フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

牧伸二とバタヤン

2013-04-30 09:34:58 | 日記

   昨日、「やんなっちゃった節」のウクレレ漫談で人気を博した牧紳二が亡くなった。自宅近くの橋から多摩川に身を投げたようだと報じられている。ウクレレの軽妙なリズムに乗せた風刺漫談の明るい笑いで一時代をつくったが、「芸熱心だった」と親しい芸人仲間が死を惜しんでいた。
   
   "バタヤン" こと歌手の田端義夫が亡くなってから何日か経ってしまった。最近ずっとテレビなどで見ることがなかったが、哀調を帯びた独特の節回しの歌が私は好きだった。「帰り船」「大利根月夜」「島育ち」など、いずれも胸に染み入る声調だった。人気絶頂の時期でも華やかさとは少し違う、裏町の”流し”の雰囲気というのか、華やかな歌謡ショーでスポットライトを浴びながら出て来ても、そこだけ独特の雰囲気を感じさせた。私はその染み付いたような歌風が好きだった。人気歌手となってからも愛用のギターは使い込んでボロボロになっているのがテレビ画面を通してはっきり見えた。歌手人生の伴侶とも言える愛器だったのだろう。享年94歳というから十分な人生を送られたと思う。合掌

   ゴールデン・ウィーク陽気の中、家内と近場の温泉施設に行き、ゆったりと湯に浸かった。前に紹介したことがある、車で20分くらいの距離にある温泉で家内のお気に入りの場所だが、今や私も気に入っている。ゴールデンウィークのさ中とあって少し込み合っていたが、十幾つかある内7,8ほどの湯に浸かって来た。折しも新緑の季節、特に露天風呂のエリアでは頭上に迫るケヤキの高木から降り注ぐような緑にも心が癒された。泊りがけで行くわけでなし、その日の思い立ちで手軽にプチ温泉が楽しめた。

[今日の花]

      
                                     ミズキ水木:ミズキ科)

      
                                           クロマツ黒松:マツ科)

     
                                     コデマリ小手毬:バラ科)

      
                               ヒトツバタゴ(別名ナンジャモンジャ:モクセイ科)
        

 

 

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ゴルフの話題

2013-04-29 13:21:19 | 日記

   男子ゴルフの「つるやオープン」は昨日、大きな話題を呼んで終了した。
   大会初日に”ジャンボ”こと尾崎将司が、エージシュートというすごいことをやってくれた。エージシュートとは1ラウンド18ホールを年の数以下のスコアで回ることで、ホールワンを凌ぐゴルファーの最高の憧れである。66歳の尾崎は62というスコアだった。これまでシニア・ツアーで青木功が65歳で65打のエージシュートを記録したことがあるそうだが、レギュラー・ツアーでは初めて。パーが72ではなくて71だったことを考虑しても年齢より4つも少ない62打、しかも難しいコース設定のレギュラー・ツアーでのこと、空前絶後の記録と言って言い過ぎではない。 長年日本のプロゴルフ界を牽引して来た尾崎は、50歳以上の選手だけで争うシニア・ツアーの参戦をいさぎよしとせず、いまだに一線級に交じってレギュラー・ツアーに出場し続けている。そしてこの記録、年齢に甘えず自己挑戦を続けるジャンボに脱帽である。

   その尾崎は最終結果は2アンダーの51位で終わったが、優勝したのはプロ転向後2試合目の松山英樹。松山は19歳の時に太平洋マスターズで優勝して注目を浴び、昨年の米国マスターズ・トーナメントでは27位ながらベスト・アマを獲得するなどアマ時代からプロの舞台で実績を残して来た。期待の新星としてプロ転向したのだが2試合目で早くも優勝である。しかも本人は大会中から「ショットもアプローチもよくない」と顔を曇らせていたのだから器の大きさを感じる。今は米ツアーに主戦場を移し、その米ツアーで戦うためのスイング作りの過渡期で低迷している石川遼や今年の賞金王有力候補である池田勇太に松山が加わって、日本ゴルフ界には楽しみな新鋭が揃った。
   かく言う私は中国に行ったりして2年間ゴルフクラブを握らなかったのを機に、すっぱりとヘボゴルフをやめた。定年後もしばらくは以前からのメンバーなどと続けていたが、腕は上がらないし練習場に行くのも面倒になっていたので、これが潮時と思ってやめた次第である。

