フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

好発進のロンドン五輪

2012-07-27 18:04:47 | ロンドン五輪

   いやあ、昨日はうだるような暑さだった。昼からの数時間冷房のよく効いた会場で定席の講談を聴いた後、外に出たらまさに熱暑地獄。そんな中を大勢の人々がいそいそと行き交っている都心の光景を見て、会社時代はこんな中で仕事をしていたんだなあ、と感慨を新たにした。

   さて、ロンドン・オリンピックはいよいよ今晩、日本時間で言えば明日早朝の5時から開会式が行われるが、すでに男女のサッカー競技は始まっている。
   一昨夜には女子の”なでしこジャパン”が2-1でカナダを破り、昨夜は男子が強豪スペインに1-0で勝って、日本中が湧く上々のスタートを切った。この2つの試合の実況中継がそうであったが、日本とヨーロッパでは昼夜が逆になるので、これから五輪本番を迎えて真夜中のテレビ中継に寝不足になる向きもたくさんおられることであろう。一昨夜の真夜中の女子サッカーの試合は見るのを諦めて寝てしまったが、家内がテレビの前で拍手する音を聞いて日本の得点を察知した。昨夜は通常なら見られる時間帯であったが、会社時代のOB仲間の定例飲み会から帰ってテレビの前に座ったものの酔眼朦朧として、断片的にしか見ていなかった。
   いずれも結果が分かっている翌日のニュースなどでリプレイを見たが、やはり生で見た感動とは比べものにならない。これからは極力ライブでテレビ観戦したいものだ。

  
[今日の花]

 ダリア
   今、神代植物園のダリア園が見頃を迎えている。真夏の”華”とも言うべき大輪の色鮮やかな花が咲き誇っていて見応えがある。
   因みにダリアはキク科の植物で、花言葉には「華麗」「優雅」「威厳」などがあり、和名は「天竺牡丹」と言うのだそうだ。 まずは色・形さまざまなダリアをご覧あれ。

 
 
 

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女子ソフトそしてWCB

2012-07-25 12:15:07 | 新聞を読んで

   オリンピック・ロンドン大会が開幕間近に迫った。
   今日の新聞朝刊一面下の名物コラムに概略次のようなことが載っていた。
  「昨日のスポーツ面を開くと、ソフトボールの女子世界選手権で日本が42年ぶりの優勝を果たした記事が載っていた。カナダで開かれていたのをうかつにも知らずにいた。ソフト女子といえば北京五輪の金メダルを思い出す。上野投手の3連投が日本中を熱くした・・・だがロンドンでは五輪競技から外れた。熱が冷め、世界選手権の壮行会にはテレビカメラの1台もなかったという・・・4年前、ソフト女子の金は1面トップを飾り、その紙面の端っこに小さく”なでしこ銅を逃がす”とある・・・」
   時が流れ、日本中を熱狂させるヒロインは完全に変わってしまった。片や昨年のサッカー女子ワールドカップに優勝してフィーバーを巻き起こし、国民の期待を担ってロンドン五輪に臨む”なでしこジャパン”、片や世界選手権に優勝したというのに、五輪種目から外れて全く注目されなくなってしまった女子ソフト。これは余りに落差が大き過ぎる。コラムでも「メディアの移り気」と自省しているが、国民も完全にそのリードに乗っかっている象徴的な出来事だと思う。

   オリンピックの肥大化に歯止めをかけるため、女子のソフトボールとともにロンドン五輪の種目から外れた男子の野球。こちらは世界選手権やワールドカップという国際競技会はないが、米大リーグ(MLB)が主導し「野球の世界一決定戦」と名を打って、2006年からWCB(ワールド・クラシック・ベースボル)が開催されるようになった。
   日本は当初、プロ野球機構(NPB)もプロ野球選手会も参加に消極的だったが、最終的には参加に踏み切り、過去2回の大会とも優勝をさらってしまった。前回2009年の大会では、それまで不振だったイチローが決勝戦にサヨナラヒットを打って宿敵韓国を破り、これも日本中が狂喜したことを鮮明に覚えている。
   しかし、以前からずっとくすぶっていた大会運営への不満から、先日選手会が2013年の大会不参加を決議した。NPBは参加の意向を表明しているが、NPBも抱えている不満の大きな理由は各国のスポンサー料や放映権料、ロイヤリティー権料などの収益は全てMLBが運営する機構に集められ、それを参加チームに分配するというシステムである。日本では人気のある野球で大きな収益が上がるのに、それを全部MLBが吸い上げてしまうという運営の改善を要求していたが、改める回答が得られないとして日本の選手会が反旗を翻したのだ。
   確かに世界の野球界の現状はMLBが頂点に立っており、MLBは自らが「野球の盟主」であるとの認識である。そんなMLBの傲慢さに反発するのも分からぬではないが、オリンピックの種目から外され、WCBもボイコットでは日本のプロ野球界は盛り上がるまい。


