フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

国民を愚弄しているマイナンバーカード交付手続き

2020-10-27 16:45:27 | 日記

    ”国民総背番号制”と評判が悪かった「マイナンバー」制度。2015年に個人番号(マイナンバー)が国民に通知されて以来、マイナンバーカードの交付が一向に進まない。個人にとって交付手続きが煩わしい反面、メリットが感じられないからだ。
   業を煮やした国は今流行りのポイント付与を餌に、マイナンバーカードの交付を促そうとしている。カードの交付を受けた者には買い物などの支払いに使える5000ポイントを付与するというものである。

    私もいずれカードを取得しなくてはならないんだったらこの機会にと思って手続きを行ったが、これがまた予想以上の煩雑な手間がかかった。まず手始めにカードの交付申請をしなくてはならないが、市役所の窓口で受け付けてくれるわけではない。具体的にどうするか市の担当者に聞いた際、「煩わしい手続きを5000円で釣るということですね」と皮肉を言ったら苦笑い風の返事が返って来た。とにかくまず交付申請書を郵送する。

  1か月くらいして交付通知書が届いたが、カードは市の交付窓口に予約して受け取りに行かねばならない。幾つかの必須書類と自己の暗証番号などを用意して市役所に出向き、どうにかマイナンバーカードの交付を受けた。
   マイナンバーポイントのことを聞くと、それはもう市の業務から離れるそうだ。それでスマホのサイトで手続きしようとしたが挫折。一応市に相談窓口を設けていると言うので、日を改めて窓口に行って手順の説明を聞いた。

   ポイント獲得はオンライン決済できるカードを持ってないとダメという。その中の一つにSuicaがあったので今度は画面の大きいパソコンでトライしてみたが、Suicaでもオンライン決済の会員でないとだめという。今度はその手続きをしたものの手続き未了。市の窓口で「コンビニのATM」でも手続きできると聞いたので、近くのコンビニで何とか”完了”の文字が出た。
    しかしATMから出て来た伝票には「マイナポイント申込み」とあるだけで「完了」とか「済み」とかの字はなく、申し込みしただけなのか分からない。コンビニの店員に聞いても分からない。またネットで検索して国の窓口に確認の電話をし、やっとの思いで「マイナンバーカードの交付とマイナポイントの付与」の手続きが済んだことが分かった。

    この間どうしたらよいか分からなくて電話で質問すること6回。国の制度に応ずるため国民はこんなことをせねばならないのか。国は人民の手間は只と考えているのだろか。新政府は印鑑を廃止して行政手続きを簡素化すると公約したが、本当にこんな煩雑な手続きで国民に無駄な労力を強いないで欲しいものだ。

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秋晴れの神代植物園は大変な人出

2020-10-25 23:11:43 | 日記

   今日(25日)は全国的に秋空に恵まれたようだ。東京も午前中空気は少しひんやりしたが、薄い長袖のシャツを射るような陽差しが暑かった。朝の内から神代植物園へ散歩に行きたかったのだが、つまらぬ用に時間を取られて家を出たのは昼食を食べてからになってしまった。道すがらの深大寺蕎麦とその隣のラーメン・チェーン店の駐車場は1時半は過ぎているのに満杯、店先の自転車の数もすごかった。さらに植物園正門まで来ると入場券売り場には10mほどの列が出来ていた。年間パスを持っている私はその脇をスーッと抜けて入場。行楽シーズンの好天気とはいえ大変な人出であり、コロナ自粛の反動だろうかと思えた。
    園内の紅葉はまだまだだが、華やかな秋咲きのバラ園とダリア園に大勢の人が集まっていた。そんな中で思わぬ人に出くわした。丁度園内売店で買った名物のバラソフトクリームを食べながら歩いている時であり、マスクを外した状態で挨拶をすることになってしまった。先方も分かってはいてくれるだろうけれど、この時期はマスク無しで対面することにやっぱり違和感があるものだ。 

 植物園の上空は抜けるような晴天だった
  

 秋の満開期となったダリア園の賑わい
 

コロナの影響でコンサートは中止になったが大勢の人のバラ園 

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侘しい伊勢神宮参拝/想像がつかない海洋冒険家の心の世界

2020-10-24 12:00:48 | 日記

19日の三重県津市での講習会に先立ってその前日、久しぶりに伊勢神宮を参拝した。と言っても時間の関係で外宮(豊受大神宮)だけであった。数年前の前回は家内と一緒に車で行ったので両方お参りをしたが、所詮出張のついでということではアクセスが悪く、境内も広くて時間のかかる内宮(皇大神宮)は割愛せざるを得なかった。御正殿前の拝所で奮発の賽銭を投じ、いつもより丁寧な祈り言を奏上。

前回は時間もあり、内宮周辺の「おかげ横丁」や「おはらい町」など飲食店や土産物屋で賑わう通りをブラついたが、その点外宮の周りは伊勢市駅から入口鳥居まで寂しい通りで、小さな飲食店で「てごね寿司」と「伊勢うどん」のセットを肴に生ビールをいただいただけで済ませて宿泊の津市に入った。何とも侘しいお伊勢さん参りであった。

地方に出ればその土地の食べ物が楽しみであり、昨年12月に津市に行った時には「三重フェア」という企画メニューを見つけて、松坂牛とか伊勢湾の魚介を蒸し焼きした「ほうらく焼き」、サメのたれ焼き(伊勢神宮のご神饌の一つだそうで)などをいただいたが、今回は講習会当日も急いで真っすぐの帰京となった。


