フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

狂気の独裁者が得た武器/側近を切りまくる米大統領/隅田川花火の思い出

2017-07-30 12:14:42 | 日記

   家庭の事情も考えず拳銃を振り回してもてあそんでいた悪ガキがとうとう強力な武器を手に入れたようだ。北朝鮮は28日深夜に発射したミサイルは大陸間弾道ミサイルであると、その成功をアピールした。専門家もこれまで以上に性能が向上し、射程1万キロも可能との見方をしている。米本土にも届く性能である。国際世論には全く耳を貸さずに挑発し続けており、包囲網を武力でこじ開けようとする狂気の独裁者が今ほくそ笑んでいることだろう。

   北朝鮮の抑圧に躍起になっているトランプ米大統領だが、就任後まだ半年なのに自分を強力に補佐すべき主要役職の側近を次から次へと切っている。これも正気の沙汰ではない。この度は共和党執行部と太いパイプを持っているというプリーパス大統領主席補佐官が辞任。1週間前にはスパイサー大統領報道官を更迭したばかりだし、それまでにもフリン国家安全保障担当補佐官やコミーFBI長官も解任されている。
   もっとも、日本では寵愛している閣僚をかばって解任を拒み、却って墓穴を掘る結果になった総理の例もあるが。冗談はともかく、狂気の沙汰の大統領がトップに就く世界の大国アメリカには不安というより背筋が寒くなる思いだ。

   昨夜は東京の夏の風物詩になっている「隅田川花火大会」をテレビでじっくり見させてもらった。40回という節目の大会で、生憎開会前からの雨が上がらなかったがテレビ桟敷ではビール片手に楽しめた。隅田川花火は親友が浅草のマンションに住んでいる時に4,5年続けて呼んでもらって見物をしたことが思い出深い。友人や夫人の親しい人たちも集まって花火が上がる前から宴会が始まる。さんざんお酒や料理をご馳走になり、ほどよい頃にマンションの屋上に出る。8階の部屋からも見えるのだが、屋上は正に特等席であった。打ち上げの第一会場が目と鼻の先で、花火の破裂音が腹に響く。この爆音が何といっても花火の醍醐味だ。目の前に広がる”火の花”、そして風向きによって漂ってくる煙の臭い・・・。美味しい酒食、歓談とともに、こんなぜいたくな花火見物をさせてもたったことに今では感謝の思いである。

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再度 稲田さんと蓮舫さん/したたか?松井某女

2017-07-29 10:28:22 | 日記

  もう本人が死に体に追い込まれて辞任を表明した稲田防衛相指示による防衛特別監察の結果なるものが公表された。防衛大臣が直轄の防衛監察本部に指示した監察である。結果はもう分かり切ったことだ。結局は「疑惑の日報の隠ぺいについて何らかの発言があった可能性は否定できないが、決定や了承がなされた事実はなかった」という。言った、いや聞いていないの押し問答で「言った可能性はあるも確たる証拠がないので言ってはいなかったことにする」というわけだ。例えばキャンプ場で「クマを見た」と言う人がいたが、大方の人は見ていない。だから「クマがいる可能性はあるも、いないことにしてキャンプを続ける」と言うようなものだ。普通なら「見た」という証言の方が通るだろう。防衛省の隠ぺい体質そのものが問われるが、いずれにしても事務次官や陸自幕僚長を巻き添えにして防衛相が辞任した。ボスの深情けによって却って生き恥を曝され続けて来た稲田大臣はやっと「気持ちは・・空です」と記者団に苦衷の笑顔を見せた。安倍首相としては内閣改造まで持ちこたえたかったのだろうけれど、内閣支持率の続落とも相まって安倍1強の流れが変わったことを再認識したことだろう。賢明な総理のことだ、今度はきっと民意に目を開いてくれるものと思う。

   辞意を表明した民進党の蓮舫党首。一年前の都知事選で絶対本命と見られたが、国政に固辞し民進党党首に就いたものの1年持たなかった。特に先の都議会議員選挙では、反自民の風を受けた小池新党が圧勝したのに対し、野党第一党である民進党は惨敗を喫した。都知事になった小池さんとは今や天地ほどの存在感の差が出来た。美人でタレント性はあるが人気先行の人で、前号にも書いたが海千山千の国会議員を束ねて党運営をするには荷が重すぎた。ちょっと傷がついてしまったが、党の広告塔としての再起を期す道は残されていると思う。