[今日の花]


     
         ボタンクサギ(牡丹臭木) 遠くからはちょっとアジサイのように見える(左上)


          
                  色鮮やかな蔓性の花 ノウゼンカズラ(凌霄花、紫葳)



    
    ウバユリ(姥百合)           ヤマユリ(山百合)          オニユリ(鬼百合)
 

 

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蝉の声/プロ野球オールスター戦・イチローなど

2012-07-24 23:30:39 | 日記

   今日の散歩で今年初めて蝉の声を聞いた。最初はニイニゼミの声が聞こえた。もう7月も下旬である。梅雨は明けたし、学校も夏休みに入っている。昨年はいつ頃から蝉が鳴いていたのか記憶は定かでないが、今年は平年より大分遅い気がする。その内にミンミンゼミの声が聞こえた。あれっ、まだアブラゼミも鳴いていないのにこっちはちょっと早いな、と思うまもなく今度はアブラゼミの声である。この数日公園を歩いていなかったので、こちらが蝉が鳴いているのに気がつかなかったのかもしれないが、それにしても東京地方ではニイニゼミ→アブラゼミ→ミンミニゼミと順を追って登場する蝉を同じ日に初めて耳にするとは。ここにもどこかおかしい自然を感じるのである。

   昨日はプロ野球のオールスター第3戦があり、今年のオールスター戦が終わった。結果はセリーグの2連勝の後パリーグが一矢を報いたのだが、「同じ献立 三日じゃ飽きる」と今日の新聞の川柳に読まれているように、目ぼしいスター選手がいない小粒のセ・パ代表選手での3試合は飽き飽きする。   元々3試合は多すぎる、2試合でいいというのが私の持論である。
   初戦はやはり緊張感があって、それなり球趣が盛り上がる。大リーグでは1試合のみで、これは何かもったいない。もう1試合あってよさそうに思う。特に今年は注目のダルビッシュが最後に滑り込みで選出されたものの、1試合だけでは出場の機会がなかったので余計そう感じた。しかし、3試合となるともう惰性で緊張感も薄れ、まして今の日本のプロ野球の選手層では興ざめしてしまう。そうなった大きな原因は有力選手がみんな大リーグに行ってしまったからである。
   現役の日本人大リーガーをさらってみると、イチロー、松井秀喜、松坂大輔、ダルビッシュ有、岩隈久志、上原浩治、黒田博樹、福留孝介、和田毅、西岡剛、川崎宗則、青木宣親、五十嵐亮太、高橋尚成、斉藤隆・・・どうだろう、これだけでオールスター・チームが出来上がってしまう。(まあ守備位置全部は満たせないけれど)
   かつてのスター選手が揃っていたような時代でも第3戦は消化試合みたいな感じだったので、せいぜい2試合に減らすべきと考えていた。また大リーグ志向の選手の方も、アメリカに行って潰されるより、日本のプロ野球をもっと盛り上げて欲しいものだと思うようになった。
   そう言う私は、もう大分前から「元プロ野球ファン」なのである。