往きの新幹線から見た冠雪の富士山

  
 伊勢市駅前の外宮参道入口  これより奥は撮影禁止の御正殿前にて 

今日(24日)の朝日新聞土曜版で紹介されていた”海洋冒険家”と称号の付いた白石康次郎さん。1面半に亘る記事の全文をそのまま転載したいと思うほどのそのヨット人生が書かれていた。
現在は「単独無寄港世界一周」という世界で最も過酷なヨットレースの出場を控えている。11月にフランスをスタートし、ほぼ半年の間、どこの港にも寄らずにヨットで荒波の中での航海を続けるレースとのことだが、私などヨットのヨの字も知らない人間が聞いてもどんな困難が伴うレースなのか想像もつかない。文字通り「想像を絶する」困難な世界だと思う。そしてそれに臨む白石さんの「精神力」というのか「豪胆」というのか「怖さ知らず」というのか常人では測れないものと考えるしかない。
これまでも植村直己さん、三浦雄一郎さんらの山岳冒険家に畏敬の念を払い、「太平洋ひとりぼっち」堀江謙一さんの快挙に日本中が湧いたが、こんな人もいるのかと心を震わせた今朝の記事であった。

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パリミキの広告で思い出したこと/学生のオンライン飲み会が我が家にても

2020-10-19 23:23:50 | 日記

    数日前、「パリミキ」というメガネ・チェーン店の創業90周年祭の新聞広告があった。よく見かけるメガネ店で特段興味のある広告ではないが、中国でのことが思い出された。
    日本語教師として中国滞在中、大学の日本語科主任教師のB女史の家に食事に招かれた。そして同じ大学の職員であるご主人と相対で白酒(バイチュウ)のやり取りをした。日本で言うぐい飲みのような盃でとにかく「乾杯」「乾杯」のやり取りであった。中国流は「乾杯!」と言ったからには盃を空けなくてはならない。お互いに「乾杯!」といっても私は客なので注がれる回数が多くなる。
   さて、それから気がついたのは真夜中のベッドの中のことで、途中からの記憶が全くない。翌日聞いたら私は酔いつぶれてご主人が車に乗せて、宿舎のベッドまで運び込んだという。
   白酒といえばアルコール度45%くらいで、ウィスキーほどのものを2人で2本空けたということだった。
   さて前口上がやたら長くなったが、これからやっと本題。夜中に目が覚めてトイレに行った際、何せ足はふらふらで、メガネを落として踏んづけてしまった。レンズは割れなかったが、縁(ふち)が歪みナイロン糸が切れたので昼になって学生にメガネ屋に連れて行ってもらった。そこが「パリミキ」だったのである。そしてナイロン糸の張替えをしてもらったのだが、その時「有料になりますが」と言われた。当たり前のことで、勿論「OK」。ところがビックリである。請求額は「10元」、何と日本円でたったの150円であった。
   これがパリミキの思い出なのだ。酔って担ぎ込まれたという初めての経験とメガネの修理費の衝撃。


   前号で孫が17日の箱根駅伝の予選会に出場したことを書いた。前日から我が家に泊まっての参加で、予選会が終わった後も我が家に泊まり出場選手同士のオンライン飲み会をして行った。私は翌朝8時過ぎには家を出て三重に行かねばならなかったので11時頃には寝たが、10時頃から深夜1時くらいまで飲み会は続いたらしい。よく耳にするオンライン飲み会ってのはこんなものなのだろうか。私が出掛けた後、孫は昼の12時くらいまで死んだように寝ていたと家内はLINEで伝えて来たが、コロナ社会が生んだ新しい風俗を身近に感じた。

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箱根駅伝予選に出場の孫/温泉の朝風呂の湯舟から眺めた野生の鹿

2020-10-18 18:02:29 | 日記

昨日立川で行われた箱根駅伝の予選に孫が出場した。理工系国立大学の弱小チームで本戦出場は望むべきもないが、毎年予選に参加し部員にとっての励みと研鑽の場としているようだ。孫は昨年新人として初参加し、今年2回目の出場。一応中距離畑で、3000m障害が自分の得意競技としている彼は長距離陣のメンバー不足のために駆り出されている恰好だ。去年は立川市街を走って家内が応援に駆け付けたが、集団があっという間に駆け抜け孫の姿を確認できなかったそうだが、今年はコロナ感染の状況下、自衛隊航空基地内周回でのハーフマラソンで無観客大会になったとか。
千葉市の家から都内に通学する孫だが、三鷹の我が家は立川の会場まで好立地にあるので前日から泊まりに来ていたが、生憎我ら夫婦は旅行のため予め合いカギを渡しての一人きりで翌日に備えた。我々が昨夜帰宅してから大会の様子を聞いた。結果はチームは下位ながら前年より成績アップ、個人としても雨の中目標記録を上回ったということで満足できたようだ。今朝の新聞を見ると、1位になった順天堂大の1年生が日本人トップの記録を出してチームに貢献したことが見出しとして載っていた。彼も3000m障害が専門の競技というが長距離も高校時代から期待されていたらしい。そんな話を孫から聞いたのだった。

最近野生獣の被害が増加していると新聞の記事にあった。コロナに関係していることはないだろうが、ドングリなどの野生動物の餌になる物が不作で、集落付近に降りて来て人間と出くわす機会が増えたからのようだ。
獣害はご免被るが、一昨日こんなことに出くわした。
温泉の朝風呂に入っている時、窓からよく見通せる林にメス鹿が1頭現れて、私と15m位の所で草を食べ始め、やがて立ち去った。そこへ今度は子鹿が出て来てメス鹿の後を追いかけて行った。何とも心和む光景であった。
ホテルは湖畔の林の中にあり、廊下の掲示には「シカやタヌキ、ハクビシンなどの動物や野鳥が多く観察されます」とあって、珍しい光景ではないのかもしれないが、朝風呂の湯舟からそれが見られたというのも旅の思い出になりそうである。

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