堀内詔子ワクチン担当相が明日(3月31日)に退任するという。”名ばかり大臣”の事実上の解任である。後任は松野内閣官房長官が兼務するのだそうだ。
冗談じゃない、官房長官なんて首相と同じくらい、あるいはそれ以上に忙しいポストである。一方、ワクチン担当相は現在の火急の役職である。それを軽々しく兼務だとは・・・。
菅内閣では河野担当相がこれでもかと思うくらい連日メディアに顔を出していた。突っ込み過ぎの部分はあったにせよ役目は果たしていた。それが内閣が変わるや堀内氏になるとメディアの前に出ることはほとんど無くなったし、記者会見でも国会答弁でも目が泳いでいるような自信のない表情で、弱々しく答弁原稿を読むだけであった。
岸田内閣の船出に当たって”期待の”清新初入閣であったはずだが、どうもそうではないらしい。堀内氏の義父は岸田首相の派閥の重鎮だった堀内光男氏であると知った。何だ縁故入閣だったんだ。道理で・・・。それはともかく、第6波が収束方向に向かっているかと思いきや、直近の東京の感染者がまた増加の兆しを見せているが、何の役目を負っていたのやら・・・
もう旧聞の話、先週の日曜日に渋谷でバスを待っていたらデモ隊の隊列に出くわした。通行する車の波に見え隠れして何のデモか分かりにくかったが、その内「戦争反対」とか「ロシア~」などというプラカードが見え、ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議デモだと分かった。間もなくバスが来て乗車すると運転手のアナウンスがあった。途中デモ隊の行進があり、バスの運行が遅れる見込みであるとのことだ。渋谷駅を出ると、丁度バス路線に逆行する形で隊列が続いていた。代々木公園での決起集会の後の行進のようだ。相当な動員数であり、プラカードやゼッケンを見ると参加団体も多種多様であった。ただ、主催者がどこなのか分からない。家に帰って夜のテレビニュースを視ても報道がなかった。翌日の新聞(朝日)にもかけらほどの記事も無かった。一体何の団体だったのだろうか。
【本稿は出張先でスマホでの投稿のため、文字列の乱調をお許し願いたい】