   上で名前の挙がったイチローが今日、ヤンキースに移籍するという電撃的なニュースがあり、早速前日までいた古巣マリナーズとの試合に先発出場をした。今回のブログでオールスター戦の記事を書くにあたって、イチローと松井の不振について触れる予定をしていたのだが、思いがけないニュースに出くわした。アメリカに渡ったその年に新人でア・リーグの首位打者、新人王それにMVPを獲得し、以後10年連続200本安打を続けていたイチローも昨年とうとうその記録が途絶え年齢的な衰えかと言われていた。そして今シーズンはさらなる不振に喘いでいる。私も新聞の日本人大リーガーの短信を見ながら気を揉んでいた。そんなさ中で、万年最下位争いの”常敗”チームから大リーグ随一の人気球団ヤンキースへの移籍である。
   この劇的な環境の変化がどのような効果をもたらすのか、まずは期待を持って見守りたい。
   松井の方は根が深いように思える。本人は日本のプロ野球に復帰する気はなく、今シーズンはマイナー契約からのスタートとなった。大リーグに昇格直後にホームランを打って期待も持たせたが、打率が1割台を推移して目を覆いたくなる不振に泣いている。選手生活の限界が迫って言えるだろう。現役選手の中では、イチローは厳しく自分を律する侍的な姿に、松井は人物的に、共に好感を持って応援をしていたのだが、松井の現況は厳しいと言わざるを得ない。


[今日の花]
 その名知らず

   下の写真はいずれも神代植物園の野草園に咲いていたものだが、その名前が分からない。それぞれ可憐な花であり、読者でお分かりの方がおられたら教えていただきたい。


   

       

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クラス会&大相撲

2012-07-22 19:59:07 | 日記

   梅雨明け直前・直後の猛暑から一転、このところぐずついた天気が続き、お蔭で過ごし易くなっている。
  
    昨日は大学時代のクラス会があって日帰りで静岡まで遠征して来た。10年近く前から有志の呼びかけで数人がミニクラス会として集まっていたのだが、最近になって世話役の幹事を決め、名簿も整理してみんなに呼びかけるようになったのだ。因みに我々の学科は定員20名、その内2名が他界している。
   実は静岡でのクラス会は2年前に企画されたものである。その時の話の流れから、静岡に住むメンバーに「次は静岡の用宗で生シラスを食べる会をやろう」ということになったのだが、昨年は大震災の影響もあってうやむやになってしまった。みんなはこのことを覚えていて、5月にあった学科のOB総会に出て来たそのメンバーに「あれはどうなったんだ。計画してくれよ」と督促をして実現したのである。当日急病でドタキャンになった1名を除いて9名が静岡に集まった。
   釜ゆでシラスや天日干しシラスはいつでも食べられるが、生シラスは漁があったその日の内でないと食べられないので、気候や海水の状況によって漁場の用宗に行っても食べられるかどうかは保証の限りではなく、世話役のメンバーは相当気を揉んだことと思う。    ともあれ、昼は丸子宿の名物「とろろ飯」、旧跡散策後の晩は用宗の生シラスにありつき、おまけに世話役が気を利かせてマグロの兜焼きまで出て来て、参加者一同大満足のクラス会になった。

   写真下左は透き通るような生シラス。これを酢醤油などの好みの味付けで食べると独特の海の香りがする。下中は集まった面々、そして下右がマグロの兜焼きである。写真では大きさが分かりにくいが35センチほどの頭であろうか。頭の骨の回りにつくゼラチン豊富な肉がたっぷりとついていた。




   話変わって、今日は大相撲名古屋場所の千秋楽であった。昨日まで全勝同士の横綱白鵬と大関日馬富士が直接対決をする大一番があった。
   結果は日馬富士が勝って全勝優勝をしたが、千秋楽での全勝対決は29年ぶりとのこと。また横綱・大関の対戦では15日制の場所になって史上初めてのことらしい。29年前は千代の富士と隆の里だったそうだが、千秋楽の全勝対決といえば初代若乃花と栃錦との名勝負、大鵬と柏戸の2度の対決を思い浮かべる。特に最初の柏鵬対決では休場明けの柏戸が勝ち「涙の復帰・全勝優勝」として相撲ファンを沸かせた。
   それはともかくとして、日馬富士は先場所、千秋楽の白鵬戦に勝ってやっと勝ち越したのだ。この日馬富士に限らず、大関になる時の勢いはどこへやら、大関に昇進すると決まって低迷してしまうことが多い。大関での安泰が相撲のゴールであるかのようだ。弱い大関の蔑称であるクンロク(9勝6敗)どころかカド番大関なんていうのも全く珍しくはない。
   日馬富士にしても2008年の11月に大関に昇進してから21場所で1度優勝したきりであった。先場所のやっとの8勝から今場所も余り期待しなかったが、初日から見違えるように動きがよく俊敏な日馬富士が戻ったような取組みが続いていた。一方の白鵬は先場所珍しく大敗して年齢的にピークを越したのではと評され、今場所も前半は不安な内容の相撲であった。それでも14目まで全勝を保ったところは、優勝は逃したとはいえ、横綱の責任を果たしたと言ってよいだろう。横綱・大関は優勝しなくてもこうでなくてはいけない。
   ところで先場所優勝の旭天鵬は初日から13連敗の2勝止まり、先場所8勝7敗の日馬富士が全勝優勝。相撲って取ってみないと分からないものだ。

[今日の花]

             
            リョウブ令法:リョウブ科)の花のアップ      オミナエシ女郎花:オミナエシ科)と虻

    
                                  ハス:ハス科)

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大揺れのいじめ・自殺問題を考える

2012-07-19 18:35:16 | 時事トピックス

   今、大津市の中学生のいじめ・自殺問題が大揺れに揺れている。
   去年の10月に大津市の中学2年生男子が「いじめを苦に自殺した」という問題である。これまで何回も社会問題化したし、学校だけにとどまらないいじめの撲滅が叫ばれて来たが、自殺はちっとも跡を絶たない。「いじめ」と「自殺」との関係は真相が究明されないまま、学校や教育委員会の「直接の関係は認められなかった」とか「そういう認識はない」などの発表を、不満に思い不信感を残しながらうやむやに葬り去られて来た。
   今回も当初はそのパターンで推移したのだが、遺族側が起こした損害賠償の裁判などを通じて、隠ぺいされていた生徒へのアンケート結果などがだんだん明るみに出て来て、いじめの実態が”確信”される状態になった。そのため、本来当局側にある大津市の若き女性市長が市の教育委員会に真っ向から不信を露わにし、いじめと自殺の因果関係を認め、和解に応じる考えを表明した。このことは従来の行政に全く見られなかったいさぎよさと清新さが感じられ、共感を呼んだ。
  
   だが今度は別の問題をはらむことになった。警察がいじめの加害生徒を暴行の容疑で学校などの捜索に入ったのである。たぶん多くの人は「学校や教育委員会には任せておけない」、「いじめを撲滅するには加害側の生徒を厳罰に処すべきだ」と考えているだろうし、警察による刑事告訴に期待していることと思う。
   しかしである。これは教育現場への警察権力の介入である。これくらいのことで教育が警察に歪められる、などと騒ぎ立てるほどのことはないと言われるだろうが、権力は少しのスキを突いて入り込み、徐々に拡大していくものである。ちょっと警戒をすべきと思う。
   一方、学校や教育委員会には被害生徒や加害側のプライバシーや家庭などには踏み込めない悩みはある。だが教育の現場に自浄能力がなく、批判をかわし、嵐の納まるのを待っているだけのこれまでの「ことなかれ主義」が行き詰った結果であることを、教育界全体が考えるべきであろう。大津市だけでなく、全国の教育界が似たような病巣を抱えているはずであるから。

   1週間か10日ほど前、似たようないじめ・自殺による損害賠償裁判で裁判所は「いじめと自殺の直接の関係は認められない」として被害者遺族の訴えを退ける判決を下した。その時の記者会見での遺族の言葉が脳裏に焼き付いている。「自殺はコップに溜まった水があふれ出たようなものだ。裁判所は一滴一滴の水について(それは自殺に直結するものではないと)しか論じていない。」
  自殺はコップに溜まった水があふれ出たようなものだ・・・この言葉は重く受け止めるべきであろう。

[今日の花]

ムクゲ(木槿)
   梅雨の時季を代表する花がアジサイ(紫陽花)なら、ムクゲは梅雨明け後の今時期の代表選手の一つであろう。アオイ科フヨウ属ということで、ご存じのフヨウ(芙蓉)によく似た花である。


   

   

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