日本では8年ぶりの開催となる伊勢志摩サミットおよびオバマ米国大統領の広島訪問が混乱なく無事に終えて、安倍首相ならずとも国民の多くが胸を撫で下ろしたことだろう。ニュースの扱いは圧倒的にオバマ氏の原爆慰霊碑訪問とメッセージに集中し、多くが好評価をしている。
サミットについては、安倍首相が消費増税実施の延期を正当化する場に利用しようとしたようだがその目論見は残念ながら外れた。しかしあくまでも増税見送りを強行突破する意向のようだ。庶民にとってありがたくない増税だが、では増税と引き換えの社会保障の充実はどうするつもりか、破たんの道を進む国の債務の改善をどうするのか全く触れられていない。「リーマンショック再来の危険が迫っている」という詭弁を弄してアベノミクスの失敗を糊塗するつもりだ、という疑問には答えていない。
舛添東京都知事がますます窮地に陥っている。政治資金の使途の公私混同などメディアが寄ってたかってボロをたたき出し、これに対して定例記者会見などでの知事の答弁が明快さを欠いているからだ。私は政治資金の使途などそんなに透明なものでもないし、政治家をたたけば幾らでもボロは出ると思うのだが、どこかで報じた「年50数回の公務出張の半分以上は美術館巡りなどで、福祉施設など1件もない」というのには呆れた。本人もこれには抗弁出来ず「今後は控えたい」と答弁せざるを得なかった。私は舛添氏の支持派であったのだが、少し考えを改めないといけなくなった。
早慶戦も終わり、明治大学の優勝で東京六大学野球の春季リーグ戦は閉幕した。かつてはスポーツ競技の花形であった”六大学”も今は影が薄い。私もブログの話題に取り上げたことがない。いや一度あったかな? 入学式の日、神宮球場に行って勝利の歓喜を味わったこと。それはともかくこの春季リーグではちょっぴり私を喜ばせたくれたことがある。母校が久しぶりにシーズン3勝を上げたのだ。勝ち点を上げるには至らなかったが、何シーズンぶりのことだか分からない。何せ昨年春のシーズンにやっとのことで94連敗(2分けを挟む)を脱したことを考えると大変な変身ぶりなのである。学生時代には上記の例を皮切りに応援席で何度も喉を枯らしたことがあり、最下位脱出の喜びも味わった。今3年生のエースピッチャーがいる間にそれを期待しているのだが・・・。