フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

秋日和/パンパスグラス

2011-09-30 14:23:48 | 季節の便り

   秋冷えの日もあったものの 、この数日心地よい秋日和が続いている。
   厳しい残暑が続いていたが、ようやく本格的な秋を迎え、週末は各種行事の花盛りである。
   一週間前までは蝉の声もまだ頻りであったが、さすがに急減して、入れ代わりに遅れていた秋の虫の声が聞かれるようになった。
   そんな一日、気がつけば神代植物園ではすでにパンパスグラスがすっかり主役の座に着いていた。
   パンパスグラスはこの植物園のほぼ中央部にある芝生の広場のど真ん中に群生している。 即ち文字通り植物園の中心にあり、そしてその姿も実に優美でしかも堂々としている。
   秋から冬にかけては植物園といえども華やぐ存在がめっきり少なくなる中で、この長い期間にわたって正に主役なのである。

      
    すでに植物園の主役についたパンパスグラスはカメラマンの絶好の被写体に


 見上げる高さは4~5mほどにもなる

 イネ科の植物でシロガネヨシとも言うそうだ


    羽毛のような花穂が美しい             風に花穂がなびいて実に優美である
 

 

 

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秋冷えそして映画

2011-09-26 17:38:19 | 日記

  東京の今日の最高気温は21度ということで、秋冷えの一日となった。
   昨日までは半袖姿が多く見られたが、さすがに半袖姿で外を歩いている人は稀で、多くは長袖かそれにカーディガンや薄手のセーターを羽織っていた。

   実は今日、静岡にいる中国での教え子の研修生を慰問に行く予定にしていたが、道中で教え子から「今日は急に仕事が入ってしまった」と電話が入り、途中から引き返して家に戻った。    当初高速バスで行く予定であったが、新宿のバスセンターのチケット売り場で残席なしのマーク、急きょ電車乗り継ぎに切り替えたのだが、高速バスに乗っていたら静岡まで途中下車ができないところであった。こういうのを不幸中の幸いとでも言うのであろうか。

   その代わりといっては変だが、丁度市内で映画祭があっていて、今日は「張り込み」と「飢餓海峡」の二本立てだったのでこれを観ることにした。前日は「白い巨塔」と「黒い画集」の上映で、本当はこちらの方が観たかったのだが、昨日は用事があって観られなかった。
   勿論映画祭という特別企画であるからプログラムは選りすぐりで、上に挙げたのはいずれも1960年前後の名作の白黒映画である。もう50年ほど前の映画なので、当時の世相や風物などが懐かしく、またキャストは現在では老境に達した俳優陣がまだ第一線で若々しく出演していて「ああ、これがあの俳優か」などと妙に感動したりする。
   市内では別の年間通しての映画の企画があり、これもよく利用させてもらっている。
   年によって黒澤明や小津安二郎などの監督作品のシリーズや名男優や名女優の作品をシリーズ化して、毎月1回2本立てで上映するのである。
   市内には常設映画館が1軒もなく、また最近の新作映画は話題作を時々観るくらいなので、こうした企画の映画会はありがたいものである。

 

[今日の花]

カクトラノオ(角虎の尾)
   シソ科の多年草で別名ハナトラノオ(花虎の尾) 茎の断面が四角いのが特徴である

  

 

 

   

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また台風

2011-09-21 17:34:58 | 日記

  現在外は激しい風雨になっている。
  台風15号が今日午後浜松付近に上陸し、首都圏直撃の様相を呈している。
  この台風による大雨被害について厳重な警戒呼びかけられていたが、すでに一昨日から各地での被害が続々報じられている。
  そして今日は朝から各地で陸・海・空の交通機関が運休や欠航が相次いでいる。
   今テレビのチャンネルを回したら、全局台風情報で埋められていた。

  9月に入って早々、ノロノロ台風12号によって紀伊半島を中心に全国で大雨被害がもたらされたことは記憶に新しい。一度の台風で東京都の一年分以上の降雨を記録した地方もあったというこの雨台風により、各地で河川の氾濫や土砂崩れなどの被害が起きた。
  まだその影響、傷跡が残っている時期での15号の襲来である。中でも最も警戒されているのが土砂崩れで出来た「土砂ダム」の決壊であろうか。 

  今年の夏は異常に暑く、9月に入っても全国的に30度を超える真夏日が続いていたが、台風の時だけは残暑をさましてくれる”恩恵”もあったのだが、やはり台風などありがたくないことの方が大きい。

  前に何度かブログに綴ったことがある私の地域活動の一つ、小学校の安全監視の仕事が今日の午後当番であった。家を出る時から台風接近の雨風模様であったのだが、その後暴風雨
となり、大型の傘は骨が折れ曲がり、膝から下は横なぐりの雨でぐっしょりになってしまった。
 それでも早い下校の児童たちを無事校門で見送り切ってほっとして、先ほど帰宅したところである。
  これから今晩はテレビの台風報道に釘付けになりそうである。


