水溜りに映る新緑
このところ天気がぐずつき気味で、散歩に出られない日が続いていたが、関東地方は例年より2週間前後も早い梅雨入りとなった。
雨の合間を縫って井の頭公園を歩いてみると、所々にできた水溜りに映る新緑がとても目に優しかった。
また、折りからの強い風にあおられた落花落葉が、地表に思いもかけぬ興趣を添えていた。 普段地上に落ちた花や葉など余り目に留めぬものだが、今日は落花落葉にカメラを向けてみた。
上左は緋色のジュウタンを敷いたようなハコネウツギ(箱根空木)。右は遊歩道に落ちた真っ白なウツギの花。
余り気がつかないものだが常緑のアカマツ(赤松)でも葉は抜け代わる。右は珍しい葉の形をしたアカガシワ(赤柏)。
これはイイギリ(飯桐)の花。イイギリは高木なのでなかな花は見られないが、地表に落ちて眞近に見ることができた。
右はトウカエデ(唐楓)の葉と薄緑した翼果(翼の形をした実)である。
イヌシデ(犬四手)の葉と果穂(やはり薄緑の部分)。ちょっとコンパクトカメラの写真では限界があって何かよく分からない。右はヒノキ(桧)に似たサワラの葉。
ヒノキとサワラは樹形も樹皮も似通っていて区別しにくいが、葉をよく見ると識別できる。