フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

全国都市緑化フェアが開幕

2012-09-30 18:51:20 | 日記

   今テレビでは台風17号の風雨の模様を写し出しながら、刻々と進路情報を伝えている。「三重県志摩半島を通過、東海地方に上陸か」「首都圏に接近」「風雨が強く、洪水や高潮に注意」などと報じている。台風はいよいよ東京地方に襲来の様相である。


             
   
   「第29回全国都市緑化フェアTOKYO」が昨日(9月29日)から始まった。
   上野公園や日比谷公園など都内6ケ所の公園をメイン会場に10月28日まで開催され、各種のイベントが企画されている。我が散歩コースになっている井之頭公園も会場の一つとして、開催準備の工事が行われていることを紹介したが、その工事用の防護柵も外されて緑化フェスタの会場の全容がオープンになった。
   
   今日はこの会場で行われた「三鷹の森フェスティバル2012」というイベントを覗きに行ってみた。
   昼過ぎには台風の影響で天気が崩れるという予報なので、少し早めに家を出て会場周辺を見て回ったところ、どこまでが恒久的な施設や造成なのか、どこからが緑化フェスタの会場として一時的なものなのか分からないのだが、今までの散歩コースの井之頭公園とは異質の空間が出現していた。
  
    今日の「三鷹の森フェスティバル」は公園の一角にいわゆる「ジブリ美術館」が出来たのを記念して始まった、主に若手アーティストの音楽ライブで、今回は緑化フェスタとコラボして開催された。
   地元商店の模擬店や三鷹市の姉妹・友好都市の物産販売などの出店があって、客足も上々であった。
   私も缶ビールと焼き鳥を買い込みイベント会場の席に着いて、しばし歌に聞き入った。(上の写真)


   ほどほどで引き上げ、家に戻ってほどなく空が暗くなり雨も降って来た。そして現在は冒頭のような台風状況になっているのだ。

        
              装い新たなエントランス               イベントへの参加者たち  

       
         全面ガラス張りの「生命の館」         その中はハンギングバスケット等で彩られていた

         
           造成された池で子供たちが水遊び      旧日産厚生園の古木も生かされていた

        
          コラボレート・ガーデンゾ-ンにおける造園系大学や高校の展示作品  

      
         キッズ・ワークショップ         桜島(中央)に見立てた鹿児島県出展の造園緑化

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秋、政局

2012-09-29 13:18:20 | 時事トピックス

   秋日和となり、週末は学校の運動会や地域の秋祭りたけなわと言ったところだろう。
   もう一つ秋の風物である台風。今テレビでは大型の台風17号が沖縄地方を巻き込み、この後九州さらに本州を直撃する恐れが高いと報じている。このところの自然現象は「前代未聞」とか「未曾有の」などという被害をもたらしているが、17号台風は最大瞬間風速が65メートルという”非常に強い”台風である。大いに警戒をせねばなるまい。

   さて、自民党総裁に返り咲いた安倍晋三氏が5年前に体調不良から首相の職を降りたことについて、その原因となる病気が「潰瘍性大腸炎」だと明かされた。
   一聞して「潰瘍性」だとか「大腸炎」だとか、首相の座を棒に振るほどの大病とは思えない。しかしこれが難病であることを私は偶々知っていた。同じ会社の有志OBが毎月集まる飲み会のメンバーの一人が2年前にこれに罹り、以来会に出て来られなくなったのだ。
   当初はなかなかはっきりした病名が分からなかったそうだ。いくつかの病院を回った末「潰瘍性大腸炎」と診断され、これが治療法も確立されていない難病であると告げられたとのことだ。私にとっては会社時代から親しくしてもらった先輩で、人一倍お酒をたしなむ人なのだがアルコールは勿論、刺身などの生ものや揚げ物など脂肪分の多いものも口にできない極めて不自由な食生活を余儀なくされている。
   安倍氏は新総裁就任の記者会見で「今は特効薬が開発され、万全の体調に戻った」と述べているが、5年前は”難病”ということが分かったら政治生命に係わると考えて、病名を伏せていたのではないかと私は勘ぐっている。医療は進んだものの難病であることには変わりなく、大事なきことを祈っている。

   さて政局の方だが、民主・自民2大政党の党首選が終わり、両党とも”遠からず”行われる総選挙に向けて実績重視型の布陣が敷かれつつある。内閣改造を含めてまあまあ最大公約数的な、抵抗の余りない体制になりそうだ。
   一方、この2大政党の党首選およびその後の人事の動きの陰に隠れた形となって他の政党の動静が霞んでいる。2党の党首選前は橋本徹氏率いる「日本維新の会」旋風が政局の台風の目になっていたが、党首選および引き続く人事が話題の中心になり、さらに橋本氏に秋波を送っていた安倍晋三氏が自民党総裁になって対立関係になるに及んで、やや話題が褪せたような気がする。小沢一郎氏が立ち上げた「国民の幸せを考える会」などは話題に上らなくなった。民主党を割って出来た小沢新党に先駆け、自民党を割って出た「みんなの党」も一時ブームに乗ったが、今は存在感がない。日本人は新し物好きだが飽きるのも早く、「〇〇新党」のブームは冷めやすい。
   内外に難問山積の政局、これから一体どんな展開になっていくのだろうか。

[今日の花]

左・中:ヒガンバナ彼岸花、別名曼珠沙華:ヒガンバナ科)  有毒植物で、古くはネズミ・モグラや害虫から作  物を守るために田の畦などに植えられたという。
   右:ツルボ蔓穂:ユリ科) 種類が多く春咲き、夏咲きのものもあるがこれは秋咲き種               

      
 

左:ノハラアザミ野原薊:キク科) 外見ではノアザミと区別がつきにくいが、ノアザミは春に咲く
   中:リュウノウギク竜脳菊:キク科) 名前の由来は茎葉に竜脳に似た香りがあるから、とのこと
            右:ヤマホトトギス山杜鵑草:ユリ科) ホトトギスは野鳥のホトトギスの胸の斑点に似ていること、
              ヤマは山地によく生えることからその名が付けられたという   
   
  

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自民党総裁選/日馬富士

2012-09-26 15:48:37 | 時事トピックス

   今日、5人の候補者によって争われた自民党の総裁選挙の投・開票が行われた。
   結果は、マスコミの予想通り石破茂氏と安倍晋三氏との決選投票に持ち込まれ、国会議員だけによって行われる決選投票で安倍氏が逆転勝利をした。 自民党の歴史の中で総裁の返り咲きは初めてのことである。
  
   今回の総裁選は来るべき衆院選の「選挙の顔」選びの側面があった。そしてまた政権を奪回し、総理に就くことが求められる党首選挙でもあった。
   私は半月前のブログで民主・自民両党の党首選について取り上げた際、自民党の候補者の中ではストレスによる体調不良から総理大臣の職を投げ出した安倍氏のその苦い過去の汚名を返上する強い決意に期待したいと書いたが、ぜひその期待に応えてもらいたいものだ。

   4人の候補者で争われた先の民主党代表戦では現職の野田総理が圧勝で再選され、現在内閣改造と党役員人事を進めているところである。
   民主・自民両党とも党首選を終えて、新たな気持ちで国会に臨んで欲しい。これまでのような相手の揚げ足取りや非難合戦ばかりで国民不在の国会はもうコリゴリである。 


   大相撲秋場所を2場所連続の全勝優勝で飾って横綱昇進を確実にした日馬富士の第70代横綱への昇進が、今日正式に決定され伝達式が行われた。
   日頃から相撲に臨む心構えとして「全身全霊」を口にしている日馬富士、伝達式でも奇をてらわず使者への口上は「全身全霊で相撲道に精進します」と述べたそうである。かつてどこかの人気力士が伝達式で「不惜身命」など、わけの分からぬ借り物の言葉を口上したことがあったが、そういうのに比べてすっきりしてすがすがしい。
   しかしこの言葉は日馬富士にとって文字通りの信条とせねば、横綱は勤まらないと思う。もともとの運動能力は高い。だが体格的には現在幕内最軽量である。力士が重量化した近年では、残念ながら小兵横綱、軽量横綱が長続きしたためしがない。
   ここ2場所の成績や相撲内容は文句のつけようがないし、特に秋場所千秋楽の白鵬との一戦は近来稀にみる好勝負であった。その日馬富士も大関昇進後に低迷した時期があり、大関時代通しての成績は決してほめられたものではない。それは、軽量であるがゆえに体調が万全でないと優勝を争える星が残せないからだ。、日本人横綱が出てこないことを嘆く相撲ファンが多い中、日本人力士に欠けている「全身全霊」の取り組みで、ぜひ横綱らしい相撲を見せてほしいと思う。