  松井某女が引き起こした船越某氏との醜悪な夫婦喧嘩の騒動はまだまだ余熱を帯びているようだ。あまた情報が飛び交う中で、私は YoutubeなどSNSへの個人の投稿が金になるのだ、ということを知った。松井某女などは1回の投稿に何百万人もの閲覧があるとのことで、相場で見積もると年間数億円の収入になる、などとまことしやかに報じられている。金額についてはゲスの勘ぐり的なものもあろうが、醜いばかりのSNSへの投稿は怨念晴らしのほかに金稼ぎの目的があったのだろうか。夫婦喧嘩の単なる私憤をそんな風に利用出来る方もしたたかだが、まんまとそれに乗るヤジ馬の方も幼稚な気がする。彼女の映像がテレに映る度にウンザリしている。

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稲田防衛相・蓮舫民進党代表のダブル辞任のニュース/今日の出来事

2017-07-27 19:49:49 | 日記

 今朝(27日)の新聞に陸上自衛隊ナンバー1である岡部陸上幕僚長辞任の記事が載った。南スーダンのPKOの記録日報を廃棄しただの保管されていただの、稲田防衛相の疑惑を巡って混乱したことの責任を取るとのことだが、私は「もうやってられない」と稲田む大臣の辞任を促す防衛省内の反乱だと直感した。もう近々の内閣改造で残留はあり得ない稲田大臣だが、その前に更迭という処分の人身御供となるのであろうか?
   一方では蓮舫民進党代表が代表の座を下りるというニュースが外出先でのスマホに入って来た。前々日に野田幹事長が辞任の意向を表明したばかりだが、野田氏の支えなくしてはやっていけないと判断したか、民進党の解党的出直しを図るため体制の抜本改革をと考えたか。自身の二重国籍疑惑は関係がないということだが、いずれにしても海千山千の国会議員を束ねるには線が細すぎたと思う。

   ・・・と予定原稿を外出先でスマホに入力して外出先から帰ったところ、夜7時のNHKニュースで稲田防衛相と蓮舫代表のダブルの辞任ニュースが報じられた。この先のコメントはまた後でということにする。

  今日の昼は新宿で会社時代の有志の月例の飲み会。間もなく73歳になる私が最年少で、当初のメンバー8人が今では5人に減ってしまったが、毎月集まって飲んで歌って意気軒高である。以前は談論風発の趣があった話題の方は高齢の親や会社の同僚・先輩の消息などに傾きがちである。
   待ち合わせまで時間があったので、京王プラザホテルのロビーのソファに座ってブログを綴る(前掲の記事の下書き)などして時間をつぶした。周りはほとんど中国人。そんなところに目を見張るような容姿の白人女性が目の前を通り過ぎた。国や人種で差別する気持ちは持っていないつもりではあるが、同じホテルの客なのに言っては悪いがむさ苦しい格好の中国人と見比べてしまい白人女性の方に目を奪われてしまうのはまだまだ煩悩が強いのだと苦笑いをする。時間になってホテルを出るとミンミンゼミの声頻りであった。こんなビル街の中なのにと思ったが、その辺りは街路樹が見事に繁って緑も結構多い。なるほどと思い直した。
   帰りのバスでのこと。途中の停留所でご高齢の夫人が乗って来たのだが、バスのステップがなかなか上がれずに手間取っている。見かねた前の方の乗客が手を引いてやっと車内に入れたのだが、それから座席に座るまでが誠に心もとない足取りであり、バスがしばらく停車した。終点の中野駅で降りる時にはみんなが下車した後(民生委員を仰せつかっている)私が降りるお手伝いを買って出たのだが、障碍者ではないものの年齢は90代半ばと思われ到底バスを利用できる足腰ではない。妹という方が介添えしをしていたのだが彼女もまた90過ぎと思われ、実際のところ二人とも人の手が必要と思えた。なんとか下車させ、向かう方向に少し手を携えたところで放免させてもらった。気になって後ろを振り向き、道を歩くお二人を見るに後ろ髪を引かれたが自分の帰路に着いた。私としてそれ以上は出来なかったが、例えば横断歩道を絶対に渡り切れないこのようなお二人だけでの遠出はやめるべきだと思った次第である。
   帰宅間近の夕方の井の頭公園では、今度はカナカナカナと物悲しいようなヒグラシの声が林のあちこちから聞こえて来た。

 

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中止が相次ぐ花火大会の事情/平尾昌晃さん逝去/国会閉会中審査で疑惑晴れぬまま逃げ切り

