばれたのだから、ここは「聖子ちゃん」を応援してあげなくてはと思う。「キス魔」だの何だの言ってこき下ろしている場合ではないと思うんだけど、メディアの皆さん。コロナ感染の終息がまだ見通せず、「東京オリパラは絶対に開催できる」と断言できない中で重荷を背負わされた聖子ちゃんの背中を少しでも押してあげたらどうか。


栃木県足利市の山火事が発生してから1週間近く、人家に迫る所まで延焼しているがまだ燃え続けている。生憎付近は雨が降らずに空気の乾燥が続いているという。消火活動の散水で表面の火は消えても、枯葉や枯草の層の中でくすぶっていたものがまた火勢を取り戻してしまうらしい。片や大雨・大雪で大変な被害や災害を引き起こし、片や雨が降らずに災害を助長している。日本は自然に恵まれた国と言われるが、ほどほどの気候・天気による恵みだけを望むことはできないということか。


前号で「令和の怪談」として取り上げた愛知県知事リコール投票。その後リコール投票を推進していた組織の幹部が、組織的な投票を依頼した広告代理店への発注書をやっきになって回収しようとしていたとメディアは報じている。組織としてはそのようなことはデタラメだと反論しているようだが、私は少なくともこのリコール投票の首謀者である名古屋市長や高名な整形美容家が直接やったとは思えない。いずれバレるかもしれない不正で自らのポジションを失う(というより一生涯の恥)ようなリスクを負うとは考えにくいからだ。まあ首謀者を忖度して起こした不正なのであろうと思うのだが。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和の怪談ー幽霊8千人が署名ー36万人というニセ者ー首謀者が知らない7百万円の投資

2021-02-24 21:09:35 | 日記

   いやあ、令和の世もなかなか面白い。こんな怪談を毎日テレビや新聞で観せ聞かせしてくれるのだ。
   この世に存在しない8千人という人が幽霊となってリコールの署名をしているらしい。書いた覚えのない36万人もの人の署名が集まったのだそうだ。700万円もかけたこのニセ署名運動の3人の首謀者は何も知らないと言っているのだとか。
    愛知県で起きている県知事リコール運動が舞台なのだが、なぜかその舞台の演出者の一人は東京の美容整形医院の経営者だとも言う。なんでもテレビで毎日のように、外国人と船やヘリコプターに乗ったコマーシャルで自己PRを繰り返しているのだそうだ。
   この怪談劇、今や愛知県を飛び越えて日本中で背筋を凍らせて見守っているとのことで、演出家とスポンサーはホクホクであろう。もう少し謎解きの舞台が観られそうだ。
   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

胸に迫った映画「南極物語」/雪が解けると何になる?

2021-02-23 20:16:44 | 日記

感動を持って語り継がれるカラフト犬タローとジロー生還の物語、今日(23日)BSテレビで放映の「南極物語」を見た。第1次南極観測隊の雪上移動のソリ犬として帯同されたカラフト犬15頭が極寒の南極に取り残され、1年後の観測隊が任に就いた時に2頭が生存していたというお馴染みの事実だが、映画ではその15頭の生死がドキュメンタリー風に描かれる。厳しい気象条件で第2次観測隊の越冬が断念となったが、15頭の犬を連れ帰る余裕がなく基地に繋いだまま隊は帰国。鎖を断ったり首輪を外したりして多くは動けるようになった犬たちだが、厳しい環境下で次々と命果てて行く様が胸を打つ。それぞれが俳優の演技にも勝るリアリティーがあって、どのように撮影されたのかと思うばかりであった。新聞のテレビ欄には(映画の)公開30周年とあり、俳優陣も主演の高倉健をはじめ鬼籍に入った名優たちの名がズラッと並んでいた。


「雪が解けると何になる?」というトンチめいた問いがある。答えは「春になる」なのだが、この問いは雪の積もっている里山の光景(のスライドなど)を見せながら行い、光景に釣られて「解けた水が小川になる」などという答えを誘引する仕掛けなのだ。会社勤務時代に知能開発ツールみたいな社内販売会があって、私は答えを知っていたので即座に答えて何か賞品をもらった記憶がある。
 何を言うためにこんなことを書いたかというと、つい先日までは大雪で上越地方を中心に高速道路が大渋滞したり、屋根の雪下ろし等で死者が出る等の騒ぎがあったが、昨今の暖かさでさしもの大雪は解けるのではなかろうかと思ったからだ。上越地方は美味しい米の産地として知られる。銘柄として人気のある「コシヒカリ」も魚沼産とか、その中でも「塩沢農協米」などの人気が高い。
前にちょっと触れたが母の生家が実は塩沢町で、その地元でも一番美味しいと言われている君沢という地区で庄屋を務めていたという。母は戦時中の報国女子挺身隊として上京して軍需工場に勤めそのまま東京に居着いたが、母が言うには雪解け水が地中を通って水田を潤し、大雪の年は豊作で良い米が取れるそうだ。つまり雪解け水が米作の良し悪しを決めるとのことで、冒頭の「雪が解けると何になる?」は上越地方では「美味しい米の素になる」という答えになりそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海外での日本選手の活躍に湧く(大坂・高梨・小林)/ボロボロ出て来た官僚接待/霜柱が立つ

2021-02-22 22:40:52 | 日記

   この週末(19~20日)、海外で日本選手の活躍が続いた。スキー・ジャンプの女子では高梨沙羅選手がW杯通算60勝目の優勝を遂げて、自身が持つ歴代最多記録を更新した。一時期向かうところ敵なしの快進撃を続けていた高梨選手もこの2・3年は1勝止まりと低調であったが、今シーズンの3勝目を挙げた。高梨選手については素朴な愛らしい素顔だったのが、今やメークで愛らしさが全く無くなり、と共に成績がダウンしたようにも思えたのだが、これで低迷期を脱したのであろうか。
    同じジャンプの男子では小林陵侑選手が優勝し、葛西紀明選手の記録を抜いて日本男子最多の18勝とした。小林選手はまだ若く、これから優勝数を重ねて行きそうである。
    そして何よりもビッグニュースは大坂なおみ選手のテニス全豪オープンでの優勝だろう。米国のブレイディ選手との決勝戦はテレビの中継で観戦したが、堂々たる圧勝であった。これでテニスの4大大会で4回目の優勝、プレー中でも優勝インタビューでも実に成長した大人のマナーになっていた。今後にも大きな期待が持てる。


   菅首相の長男が勤める放送関連会社による官僚の不適切な接待は12人に上り、総務省はその内の11人の処分を発表した。ところが更にその後、現在内閣広報官の女性官僚が総務審議官時代に接待を受けていたことが判明、菅氏長男も同席して1人当たり7万4千円の飲食費を負担してもらったと発表された。メディアでは「一人7万円の飲食費ってどんな料理なの?」という声が上がっている。菅首相も答弁に窮する官僚接待である。
     

   今日(22日)は汗ばむほどの陽気だったが、数日前のこと我が家の建屋周囲の除草した露地に霜柱が立った。それも少々のことではなく、広い範囲で高さも2cmほどになっていた。家の近所でこれほどの霜柱を見るのは本当に久しぶりのように思う。ただ、今は完全に除草されて地面が露出していたからかも知れないのだが・・。
   露地の霜柱を見ればやはり踏みたくなる。踏むと靴裏に「ザクザク」といった感触が伝わり、音も聞こえた。他に例えようがない独特の音と感触が心地よかった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする