フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

身近な志村けんさんの死で一層の警戒の念が/中国の教え子からマスクの援軍

2020-03-31 10:13:25 | 日記

    今のお笑い界第一人者の人気タレント志村けんさんの死は、新型コロナウィルスの脅威を身近に感じさせ、一層の警戒を促す一件ともなっている。新たな感染者数が毎日々々発表されているものの、同僚・身内に該当者がいないとちょっと「よその話」感が抜けなかったが、一気に目覚めた方も多いのではなかろうか。
   私はザ・ドリフターズの時代から余り好みのタレントではなく、現在の人気絶頂の”お笑いの大御所”になってもその出演番組はほとんど見ていないが、知名度で入院のニュースは気を引いた。ウィルス感染がわかり、肺炎を起こしているとの報道でも、まだ現役バリバリであるし快復するものと思っていた。それが「予断を許さない」状況となり、昨日(30日)訃報となった時はテレビもネットも一斉に緊急速報をした。その後報道番組も続く新聞も「志村けんさん死去」一色になっているところだが、私にとっても「コロナの身近な一件」の位置づけとなった。


   昨日、中国での教え子からマスクが届いた。ご存じのように新型コロナウィルスの発生元の中国では厳しい統制が敷かれ、一方ではマスクなどの必需品の欠品も大きな問題になっていたが、ようやく感染拡大の勢いが緩和されて来たようだ。
    彼女(教え子)は山東省の大学の日本語科の学生で、日本にも栃木の会社で外国人研修生として仕事をしたり卒業後も音信が途絶えることがなかったが、今回は日本の方がマスクの入手が困難な状況を知り、手持ちのマスクを送ってあげるということになった。私もどこの薬店に行ってもマスクは置いておらず全く買うことができずにいたので甘んじて送ってもらうことにした。私は花粉症持ちなので昨春まで使っていた残りが少しあっただけで、それが切れる寸前の着荷となった。
まさに戦場で砲弾が尽きるギリギリのところで援軍を得たという格好である。届いたマスクは活性炭層を含む4層の「プロ用マスク」となっていたが、表面に活性炭の色が透けて少し黒ずんでいる。街中で着用している人を見たことがないのでネット検索してみたら、確かにそういう仕様のものが載っていた。数は35枚、まずはこのウィルス感染を凌げるかもしれない。

              
    中国の教え子から送られてきたマスクの援軍

  

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異例づくめの春 井の頭公園は桜満開も花見は自粛に

2020-03-30 23:13:10 | 日記

桜の花はコロナウィルスの蔓延にも関係なく満開の時期を迎えたが、不急・不要な外出や大勢が集まる行事・イベント等の自粛が求められている中、桜満開の井の頭公園ではいつもの花見の光景はご法度となった。
昨日(29日)一昨日は上野公園、代々木公園と共に花見の人出が多い場所として、通行止めの措置が取られた。 それに先駆けて27日に井の頭公園を歩いた。風が強かったものの週末金曜の午後としては人出は少く、園内各所に張られた花見の自粛要請のもと、せいぜい家族連れがお弁当を開くか2、3人が 酒を酌み交わす程度の寂しい花見になっていた。異例づくめの春だなと思っていたら、今度は時ならぬ雪となった。私は名古屋に出張に出ていてその光景を見ることが出来なかったが、夜遅く帰京したら、そこかしこに雪が積まれていた。かなり降ったことが伺われた。


【写真】上段左右=いつもならブルーシートが敷き詰められ、”花見銀座”となる広場は人影まばら。
下段左=枝を大きく広げるこの木の下は家族連れの花見のメッカであるのだが・・。
下段右=井の頭池ではいつものようにボートからの花見を楽しんでいた。

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外出自粛要請で買いだめパニックに拍車!!/牛肉はたっぷりあるのに豚肉、鶏肉は空っぽ

2020-03-27 17:21:04 | 日記

   小池都知事がコロナウィルスの「感染爆発の重大局面」にあるとして、都民に平日はできるだけ自宅で仕事をすること、夜間の外出を控えること、週末は不要不急の外出を自粛することを要請。そのせいなのであろう、主婦を中心にスーパーなどでの買いだめ、買い漁りに拍車がかかっているようだ。買い物かごに食品やトイレットペーパーなどを投げ込むように買い漁る光景がテレビで映されていた。
   家内が昼の買い物から帰って来て、商品棚が品薄になっていると話す。そして夕方に「ビール」や「茶飲料」などのケースの買い物の手伝いに同行した。重量物なのでいつも私が運び役になるのだが、昨日(26日)は買い物模様をひと目見ようとのヤジ馬根性も手伝ってスーパーに同行した。そしてどんな物が買い漁られているかを見てみたところ、卵や飲料水やパン類の棚が空っぽになっていた。冷凍食品もいつもより残りの商品がずっと少ない。面白かったのは精肉のコーナーだ。牛肉はまだ十分にあるのに、豚肉と鶏肉は完全に売り切れになっていた。見事な違いだ。牛肉は買いだめ、買い漁りの対象にならないのだと初めて知った。

   一夜明けて、今朝家内が同じスーパーの様子を見に行って驚いて帰って来た。開店早々の時間だが、入店待ちの客が数十メートル並んでおり、これまで見たことがない光景だと言う。そこでの買い物を諦めて青果のスーパーに行ったところ、そこも凄い客でキャベツひと玉だけやっと買えたと呆れかえっていた。
   今、テレビのニュースショーではまさにそんな光景を映し、「商品は十分にあるので買いだめ、買い急ぎはしないように」と訴えているところだが、マスクからトイレットペーパーそして他の日用品、食品へ・・大変なパニック心理に陥っている。