2017-07-25 17:33:09 | 日記

   夏本番の花火シーズンを向かえて各地の花火大会が中止の危機に直面しているとテレビで取り上げていた。理由は協賛金が集まりにくくなってることもあるが、警備費用が嵩んでいるからだという。事故やトラブルを防止するための警備の強化が主因になっているようで、観る側のマナーにも問題があるようなのだ。荒川河川敷で開催される足立花火大会では土手や草原にカラースプレーで陣取りをする不心得者がいることを前にテレビ放送で視たことがあるが、今では開催3日前から警備員を配置してこうした違法の取締をしているそうだ。自分さえよければいいという観衆が自らの首を締めることになるということだろうか。


 歌手で作曲家の平尾昌晃さんが亡くなった。ロカビリーの寵児としてもてはやされた以降歌手として、作曲家としての輝かしい歩みや結核による療養生活を経験してからの人生などはテレビや新聞などで詳しく報じられている。それらの報道では「瀬戸の花嫁」、「霧の摩周湖」、「よこはま・たそがれ」などのヒット曲を飛ばした作曲家としての業績が紹介されているが、私にとっては歌手として歌った「星は何でも知っている」と「ミヨチャン」の2曲の方が懐かしい。中学生2年から3年頃に流行った曲で前者は「生まれて初めての甘いキッスに・・・」という歌詞が恥ずかしくて自分で歌うことはためらわれた。一方「ミヨチャン」の方は親しめる失恋の歌で、これはよく歌った記憶がある。
   その後人気作曲家となり、歌謡コンテストなどの審査員によく登場してアマチュアの出場者には優しいコメントを送っていて、遠慮なく辛口の評価をする故船村徹さんとは好対照をなしていたことを思い出す。
   享年79歳、死因は肺がんだったという。


   昨日・今日、国会の衆参両議院で加計学園問題や稲田防衛相に関する疑惑を巡って閉会中審査が開かれたが、多くの国民にとって疑惑が晴れることはなかった。野党側議員の質問に対して安倍首相や政府・官邸の答弁は「知らぬ・存ぜぬ」一点張りで、質問者側も決定的”証拠”を突き付けらず、疑惑が晴れないまま逃げ切られた感じである。 

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金田一秀穂先生の講座聴講/原節子映画/名古屋場所の結末

2017-07-23 20:48:45 | 日記

   昨日午後から近くの杏林大学での公開講演の聴講に出かけた。この日のテーマは「ことばの能力」で、講師は国語学者の金田一秀穂さん。テレビ出演でもよく知られているだけに350人入る講義室に入り切れない聴衆が集まった。国語辞典の編集者としても知られている金田一先生だが、堅苦しく枠にはまったような話とは無縁で、テレビで拝見するような権威者らしくない講演であった。話の中で学生の期末試験について「カンニングするなと言っても学生はカンニングするもので、私は辞書でもスマホでも何でも持ち込みOKにしている。ただしそれらのものでは答えが出ないような問題を出している」というところに興味を持った。要は型にはめたような教育はしていないということだ。また最後の質問タイムで「小池知事の話をどう思うか」と聞かれた時は意外な質問に戸惑ったか、しばし考えた後「う~ん、まあ平凡ですね。ただし騙されないように」と答え、会場が爆笑した。 

   公開講座聴講後、毎月一度市芸術文化センターで開催される恒例の映画会へ。【三回忌・原節子】シリーズの3ケ月目の昨日は『安城家の舞踏会』と『晩春』の2本。小津安二郎監督の名作と評される『晩春』ではこんな場面が印象に残った。父(笠智衆)と娘(原節子)二人暮らしの娘が結婚することになり、最後の旅行に行った京都の旅館で娘が「私はお父さんと一緒にいるのが大好きなの。このままお父さんの側に居させてください」と懇願する。それを聞いた父が”愛”について諄諄と娘に説くシーンが胸にジンとして秀逸だ。その中で「私はもう56歳、先行きが短い(だからもう私の側を離れておくれ)」と言うセリフがある。これは1949年の作品である。この頃は「人生60年」の時代だったのだろう。私なら12年前に死んでいて普通なんだ、と妙な感慨に捕われた。
   ついでに記すとこの1949年には原節子主演の映画が、キネマ旬報ベストテンの1位に『晩春』、2位に『青い山脈』、6位に『お嬢さんに乾杯』が入っており、この女優が日本の映画界を席巻していたことが分かる。

   最後に、大相撲名古屋場所は結局白鵬が14勝1敗で39回目の優勝を飾り、通算勝ち星を1050として今日幕を閉じた。来場所以降、稀勢の里の復活・奮起を期待したい。

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