フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

サミット終わって消費増税延期へ/益々窮地の舛添都知事/六大学野球

2016-05-31 09:31:15 | 日記

   日本では8年ぶりの開催となる伊勢志摩サミットおよびオバマ米国大統領の広島訪問が混乱なく無事に終えて、安倍首相ならずとも国民の多くが胸を撫で下ろしたことだろう。ニュースの扱いは圧倒的にオバマ氏の原爆慰霊碑訪問とメッセージに集中し、多くが好評価をしている。
   サミットについては、安倍首相が消費増税実施の延期を正当化する場に利用しようとしたようだがその目論見は残念ながら外れた。しかしあくまでも増税見送りを強行突破する意向のようだ。庶民にとってありがたくない増税だが、では増税と引き換えの社会保障の充実はどうするつもりか、破たんの道を進む国の債務の改善をどうするのか全く触れられていない。「リーマンショック再来の危険が迫っている」という詭弁を弄してアベノミクスの失敗を糊塗するつもりだ、という疑問には答えていない。

   舛添東京都知事がますます窮地に陥っている。政治資金の使途の公私混同などメディアが寄ってたかってボロをたたき出し、これに対して定例記者会見などでの知事の答弁が明快さを欠いているからだ。私は政治資金の使途などそんなに透明なものでもないし、政治家をたたけば幾らでもボロは出ると思うのだが、どこかで報じた「年50数回の公務出張の半分以上は美術館巡りなどで、福祉施設など1件もない」というのには呆れた。本人もこれには抗弁出来ず「今後は控えたい」と答弁せざるを得なかった。私は舛添氏の支持派であったのだが、少し考えを改めないといけなくなった。

     早慶戦も終わり、明治大学の優勝で東京六大学野球の春季リーグ戦は閉幕した。かつてはスポーツ競技の花形であった”六大学”も今は影が薄い。私もブログの話題に取り上げたことがない。いや一度あったかな? 入学式の日、神宮球場に行って勝利の歓喜を味わったこと。それはともかくこの春季リーグではちょっぴり私を喜ばせたくれたことがある。母校が久しぶりにシーズン3勝を上げたのだ。勝ち点を上げるには至らなかったが、何シーズンぶりのことだか分からない。何せ昨年春のシーズンにやっとのことで94連敗(2分けを挟む)を脱したことを考えると大変な変身ぶりなのである。学生時代には上記の例を皮切りに応援席で何度も喉を枯らしたことがあり、最下位脱出の喜びも味わった。今3年生のエースピッチャーがいる間にそれを期待しているのだが・・・。


  

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実現した米国大統領の広島訪問/象の「はな子」のニュース

2016-05-28 11:42:58 | 日記

   昨日、現役の米国大統領の原爆被災地広島への訪問がようやく実現した。これまでカーター氏やニクソン氏が大統領職でない時の慰霊碑訪問はあったが、伊勢志摩サミット出席のため来日したオバマ大統領が広島市を訪れて原爆資料館を見学し、慰霊碑に献花をし、原爆ドームを見つめ、核兵器廃絶への誓いのメッセージを発表し、被爆者代表の出席者と言葉を交わした。
   メッセージそのものは自説に基づいて事前に用意されもので深く胸に刻まれるものはなかったが、現在世界で最も影響力を持つ人物である米国大統領が人類の浅はかな殺戮の歴史を説き、原爆の被害に思いを致し、核廃絶に向けた想いを被爆地広島から発したことに大きな意義があった。
   私が小学校の見守り当番から帰宅したら家内がNHKの中継放送を観ておいて、私も広島市内のヘリポートを降り立った以降の放送に見入った。番組の最後の方でゲストの日本被団協代表理事の「原爆資料館を見られたのだからもう少しご自分の言葉で話をされたらよかったのだが・・・」という言葉が多くの視聴者の気持ちを代弁していると思えた。
   今回の米国大統領の広島訪問のリアクションとしては、日本では「謝罪の言葉が欲しかった」とか、米国では「日本も首相が真珠湾に来てコメントをしろ」とか中国・韓国では「今度は日本が謝罪をする番だ」との声が上がっているが、いずれにしても目立った大きな混乱もなく、日本国民の節度や良識を世界に示されたものと私は思う。

   象の「はな子」が死んだということが結構大きなニュースになっている。私の家からほど近い井の頭自然文化園で飼育されていたメスの象で国内最高齢の69歳だったという。井之頭文化園の人気者でこの地域ではよく知られた存在であったが、初めに26日のネットのニュースが飛び込んで来た。その晚のテレビでもニュースとなり、翌朝の全国紙各新聞とも社会面と地方版の両面に記事を載せる扱いだった。確かに象と言えば動物園の一番の花形ではあるが、その後も報道が続いて、わが町の”はな子”の死が全国的な関心を呼んでいることに意外な感じを持った。
   ニュース等によるとはな子は戦後間もない1949年にタイ国から来日、最初は上野公園で飼育されたが54年に井之頭に移されたという。人間でいえば100歳を超える歳だそうで、近年はさすがに皮膚もやつれて見えた。苦しむ様子もなく”大往生”だったと各紙は報じている。下の写真は2年前、孫を自然文化園で遊ばせた時のものである。
              孫と「はな子」がご対面