[今日の花]

   ↓ 神代植物園のフジ(藤)棚が今一番の見頃だ。広いバラ園と隣り合っているのだが、5月中旬に恒例の「バラフェスタ」を迎えるバラ園(写真左の下側に見える部分)の方はまだ一輪も咲いていない中で、大勢の客がフジの花に感嘆をしていた。

   

   ↓ 下の写真にも人だかりが出来ている。ちょっと珍しいハンカチノキが満開になっているのだ。
   写真右のようにヒラヒラした真っ白なハンカチのように見えるのは実は花ではなく苞葉であって、その上部に見える丸い部分が花(頭状花序)なのだそうだ。  そういえばハナミズキ(花水木)も花びらに見える部分は苞葉で、真ん中の頭状の部分が花である点がよく似ていて、図鑑を見て両者はミズキ科であることが分かり、納得した。

  

   ↓ カマツカ鎌柄:バラ科)  余り知られない樹木であり、私も普段関心が薄いが、花をつぶさにみるとやはりきれいなものだ。

       

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新緑の井の頭公園

2013-04-28 16:53:29 | 日記

   ゴールデンウィークに入った。定年後特に仕事を持たない私にとっては毎週がゴールデンウィークなのだが、何故かこの言葉には気持ちが浮き立つ。不思議なことだが、やはり季節感によるところが大きい。風薫り、新緑の爽快さと野に山に花が満ちる季節の言葉として心が弾むのだと思う。
   毎号このブログには季節の花の写真を載せているが、今日は井之頭公園の新緑の光景を取り上げてみた。爽やかな風も感じ取ってもらえたら嬉しい。

   上段左は玉川上水沿いの遊歩道。道は柔らかく整備されていて歩く足に優しい。中は御殿山地区の雑木林。
   右はその新緑の木陰で昼食を楽しむ親子連れグループ。とても楽しそう。  

    

   中段左はカエデの新緑。下から見上げるとなんとも柔らかい緑、深秋の紅葉にも負けない美しさである。
   中は弁財天まわり、右はボート乗り場付近の緑に囲まれた井之頭の池。

   

   下段左は神田川。井の頭池から流れ落ちる源流から100メートルくらいのところ。中はその神田川に架かる鉄橋を緑に溶け込むようにして渡る京王井之頭線の電車。
   右はケヤキの大木に囲まれた西園グランド広場。思い思いに憩いそして汗を流していた。
 
   

 

 

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北方領土問題・・朝日新聞の記事から

2013-04-27 20:04:02 | 新聞を読んで

   今週の朝日新聞は大きなページを割いて北方領土問題を取り上げていた。
   そもそも「北方領土」というのは1960年代ころから日本政府が使い始めた言葉だという。確かに旧ソ連、現ロシアからみれば「南方」の問題であろう。
   それはともかくとして、1991年に当時ソ連のゴルバチョフ首相が日本を訪問するにあたって、「その問題」を法律や外交、日本の事情通などの専門家を集めて密かに研究・検討させた文書が残っており、それを朝日新聞が入手したとあった。その内容は「ヤルタ協定、ポツダム宣言、サンフランシスコ講和条約、日ソ共同宣言などを検証した結果、①日ソ間には4島について紛争が法的に存在する ②サンフランシスコ講和条約では国後・択捉におけるソ連の法的立場は有利だが、領有の法的手続きは完了していない ③歯舞・色丹は日ソ共同宣言でソ連の引き渡し義務は有効である ③紛争が法的性格をを帯びることから国際司法裁判所の審査対象になりうる」と書かれており、ソ連崩壊後もロシア政権に文書が引き継がれている・・・と報じている。
   そして翌日の紙面には見開き2ページにわたって、『日本とロシア・ソ連の国境の変遷』という特集記事を組んでいた。それには①問題の経緯 ②1980年代前半までの北方領土をめぐる主な条約、声明など ③1986年以降の北方領土をめぐる発言 ④千島列島の定義をめぐる発言・見解 ⑤ソ連崩壊後の主な合意について詳しく書かれていた。
   これまで北方領土だけでなく尖閣諸島や竹島問題でも、関係両国が「我が国固有の領土であり、領土問題は存在しない」と木で鼻をくくるような見解を出し続けているが、このような検証を国民に提供すべきではないかと考える。(我田引水の検証であってはならないけれど・・・) 

