フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

日本は初記録ラッシュで平昌五輪閉幕/ただし「史上最多」と評するどんなものか?/それでも五輪ならでは

2018-02-26 17:12:34 | 日記

   開幕前にはいろいろ懸念材料や政治絡みの問題が報じられた韓国・平昌冬季オリンピックであったが、昨日(24日)無事盛会裡に閉幕した。安堵とともに日本チームの活躍に満足もできたのではないだろうか。特にメダル獲得の面では初記録のラッシュで沸いた。私が思い付くところは以下である。
 *日本チームのメダル総数 13個
 *一つの競技でのメダル総数 スピードスケート女子の6個(内金3)
 *一人で金・銀・銅の3種メダル (スピードスケートの高木美保選手)
 *2大会連続金メダル (フィギュアスケートの羽生結弦選手)
   *姉妹で4種目にメダル (スピードスケート高木菜奈・美保選手 内金2種目)
 *カーリングで初メダル(女子が銅)
   *男子モーグルで初メダル(原大智選手が銅)
   *女子スキージャンプで初メダル(高梨沙羅選手が銅)
その他初ではないが、男子フィギュアで金・銀ダブル(羽生選手・宇野昌磨選手)、女子スピードスケート1000mで銀・銅ダブル(小平奈緒選手・高木美保選手)、2大会連続銀メダル(ノルディック複合の渡部暁斗選手、スキーハーフパイプの平野歩夢選手)など印象に残る記録が生まれた。 

   日本のメダル獲得数については、「長野五輪を上回る史上最多」が喧伝されているが、これについては言い方が正しくない。長野と平昌では競技種目数が全く違うのである。長野が68種目に対し、平昌は102種目。34種目、丁度1.5倍に増えているのである。
   現にスピードスケート女子の団体追い抜きやマススタートの金メダル2種目は長野では無かった種目だし、女子のスキージャンプも無かった。そういうことを抜きに「史上最多」と単純に評するのはどんなものだろうか。
  
   でもどのメダルも楽に取れたものは一つもないだろう。実力伯仲の世界のトップレベルとの争いの結果として得られたもので、その過程はどれもハラハラし、その結果はどれも興奮と感動を与えた。やはりオリンピックならでは・・である。今テレビは先ほど成田に帰って来たメダリスト達の笑顔を映し出しているところである。

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フィギュア宮原選手には「おめでとう」を!/女子パシュート 日本の智恵で金メダル

2018-02-24 21:19:39 | 日記

   昨日(23)日のフィギュアスケートのフリーを終えて、メダルには手が届かず4位だったけれど宮原知子選手には「本当によくやった。おめでとう」と言ってあげたいと思った。というのも、金・銀メダルのロシアの2人の選手はもう別格で、異次元の世界から降りて来た妖精である。得点では3位のカナダ・オズモンド選手にも遅れは取ったものの、宮原選手は持てるものを出し切った渾身の演技であった。勿論自己最高得点で、演技が終わった瞬間に今まで見たことがないガッツポーズをした。いつもインタビューなどでははにかみ、自信のなさそうな受け答えをしているが、こんなに全身で喜びを表すのを見たことがない。
   インターネットで見た記事なのだが、キャスターの松岡修造さんが、宮原選手へのインタビューで「おめでとうございます」と声を掛けたことに賞賛の声が上がっているという。「残念でしたね」ではなくて、力を出し切れた演技に「おめでとう」と言えたのはアスリートをリスペクトする松岡さんらしい言葉だったというのだ。私も同じ考えなのである。
   これを機に更に宮原選手が成長することを期待している。それにしてもロシアの2人はすごい。