[今日の花]

オシロイバナ(白粉花)
    愛らしい花であり、あちこちの庭などでよく見られるポピュラーな花である。夕方に花が開くので、ユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれるらしい。同じ株から違う色の花が見られる。  

          

               

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木の実いろいろ(その3)

2011-09-13 19:54:35 | 季節の便り

   先日は神代植物園で写真に収めた木の実のいろいろをこのブログにアップしたが、半月経った今日、同じ植物園で目にとまった木の実を再び取り上げてみた。

                ハクモクレン(白木蓮)
              


  ゲンペイシダレ(源平枝垂)=モモ(桃)
    モモとは言えど、実は食用の桃より梅に近い

                                 ガクアジサイ(萼紫陽花)
 意外とアジサイの実については知られていない 

    コムラサキ(小紫)
   一般にムサキシキブ(紫式部)と混同されることが多い
     
                                      バラ(薔薇)   
華麗な花に似合わず、実の方は目立たず密やかだ  

       ムクロジ(無患子)
     昔はこれで羽根つきの羽根の頭を作ったのだという


                        ヤブミョウガ(藪茗荷)=左のくろい玉状のもの。白いのは花
 これだけは木ではなく木本科植物である 

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米国同時多発テロ&大震災

2011-09-11 12:00:06 | 大震災

   今日は9月11日。 アメリカ繁栄の象徴でもあったニューヨークの世界貿易センタービルに、アラブゲリラに乗っ取られた旅客機が突っ込み、ビルが大崩壊したあの日から丸10年。そして日本の東北地方を襲った巨大地震と津波による震災発生から丁度半年。
   この2つの歴史的な災厄の記念すべき節目の今日は、各メディアがこぞって特集報道を組んでいる。

   10年前の9月11日夜のこと、旅客機が突っ込んで炎上している高層ビルがテレビで放映されているのを誰かが教えてくれた。録画のニュースではなく生中継の映像であった。
   すぐにテレビに見入った直後に別の旅客機が画面を横切り、ビルの陰になったかと思った瞬間、黒煙が上がった。なんと2機目が隣のビルに突っ込んだのである。初めに炎上したのはツインタワーの北棟、続いて隣の南棟に相次いで旅客機が突っ込んっで爆発炎上した。
   日本では夜であったが、ニューヨークでは朝の出来事であった。文字通り衝撃的なその瞬間をライブの映像で、日本に居ながらにして目撃したのである。

  やがて2つのビルは大崩壊したが、このほかにも2件のハイジャックがほぼ同時に起こっており、アラブゲリラが一連の犯行を声明した。そのためこの事件を「米国同時多発テロ」と呼んでいるが、世界を震撼とさせただけではなく、泥沼のイラク戦争へと突入して行くのである。
   この事件により世界各地では一時的にテロに対する警戒体制が強まり、旅行や出張などの自粛・規制が行われた。私も会社トップ同伴でのヨーロッパ出張が直前になって見送りになり、大変残念な思いをしている。

  大震災から6ケ月、あれから半年経って日本はどう変わったのだろうか。これについては書いても書き切れない。
   行方不明者がまだ4000人もいる。被災地や国民からかけ離れた国政の混乱によって復興は遅れ、原発から漏出した放射能の被害は広まるばかり。それが疑心暗鬼となって謂れのない風評被害が収まるどころか広がっているのだ。京都五山送りや福岡での被災地応援フェアなどで起きた、「市民の声」とかによる被災地いびり。福島出身、福島産というだけで「汚ない」「危ない」などのレッテルを貼られた事例を耳目にすることはもう枚挙に暇がない。
   政治の方でも、ようやく新内閣が発足したと思ったら、被災地視察での経済産業相の失言がもとで早々に失脚した。私はこれも風評被害の一つの形ではないかと思う。
   日本人は辛棒強く、もっと謙虚で思いやりがあって、頑張る民族ではなかったのか。これも長い間の政治不毛と物質繁栄に頭を犯された結果の姿であろうと考えているのである。
  

[今日の花]

ヤブラン(藪蘭:写真左
   林間、路傍などどこでも見られるユリ科の常緑の多年草。花茎が立って薄紫色の小さな花が
穂状に咲く 。斑入りのヤブランは園芸種として観賞されている。 

 ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡):写真右
    山牛蒡の名はその根の形から来ている。写真ではどれが花かというと、総の先の部分の白いところ。これがすぐ淡緑色の実となり、やがて黒紫色に熟す。写真では一つの総で花から熟した実まで見ることができる。 有毒の植物で茎も葉も実も全体に毒があるとされている。

       

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