 

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東京五輪を飲み込んだコロナウィルス/馬上・枕上・厠上

2020-03-26 10:24:06 | 日記
   とうとう東京五輪まで呑み込んじゃった新型コロナウィルス。
   東京オリンピックが開催できるのか? 何年もかけて準備をして来た大会関係者たち、一生に一度かも知れない晴れの舞台に照準を合わせて出場をめざして来た選手たち、やっとの思いで入場券を手に入れたファンたち、聖火リレーのランナーに選ばれた人たち、そして世紀の祭典を楽しみにしていた多くの国民は本当にもやもやし、そして落胆したに違いない。だが今のままでは「蛇の生殺し」状態が続くだけだし、ここでの結論はやむを得ないと思う。「来年夏までには開催」とのことだが、それさえ大変な難題が横たわっているという。
何という厄禍であろうか。
 

「馬上・枕上・厠上(ばじょう・ちんじょう・しじょう)」
   昨日まで4日間の講師の仕事で出かけた静岡へ行く新幹線の中で思い出した言葉である。中国の故事で「馬に乗っている時、床に入った時、便所で座っている時には良い考えが浮かぶものだ」という意味だが、「馬上」は今で言えば乗り物に乗って移動している時ということになる。
   会社現役時代、東京の本社から九州の工場へ、また逆に工場から本社への出張が毎月あった、飛行機や新幹線の中で誰にも煩わされることの無いこの時間はものを考えることが出来る実に貴重な時間であり、また次々とアイデアが浮かんで来たものである。その時に覚えたというか知った言葉だ。
   今回、車窓から富士の姿が見えた時に当時のことが頭に浮かんだ。現場の操業が極めて不調だった工場長時代は悲痛な思いで毎月本社での工場長会議に出席していた。その途上、飛行機や新幹線の中で缶ビールを飲みながら窓の外を眺めていると不思議と前向きな考えやいいアイデアが浮かんで来るのだ。留守を守る工場では部下たちが「もう今度という今度は工場長も絶体絶命だろう」と思いつつ待っているところへ何食わぬ顔で帰ると「大丈夫だったんですか?」と拍子抜けした顔で迎えられた。私が本社転勤後に工場へ出張すると、後々まで当時の部下たちとその時代の話で盛り上がった。馬上(車中・機中)の効用のお陰なのである。
  
   
講習会会場から眺めた富士山と新幹線(下の白いライン)

 
 
 
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コロナウィルスがまき散らす国内外での余波/マスクの通販広告に違和感

2020-03-22 08:56:27 | 日記

新型コロナウィルスは世界レベルで社会・政治・経済に様々な歪みや摩擦を巻き起こしている。
中国での感染拡大はようやく横ばいとなり収束感が出ている中、韓国やヨーロッパでの感染が増大。中でもイタリアでの急激な感染増が著しく、死者数に至っては既に中国の累計数を突破した。
こうした情勢下で各国、各地方の政治リーダー達の思惑が渦巻いている。
先に取り上げた安倍首相が唐突の全国小中高校の一斉休校。これは荻生田文科大臣をつんぼ桟敷に置き、直前に知った所轄大臣の反対を無視しての強行だったという。
米国では景況予測の急激な悪化で株価が暴落し、株価高が最大の政治的武器としていたトランプ大統領も、これまでノホホンとしていたものが俄かに景気立て直しの施策に走り出した。
日本での感染拡大を冷笑していた韓国の文大統領も自国のウィルス検査体制強化に乗り出した。今は、韓国の感染者数が多いのは検査数が日本より断然多いからだとアピールをしている。
台湾は中国本土と至近距離にあるにも関わらず感染拡大の報道は聞かれない。毎日、テレビ・新聞で発表される国別感染者数の推移の中で、台湾の名前は出て来ない。何でも蔡総統がいち早く感染防止に踏み切り、マスクも国が管理して広く国民に行き渡るように配給制にしている等が功を奏し、国民の支持率がアップしているのだそうだ。
昨日今日のニュースで、日本では大坂府知事が大坂ー兵庫間の往来を規制すると発表。このことについて兵庫県知事は”寝耳に水”の話として憤慨している。


今朝(22日)の購読紙にマスクの通販の広告が載った。国中で店頭からマスクが消えて久しい中、ちょっとおかしな広告である。「立体マスク30枚セット 一人3セットまで」とあるこの広告、限定3千セットとあるが、どういう意図の販売なんだろうかと思った。 店頭品切れで困っている人に、というなら「一人90枚まで」などと言わず、少しでも多くの人に行き渡るよう「一人1セット(30枚)まで」とすべきだろう。値段も高い設定である。
「緊急入荷」としている広告元は『夢グループ』。胡散臭い気がして簡便ながらネットで検索したら「アーティストのマネジメント、夢コンサートの開催などのコンサートプロモーターの業務、カラオケマシンを中心とした家電などの通信販売事業が中心」 とあり、マスクみたいな衛生用品の取り扱いに違和感があるし、トラブルも多いというような記事も目にした。 昨日も市内のドラッグストアやコンビニを回ったが収穫ゼロで、我が家でも本当に困っているが、ちょっと飛びつく気にならない。

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