やはりと言うかやっと逮捕された日大のドン／日大体質？ かつては「帝王」がいた

時間の問題と思われていた日大の田中理事長がやっと昨日(29日)逮捕された。本件事案に関しては以前投稿しているが、大学附属病院の建替えに関して、田中理事長の子飼いの井ノ口理事及び理事長と懇意のポン友などが仕組んで巨額の金を日大の資金から引き出して理事長に還流したことに対する捜査である。逮捕は時間の問題かと思っていたが、本人が病院へ逃げ込んだり、逮捕容疑の特定に時間を要したようだ。
東京地検特捜部は当初田中理事長の横領や背任の疑いで捜査を始めたようだが、家宅捜索で約２億円という巨額の現金を見つけてまずは脱税容疑での逮捕に踏み切った。

７万人余の学生が通うマンモス大学の日大のトップと言うより「ドン」、つまり独裁者。日大の理事長に就いて13年、権勢の限りを尽くして来たように伝えられるが、学問の府である大学でよくそんな長年の間独裁し続けられたのか、不思議でならない。
かつて日大には「帝王」と呼ばれた人がいた。第４代の古田理事長。柔道部主将から日大職員に採用され→理事→理事長→会頭へと上り詰めた。その会頭時代で学生運動が盛んであった時期に、学問の府としてはあるまじき機動隊を学内に導入して日大闘争を圧殺し「日大の帝王」の名を馳せたのだが、相撲部主将から「日大のドン」になった田中理事長もその系譜を継いでいるように思う。つまり武闘派の腕力による学園統治である。「日大体質」というものがあるのだろうか。
ただ、「帝王」古田は日大の総合大学としての体制確立や教育レベルの向上に取り組んだという評価も残っているが、「ドン」田中の方はどうなんだろうか。
一連の報道で多くの在学生や卒業生が「お前、日大？」とか「日大出てるんだってね」とか言われてどれほど傷つくことだろうかと思う。

またコロナウィルスの変異株が！ワクチンの効果は如何に？／ヤクルトが日本シリーズ優勝／圧勝の一人横綱照ノ富士

    脅威に曝された第5波コロナ感染拡大がようやく沈静化して、各種の規制措置が解除ないし緩和されつつあるところだが、「デルタ株」に続いてまた新たなコロナ変異株が登場し、感染拡大の恐れがあるという。今度は「オミクロン株」とか言って、アフリカ南部諸国をはじめオランダ、イタリア、デンマーク、ベルギー、イスラエル、英国、オーストラリアなどで確認されているが、欧州・豪州などでの感染確認者はほとんどアフリカ諸国からの渡航者だという。
    WHOでは26日に最も警戒度が高い「懸念される変異株」に指定しており、日本でも追って28日に国立感染者数研究所が同じ位置づけとして発表した。日本ではコロナワクチンの３回目接種の方針が決まったところだが、果たしてその効果が 及ぶものだろうか、新たな感染拡大の恐怖に襲われるのであろうか？  


   昨シーズンはリーグ最下位チーム同士というプロ野球日本シリーズは、セリーグのヤクルト・スワローズが4勝２敗でオリックス・バファローズを破って日本一の栄冠を手にした。20年ぶりで通算６回目の優勝とか。私は新聞とテレビのスポーツコーナーくらいでしか見ていないが、拮抗した接戦続きで面白かったようだ。
   今シーズンは終始大リーグ大谷選手の活躍にワクワクしっ放しで、結局プロ野球は一試合も(テレビ)観戦をせずに終わった。


   大相撲の一年を締めくくる九州場所は一人横綱照ノ富士が圧倒的な強さを見せつけて全勝優勝した。先場所横綱に昇進したばかりで、新横綱からの連続優勝は優勝制度が出来て以来５人目という。過去の４人は太刀山、栃木山、双葉山、大鵬という大相撲史に残る大力士・名力士ばかりである。優勝45回という大記録を残して白鵬が土俵を去った後を埋めて立派に一人横綱を務めている。
    大関から序二段まで真っ逆さまに転落した原因の脚の故障や内臓疾患が完治して来たら、歴史に残る強い横綱の一人になると期待をしている。

 

師走間近か、冷たい風の井の頭公園／胸の振動は何だったか？

   今日は11月も27日。秋が深まったと言うより師走間近という風の冷たい一日であったが、井の頭公園へウォーキングに出かけた。コロナ禍にあっても人出が多いこの公園、感染状況が落ち着いた週末とあって賑わいをみせていた。
   いつものように西園側から入り、児童遊園の親子連れや寒風の野球場で試合前練習をしている少年チームの姿を眺めながら御殿山の雑木林に進むも、カエデ類の紅葉は残念ながらイマイチの色合いであった。
    井の頭池に降りて行くと人の輪が出来ていて歓声が沸いていた。コロナ感染が収まり、東京都公認の青空芸人による大道芸が解禁されたのだ。私も輪の中に入り、パフォーマンスの終盤を見て多少ながら投げ銭を帽子に入れた。
   それからいつものコースで池の周囲を歩き、今が見ごろのメタセコイアの黄葉を眺めながら七井橋を渡る。こんな冷たい風の中ボート場はぎっしり一杯という盛況であったが、見ている方が首をすぼめたくなった。