 
   もう一つ五輪の話題。日本期待のスケート女子団体追い抜き戦(今や「パシュート」と言った方が通りがよいが)は、決勝でオランダを破って期待通りに金メダルを取った。1チームは4人でその内の3人が滑り、本来は相手チームの1人でも抜いた方が勝ちになるが、現実には3人目の選手のゴールのタイムで勝負が決まる。そして勝負のポイントは3人の中で遅れる選手が出ないよう、チームワークで滑走時の風圧を如何に調整するかがカギになるとのこと。3人の選手の持ちタイムを合わせるだけなら、スケート王国のオランダに勝てるわけがないが、そのチームワークで日本に一日の長があったわけだ。日本チームは年に300日の合宿を重ねてそれを追求して来たというが、それを可能にする助成金が国から出ているようだ。やっぱり有望種目、人気種目はそういう資金が得やすい。これで女子のスピードスケート種目だけで金2、銀2、銅1のメダルを量産した。
   一方、個人の持ちタイムでは劣るがチームワークでメダルを獲った例としては夏の五輪の男子400mリレーがある。よく知られた「バトン受け渡しの技術」も日本独自の智恵の所産である。

 

 

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風邪でダウン/金メダルの後の美談/研修会で知ったこと

2018-02-21 21:07:20 | 日記

 先週後半風邪気味であったが、暖かかった陽気に油断して週末土日はダウンして寝込んでしまった。寝疲れして床から立つにも節々が痛かったが、こんなことでは入院でもしたらどうなるんだと、自分が情けなく思った次第。幸いというか、枕元のテレビで平昌五輪の放送を視る時間が沢山取れた。 

   その五輪のハイライトの一つ、女子スピードスケートの小平選手の優勝はその後ライバル物語を越えた友情の美談が日韓両国で大きな反響を呼んだようだ。五輪の三連覇を阻まれた韓国の李相花選手と小平選手はライバルであり親友であったが、雌雄を決した後のリンクでもお互いに気遣い敬意を払っていたし、その後のインタビューなどでも過去の友情のエピソードを披露していた。金銀のメダルを取っても浮ついたところがない小平選手の表情がすごくきれいに見えた。
 

   風邪の治りかけに出かけた研修会で、ためになることを知った。民生委員としても、我々年齢層としても頻繁に出会うテーマの「介護予防」に関してである。まず世界的にも高齢化が進んでいる中にあって日本は世界一の超高齢社会なのだと知った。その前に、総人口に占める65歳以上の率が7%以上が高齢化社会、14%以上が高齢社会、21%以上を超高齢社会、と言うのだそうだが、日本は既に2007年に超高齢社会に到達していて、現在(平成29年)は27.3%。世界に類を見ない超高齢社会なんだとか。
   じゃあ国民が長生きして高齢社会になって何が問題なのか? それは医療・介護費が増え続けて、このままでは地方自治体の財政が破たんするからだ。そこで大切なのが健康寿命を延ばすことで、俗に言う「PPK(ピンピンコロリ)」を目指すことである。
   研修の本題はここから入って行くわけだが、ここで「ロコモティブシンドローム」とか「フレイルサイクルの悪循環」なんていう言葉が登場する。そして「要介護」「要支援」にならないために、どんなチェックをし、どんな運動をしたらよいかに進んで行くのだが、もう私の頭は詰め込み過ぎでパンク寸前である。
   しかし、自分の介護予防に対しても、社会の課題に対しても重要な事柄であることは理解できた。テキストを読み直してもう少し理解をしたいと思っているところである。 

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連日の五輪Vの快挙/羽生・羽生の取り合わせの”妙”

2018-02-19 15:32:18 | 日記

   平昌五輪は連日の快挙で日本中が歓喜に湧いている。17日に男子フィギュアで羽生選手が金、宇野選手が銀のダブルメダルという快挙を成し遂げて興奮がまだ冷めやらない翌18日には、スピードスケート種目で本命中の本命視されていた女子500mで小平奈緒選手が優勝した。スピードスケートでは女子で初の金メダル、しかもオリンピック新記録での快勝であった。小平選手は最近のワールドカップでは無敵を誇っていたが、世界記録保持者で五輪3連覇を狙うもう一方の雄、韓国の李相花選手も出場する。だが五輪新を出した小平選手の直後に滑った李選手のタイムはそれを上回ることはなかった。最後の1組(2人)の結果を待たず、ほぼ優勝が決まった。
   前号で長野五輪金メダリストの清水宏保さんの「メダルの色」についてのコメントを引用したが、今朝の紙面(朝日)ではこう言っている。「レースは本人にしてみれば8割か9割の出来。オリンピックは100%の力が出せないところ。8割でも勝つ準備が出来ていたから金メダルが取れた」と。五輪大会前にメディアが予想するメダル獲得数にはいつも”大甘”を感じているが、それは期待するファン感情に寄りかかったものだろう。しかし、羽生選手や小平選手には実力の「余力」というか「引き出し」があったのだと思わせる。

  
   五輪では羽生(ハニュウ)選手が優勝した17日、将棋界では羽生(ハブ)永世七冠が中学生棋士藤井五段に敗れた。まだその結果が出る前に投稿された読者川柳の「盤上の 勝負に挑む 羽生羽生」というのが実に面白い。氷盤上の闘いと将棋盤上の勝負、そして同じ字で読みの異なる名前、ともに投稿の日の夜の大ニュースになった。片や日本中のヒーローに、片や国民栄誉賞という大看板を背負って、新鋭のヒーローに手を貸した形になった。こんな取り合わせの妙は小説やドラマでも発想できない”ドキュメント”であった。
  

 

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男子フィギュアは金・銀ダブルメダル/メダルの色について/母が98歳の誕生日

2018-02-17 15:21:28 | 日記

   平昌五輪で今日は日本中が湧いたのではなかろうか。先ほど終わった男子フィギュア―で羽生結弦選手が金、宇野昌磨選手が銀という日本人が願う最高の形になった。前回ソチ五輪の勝者羽生選手は「絶対王者」とまで言われる実力を誇ったが右足首のケガで出場自体が危ぶまれていたが、復帰初戦となる五輪の舞台で不死鳥のように甦った。見る者を感動させるに余りある演技であった。羽生選手の後を追うように成長著しい宇野選手も世界の強豪と渡り合っての堂々の銀。私の記憶する限り1972年の札幌五輪のスキー・ジャンプで笠谷幸生選手の金を筆頭に、金・銀・銅独占で狂喜したことに次ぐ快挙だと思う。今晩のニュース・報道番組はこの快挙一色になることだろう。

   ブログの合間の期間中にもスキーハーフパイプの平野選手、スキー複合で渡部選手が銀を取り、スピードスケート1000mでは小平選手が銀、高木選手が銅とダブルメダルを取ってメダルラッシュに沸いていたところだが、金は今大会初めてでやはり喜びが一味違う。
   メダルの色について、長野五輪のスピードスケート500mの覇者清水宏保選手がこんなことを言っていた。「金は嬉しい。銀はちょっと悔しい。銅はホッとする」 なるほど「金」はそのものズバリだが、「銀」は金を取れる可能性もあったので、心残りがする。「銅」ではメダルに手が届いてホッとする・・・という気持ちになるようだ。平野選手も渡部選手も小平選手も皆インタビューでそういう「銀」の情感が現れていた。
   残る日程でも金の有力種目が残っているので楽しみだが、今日は大会きってのハイライト・シーンがライブで見られて幸いであった。


   昨日は実家の母の98歳の誕生日であった。お祝いには行けなかったが電話で元気な声を聞いた。隣近所にはもう同年配の知り合いはなく、デーサービスに行くのが一番楽しみなようだ。昨年までは台所の”現役”だったが、今では朝晩の食事は私の弟夫婦で作るようになった。それ以外は全部自分で用を足せる。父は15年前に亡くなったが、弟家族との四世代同居でこちらは楽をさせてもらっている。ありがたいことである。

    

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