「セイヨウシャクナゲ」

   先のボタン(牡丹)に勝るとも劣らぬ華やかさをもつシャクナゲ(石楠花)の内、セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)が見頃のピークに差しかかっている。 ツツジ(躑躅)の仲間だが、5弁の花が5~10個房状ないし毬状に咲くので質量感があって見栄えがする。神代植物園では色とりどり、セイヨウシャクナゲの園芸種が艶を競っていた。
 

     
      ホソバシャクナゲ                       アイボリースカーレット                              サッフォー

     
       ルビーボウマン              ツクシシャクナゲ
      
            クレスト                              イブニングクロー

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叱ってほめる/ネットは怖い

2013-04-26 19:02:53 | 時事トピックス

    毎日、新聞を読んでいて看板コラムの「天声人語」には頷くことが多い。、昨日はこんな話が載っていた。
   『世の中には「話上手」や「聞き上手」などのほか「叱られ上手」や「叱り上手」がおり、上手に叱れる上司は「ほめ上手」でもある。褒めるから叱れて省み、叱るからほめられて喜ぶ。太陽と水で育つにどこか似ている。太陽だけでは干からび、雨ばかりでは根が腐る。「ほめる」と「叱る」の理想比は7対3から8対2辺りらしい。その塩梅(あんばい)が人づくりを左右する・・・』  昔から「三つ叱って七ほめる」とか「三つ叱って、五つほめ、七つ教えて子は育つ」という故事ことわざががあるが、それと同じことを言っているのであろう。
  
   私がこのことを取り上げたのは柔道界の体罰や暴言が社会問題になり、そして今小学校の女教師の児童に対する暴言が話題になっているからだ。それらにはどうも「ほめる」ということがないらしい。指導者の強い立場に威を借りて、一方的に叱るだけになっているようだ。育てる意識よりは自らの感情の吐け口としての行動と言ってよい。
   調布市の女教師の暴言の内容は保護者が児童に持たせたボイスレコーダーに録音され、テレビで繰り返し流された。ところで、そのテレビでも新聞でも学校や教師の名前はまだ伏せられているが、インターネット上には名前から写真まで流れているのである。

   インターネットという便利な情報手段をこういう人の興味につけ込んで暴露するような使い方をすることに私は嫌悪を覚えるのだが、今度は選挙にインターネットの利用を解禁することになるようだ。私はこれには反対である。ハッカーやらサイバー攻撃やら、先の遠隔なりすまし事件など、インターネットの悪用の弊害は枚挙にいとまがない。きっと滅茶苦茶な混乱が起こる予感がしている。

 [草叢の花]

クサフジ草藤:マメ科)=昨年まで目にしたことがなく初めて見た。蔓や葉がカラスノエンドウに似ているが、花の大きさなどが全く異なり、図鑑に照らして名前が分かった。
ホウチャクソウ宝鐸草:ユリ科)=同じ属のアマドコロやナルコユリと似たような花が垂れ下がる。
オニタビラコ鬼田平子:キク科)=春から夏にかけての長い期間、至る所で繁茂している「雑草の王」的存在。
オドリコソウ踊り子草:シソ科)=花の形が菅笠をかぶった踊り子に似ていることから名付けられた。白~薄紅色の花は見ることがあるが、淡黄色は初めて。図鑑にはこういう色のものが載っていて納得。
シラユキゲシ白雪芥子:ケシ科)=毎年見ている花だが、今年はピークを過ぎてやや精彩を欠いていた。
ムラサキカタバ紫傍食:カタバミ科)=黄色のカタバミより花が大きい 

 
        ①クサフジ           ②ホウチャクソウ            ③オニタビラコ           

    
    
           ④オドリコソウ            ⑤シラユキゲシ                   ムラサキカタバミ

 

 

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