[ダリア再び]


   7月27日のこのブログで「神代植物園のダリア園が見頃を迎えている。真夏の”華”とも言うべき大輪の色鮮やかな花が咲き誇っていて見応えがある」と紹介したが、2ケ月経った現在も鮮やかな姿が来園者の目を楽しませている。
   もうピークはとっくに過ぎているものかと思ったら、案内板に「初夏および初秋に咲く」と書いてあった。ということは名残り咲きなのではなく、秋咲きのものが今花盛りなのだということなのか。
   いずれにしても、その華麗な美しさは変わらない。

   

   

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変貌する我が散歩道

2012-09-24 23:33:53 | 日記

                この幟に見覚えがあるだろうか。
   8月4日に『我が散歩道の拡張・改修工事』というタイトルで、 全国で持ち回りの都市緑化フェアが今月29日(土)~10月28(日)の間東京で開催され、井之頭公園がメイン会場の一つになること、その会場づくりの工事が突貫でが進められていること、南側に隣接する旧日産厚生苑の広大な土地を都が買い上げて井之頭公園との一体化工事もこれに合わせてピッチを上げていること、そしてこの公園を利用している私にとっては散歩コースが広がりかつ快適になるのだから喜ばしいことであること、などを綴った。
   そしていよいよ緑化フェアの開会があと5日ほどに迫り、会場造りの姿が見えて来た。 

   旧日産厚生苑の敷地は約10ヘクタールの広大なものである。
   私の家の方からのエントランス部分は下の写真左・中のようなきれいな舗装が仕上がり、装飾もほどこされた。そして敷地中央付近にはテーマ館らしきガラス張りの建物が見え、厚生苑のアカマツの巨木とのコントラストもなかなかよい。
    

   新しく造成された児童公園や遊歩道など一部が既に供用され、明るく快適な空間ができている。

       

    一方ではまだ工事の追い込みにかかっている所も残っている。

            


   下の写真はジブリ美術館裏広場や西園などの、厚生苑に近い側の既存の公園部分の修景である。天然の芝生や雑草地がお花畑に生まれ変わったり(下左・中)、広い通路に花壇がしつらえられたりしている(右)。

   

 
   さてさて、公園の修景についてであるが、井之頭公園には多くの自然とか野生の部分を残して欲しいと願う私は余り人手を入れてお花畑や花壇をつくることには賛成ではない。緑化フェアの会場として、すぐ上の写真の修景まではまあ許されるとしよう。
   ところが・・である。下の写真のように、武蔵野の雑木林の面影を残している御殿山地区の自然林に造成された花壇、花壇・・・これは一体何なのだろう。イヌシデやカツラ、コナラといった自然林の根元を花壇で固め、樹林帯の散策道に花壇をしつらえる。誰の発想だろうか、全くセンスを疑う。金(予算)があるからどこでも花壇を作っちゃえ、それが緑化だ、なんていう考えだったら「緑化フェア」などやめてしまえ・・・と私は今強い怒りを覚えているのだ。
  
   

 

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話題あれこれ 

2012-09-22 13:43:24 | 時事トピックス

   昨日東京地方はどんよりした日で夏日を脱したかなと思ったら、今朝は半袖姿での外歩きは肌寒いほどの陽気であった。遅ればせながら、いよいよ秋の到来かなと思わせるが、週間天気予報を眺めるとまだ30度くらいにはなる日もありそうだ。

