毎年のことながら春先には花粉症に悩まされるが、今年も数日前からくしゃみと鼻水が出るようになった。そんな症状が出る時、新聞を見ると必ずと言ってよいほど花粉情報に「非常に多い」と載っている。我が鼻は大変感度の良い花粉センサーになっているのだ。
周りには症状が私よりひどかったり期間が長かったりする人が少なくないので、「まだいい方」と思っているもののやはり花粉症から逃れたいものだ。そこで去年からある”花粉症対策”を試している。ある時テレビの番組に取り上げられたのを視た「レンコン食」である。昨年はシーズンの少し前から毎日何らかの形でレンコンを食べたところ、発症は防げなかったものの少し持ちこたえたような気がしたので、今年は正月明けから毎日食べ続けて楽しみにしていた。しかしやはり花粉症になったのである。
インターネットなどでも花粉症対策には「レンコンを食べる」ことを奨めているのだが、どうして??と落胆しているところである。例年満開になったソメイヨシノが散り終わったころに治まるので、今年もそれまでの辛抱なのか、せめていつもよりは症状が軽くて済むのか。あとひと月半の結果をみることにしよう。
このところ講演などの準備で気分の落ち着く日が少なかったが今日は何の予定も入っておらず、家から車で20分くらいの郊外の温泉施設に家内と出かけた。人気の施設でいつも込み合うが、平日の雨の日と言うのに駐車場は満車。空きスペースがなく場内をノロノロ一回りしたところで一台分の空きが出来た。露天風呂をはじめ何種類もある湯船がある中で、一番のお気に入りは「炭酸不感の湯」というもの。湯の温度が体温と同じくらいの37度で(因みに「不感」というのは温度を感じないという意味)、何十分でも入っていられる。溶け込んでいる炭酸が細かい泡になって体中にびっしりとまつわり付く。皮膚から吸収された炭酸が血管を拡張する作用があり、血流が増えてジワーッと体が温まるというのが効能である。これに30分浸り、続いてマッサージ効果のジェットバスに入り、その後かけ流しの露天風呂や五右衛門風呂などをハシゴして出た。帰りはいつもの回転ずしで昼食、超安上がりの温泉旅行であった。
帰宅後、買い替えたばかりの家内のスマホをいじりながら点けていたテレビで、トランプ大統領と金委員長による米中会談の共同声明が取りやめになったと大騒ぎとなり、テレビ全局が同じシーンを放映していた。その内容がよくわからないのでここでは触れないが、元々世界お騒がせ男の二人の会談だ。何が起きても不思議ではない。ただ、今のところ険悪な物別れでもなさそう、というところだが・・・。