19歳の羽生結弦選手が男子フィギュアスケートで初めて金メダルを獲得したのに続いて、今度は41歳の葛西紀明選手がラージヒルジャンプで銀メダルに輝き、今日のメディアは相次ぐ快挙に沸き返っている。
両方とも未明に競技が行われたが、私は枕元にテレビを置き携帯のアラームを見頃の時間にセットして生中継での興奮を味わうことができた。両者はいずれも暫定1位にて最後の選手を迎える展開で、羽生選手は冷や冷やするも首位を守って金、一方葛西選手は金かとも思われたがわずかに抜かれて銀となったが、称えられるメダル獲得であった。ティーンエージャーと中年の星の快挙に、私のソチ五輪は「雨のち薄日」から明るい日差しに変わって来た。だが、モーグルの上村愛子選手、女子ジャンプの高梨沙羅選手、スピードスケートの加藤・長島選手の残念さが残っているので、私が「快晴」になるにはこれからの女子フィギュアの活躍が欠かせない。
それにしても、葛西選手のリベンジにかける執念とそれを成し遂げるための努力には頭が下がる。大会前に何度も聞いたが、過去6回のオリンピックで団体の銀メダルはあるものの個人でメダル獲得がなかったこと、長野大会の団体金メダルではケガでメンバーから外れたことの悔しさをバネに41歳まで現役を続けて来たという。
ジャンプ競技の本場ヨーロッパでは既に「レジェンド(伝説)」の称号が与えられているのだそうだが、本当のところ今回の快挙でよく理解できた。ご当人は受賞後のインタビューで「レジェンドとは金メダルを取って言われたい。まだ金メダルを目指す」と答えていた。飽くなき闘争心に驚く。
[ビフォー&アフター]
季節の写真は生ものである。発表のタイミングが少しでも遅れると使えなくなることが多い。前週末の雪が残る3日前に撮った写真が、その夜からの大雪に景色が変わってしまい使えなくなってしまった。そこで、3日前と今日の写真を「大雪前と後」として並べてみた。
3分咲きほどのウメ園にまた雪が 黄色と紅色のマンサク科の花の競演
群れで咲いたフクジュソウに新雪が覆う 咲き始めのクリスマスローズは雪に埋もれる
満開のワビスケの木 開花を待ちわびるミツマタの蕾
雪害からアカマツを守る「雪吊り」の光景
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