   さてこの一両日、話題の方はテンコ盛りである。
   中国における反日デモは一気に収束の方向に向かっているようだ。このまま過激なデモを放置しておくと、不満分子のはけ口が中国社会つまり政府に向かう懸念が広がり、政府が警察を動かし始めたのだ。この方針転換は元々読み筋だった。今回ほど広範囲ではないけれど、2年前にあった漁船衝突による尖閣問題の時も同じような経過を辿っている。政府は反日・抗日運動を「中国人民の民意」として日本への圧力の手段にし、内在する国内問題に矛先が変わりそうになった時に扇動から鎮圧に方針転換するのだ。私は5日ほど前に、「扇動者は彼ら、組織的破壊者は彼ら、鎮圧者は彼ら」という書き込みが中国のインターネットで転送されているのを目にしている。ここで「彼ら」というのは政府を指していることは言うまでもない。
   今回、対日圧力の効果にはご満悦だったのかも知れないが、思わぬ副作用が待っていた。アメリカを中心に中国の政情や経済に対する不安を招いてしまったのだ。
   反日行動はデモからストライキなどの対企業闘争に移ってきたようだが、尖閣問題について不介入の立場を取っていたアメリカが不快感を表明し出した。
   まだまだ流動的な尖閣問題、予断を許さない。

   中国の動静に多くの字数を割いてしまったが、国内に目を転じると昨日は民主党の代表選挙の投票開票があり、現職の野田総理が党代表に再選された。政権党の代表戦が4人の候補により争われたのだが、盛り上がりに欠け野田氏の圧勝に終わった。この4人の中では消去法でいって順当な結果ではある。しかし、民主党の政権運営に辟易している国民にとっては何とも消化不良の”重大選挙”であった。この上はぜひ国民の信を取り戻して総選挙に臨んでもらいたいと切に願う。

   プロ野球では巨人が3年ぶりのセリーグ優勝を果たした。元々投打のバランスが取れ、今シーズンは絶対の優勝候補と言われていたが、開幕早々に打撃不振で大きくつまづき、最下位に転落したこともあった。しかし、長丁場ではやはり持ち前の強力打線と豊富な投手陣が絡みあい、特にマジックナンバーが出てからはぶっちぎりのレース展開になった。シーズンオフには読売新聞本社まで巻き込んだ球団の内紛で世間を騒がせたが、これで内紛問題の禊払いになったような感じがある。

   アメリカの大リーグでは、ダルビッシュ(レンジャーズ)が16勝目を挙げ、日本人投手の大リーグ1年目の勝利数では松坂大輔を抜いて最多を記録した。鳴り物入りでアメリカに渡った松坂は新人で15勝を挙げて、さすがと唸らせたが、ご存じの通りその後の故障で現在は惨めな状況におかれている。その後、同様に騒がれて大リーグ入りしたダルビッシュ・・・この後どのようになっていくのか、楽しみであり不安もある。
   今シーズン、不振もあってかマリナーズからヤンキースに途中移籍したイチロー。年齢的に限界かと囁かれるような打撃成績であったが、ダブルヘッダーを含むこの2日間、3試合で9安打の固め打ちをして久しぶりに目が覚める働きをした。ずっと2割6分台に低迷していた打率も2割8分近くまで上昇したのだが、果たしてシーズン打率はどこまで行くのか、私はちょっと注目しているのである。


 [今日の花]


ギンミズヒキ銀水引:タデ科)
    ミズヒキ(水引)と同科同属である。ミズヒキは花穂が長く、花が表・裏で紅・白の色をしているところから祝儀袋などに掛ける水引に例えられてつけられた。こちらのギンミズヒキは花の色が白いところから「銀」が冠せられている。花の色が黄色いキンミズヒキ(金水引)という花もあるが、こちらはバラ科の植物で花の形もやや異なる。

     


左下:ニチニチソウ日々草:キョウチクトウ科)
          家庭園芸で人気の花。初夏から晩秋まで次々に花が咲くのでその名が付けられたという。
右下:ハゲイトウ葉鶏頭:ヒユ科) 別名「雁来紅
          「葉鶏頭」は葉が鶏のとさかのように真っ赤なことから、別名の「雁来紅」は雁が渡来する頃に赤く色づく、ということに由来するようだ。

         

          

 

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