(写真）上左＝大道芸人のパフォーマンスにたくさんの人の輪ができていた。　上右＝見ごろになったメタセコイアの黄葉。下左＝寒風の中、ぎっしりのボート場　　下右＝岸ではサザンカの花が･･･　

 　　　　　　　　　　 

 

　数日前から左の胸に振動を感じるようになった。振動というのは胸のポケットに入れているスマホのマナーモードのアラームみたいな感じでブルブルという。体を動かしていたり周囲が騒がしければ感じ取れないような程度のものだ。じっとしている時に肌に感じるが、時間的には１秒か２秒くらいでしかない。しかし頻繁に起きるので昨晩、タイマーとにらめっこで静かにして振動を感じたら時刻(秒単位で)を紙にメモしていったら、ほとんど１分くらいずつの間隔で絶え間なく振動があった。
   そして今日かかりつけの医者に行って診断してもらったところ、心臓などに異常があるわけではなく、気になることが続いたら骨格系の医院で診てもらうようにとのこと。結局何なのか分からないまま、今日もブルブルを感じている。

 

 

闇深い中国ー有名テニス選手の失踪／古今東西、権力者が振るう抹殺・隠ぺい

    副首相という中国共産党最高指導部の一員から「性的関係を迫られ被害を受けた」とSNS上で告発した女子プロテニス選手がその後行方不明になったまま闇の中にある。SNSへの投稿は今月２日ということなのでもう３週間以上経っている。
   有名な選手である彼女のメッセージはたちまち全中国に拡散されたが、すぐに削除され、本人の行方も分からなくなったというのだ。日本で報道されている彼女の写真や動画を見ると、なかなかの美人で魅力的である。
   この一件は単に中国内のスキャンダルにとどまらず、西側各国から人道問題として厳しい目が向けられている。来年３月開催の北京冬季五輪への参加ボイコットにも繋がりかねない問題に発展しており、中国政府は神経を尖らせている。
   そこでIOCバッハ会長が登場。21日に選手当人とオンラインで直接会話できたと発表したのだが、これがまた疑問を残すことになった。
 
    中国ではこんなことは日常茶飯事のように思える。中国共産党や政府中枢に都合の悪い言動や事案はたちまちに抹殺され、関係者らが行方不明になり、真実が闇に葬られる。権力闘争が起きている時や独裁権力者が権勢をふるっている時はなおさらである。
    まあ。それは中国に限ったことではないであろう。敵対する勢力や物言う識者など、独裁為政者にとっての不都合は束縛、監禁、投獄、暗殺･･･などのあらゆる手立てを講じて抹殺し、権力を守りあるいは強大化しようとすることは古今東西を問わず行われて来た。権力に取り憑かれた人間の浅はかな愚行は21世紀になった今でも起きている。ロシアあり、北朝鮮あり、ベラルーシあり、そして中国も･･･。これから毛沢東、鄧小平に次いで中国共産党結党以来の３大英傑の座に就こうという権力者にとっては隠ぺいしたい事案に違いない。

   冗談だが、この投稿を以てブログが途絶えたら何者かに抹殺されたと思っていただきたい。

 

無免許運転事故でもマスク着用拒否でも辞任拒否、そういえば「モリ･カケ･サクラ」も蛙の面だった

    自分の都議会議員選挙期間中などに自動車の無免許運転を繰り返し、挙句は再当選の翌日に当て逃げまでしていた木下富美子議員。都議会は２度にわたって議員辞職勧告を可決したにも拘わらず辞職を拒み続けて来た。議会で説明を求めてもそれには応じないどころか「体調が悪い」と議会を欠席するなど信じられない行動が連日のようにメディアに取り上げられ、都民はあんぐり。「一体どういう神経しているの」と呆れかえり、議会にも辞任を求める苦情が数百件も寄せられていた、という。結局は議会、世間の声に抗しきれず、昨日(22日)やっと記者会見で辞任を表明をした。
    小池都知事が設立の都民ファーストの会が擁立した小池チルドレンの一人であり、知事の意向を受けて決断したものだろう。コロナ感染対策や東京五輪など重なり、「過度の疲労」とかで入院・静養をしていた小池知事も傍観してはいられなかったはずだ。本人も「出直す時には力になると言われた」と言っていた。 この間メディアの方は言いたい放題の悪口雑言を浴びせ続けていた。

   九州は大分県臼杵市の市議会では「鼻出しマスク議員」が話題になっている。街頭や駅などでマスクを着けずに市民へのビラ配りをしたり、マスク着用が決議されている議場では鼻出し姿で出席。議長や委員長からマスクの適正着用を命じられても一向に応じなかったり議場から退出したりしている姿がテレビでも報じられていた。こちらも議会の辞職勧告決議が突き付けられているが、辞める気はないという。
   何だろうね、上記の件と併せて地方議員の質の低下なのか、固い信念の持ち主が多いということだろうか。
   そういえば国会でも「モリ・カケ・サクラ」の疑惑にも一切動じず、間に挟まれた官僚が自死に追い込まれても”蛙の面にしょん便”の大物が範を示しているお国だ。今更議員の規範など問われることはないのかもしれない。