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伊勢志摩サミットとオバマ大統領/「笑点」50周年と司会者交代

2016-05-26 12:11:30 | 日記

   世界先進7か国の首脳が三重県の伊勢・志摩に集まって今日27日からG7首脳会議が始まる。日本で8年ぶりに開催されるG7首脳会議”伊勢志摩サミット”では世界経済の安定やテロ対策、難民問題など地球規模での課題が話し合われるが、どうも日本国内ではその意識が薄い。サミットに出席するオバマ米大統領が原爆被災地広島を訪問することになったことでそちらの方に関心が行き、さらには沖縄で米軍属による女性殺害事件が発生して、一層オバマ氏の言動が注目の的になってしまった。
   そこでサミットが始まる前に沖縄の問題だけでも沈静化しようと昨夜オバマー安倍会談が持たれ、深夜に共同記者会見が行われた。オバマ大統領から沖縄の事件について「遺憾」の意が表されたが、形式的な感じは拭えない。
   オバマ大統領の広島訪問について私は半月前のブログに書いた。「積年の恨みを晴らすように原爆投下に対する謝罪や土下座を求めるような論議はすべきでない。無念を晴らすだけの要求では前に向かって回転しない」と。そして今、沖縄の事件をそれと結びつけて考えてはならないと思っている。
   依然原爆投下に対する謝罪を要求する日本国内の声に関して25日の朝日新聞が塩野七生さんへのインタビュー記事を半ページ以上を割いて載せている。『オバマ大統領の迎え方 無言で静かに 原爆の謝罪求めず 日本「得点」の鍵』という見出しが付けられている。「得点」というのは国際社会からの評価、と言ってよい。勿論この見出しだけでは論旨が十分伝わらないので、本文を詳しく紹介したいところだが、とても字数が膨れてしまうのでやめにする。多くの人に目を通してもらいたいものだ。私は塩野さんの論にほぼ全面同意見である。元々私は彼女に畏敬の念を抱いている。著作をたくさん読んでいるわけではないが、故人となった山崎豊子さんとともに、綿密な調査と深く鋭い洞察力、ぶれないスタンスなど現代の女偉人とあがめているのである。
   それは別にして彼女の談の一つとしてこんなことが書いてあった。「少し前に中国と韓国の首脳が相前後してヨーロッパ諸国を歴訪した際、日本は過去の悪事に対し謝罪をしない、と避難して回ったが、迎えた側は事実上聞き流し、マスコミも大きくは取り上げなかった」と。敵国の悪事を騒ぎ立てても「得点」にはならない、ということだろう。 

   日曜夕方の人気テレビ番組「笑点」が放送開始から50年を迎え、司会者の桂歌丸さんが勇退した。その前の週の番組収録時に突然の勇退表明をしたのだが、その後任の名前が伏せられていた。人気番組ゆえいろいろな人が候補者の俎上に上ったが、5月22日の50週年記念の生番組で大喜利メンバーでは若手の春風亭翔太の就任が発表された。本人が打診を受けた時は「本当にオレなの? 頼まれて二つ返事できる落語家なんていないよ」と思ったそうだ。人気、実力から言えば笑点メンバーでは三遊亭円楽が無難なところだろうが、さらなる番組の長寿を考えての起用とか。局と歌丸さんの見識に頷いた。
   1966年5月に始まったこの番組の当初からのメンバーで残っていたのは79歳の歌丸さん只一人。5代目となる司会者を10年ほど勤めた。私は子供のころから落語を聞くのが好きで、歴代の笑点のメンバーは大体覚えているし、司会者についてはよく覚えている。その司会者たちは既に鬼籍に入っており、それぞれについての歌丸さんの回顧談をネットで読んで「なるほど」と面白かった。

    

 

 

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パナマ文書、ジャーナリストのネットワーク/これも基地があるから?/際立つ白鵬の強さの記録

2016-05-23 12:35:13 | 日記

   21日付けの朝日新聞のコラム記事に載った『パナマ文書で開花した連携』に目が止まった。世界中のタックスヘイブンに関する膨大な資料を解析してその実態を暴いた「パナマ文書」は今世界に大きな衝撃を与えている。秘密のベールに包まれていた各国の著名人や政治家たちや法人の具体的名前も日のもとに曝され、数百兆円に上るとも言われる租税回避の実態が明るみに出たのだが、それは国境を越えてグローバルな取材網を構築した「国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)」という組織による成果であるという。入手した文書を一人の記者で読めば30年近くかかる分量だそうだ。気が遠くなるような調査が行われたわけである。組織を立ち上げた中心人物は米テレビ局の調査報道番組の元敏腕プロデューサーなのだそうだが、今回の調査と解析は世界76か国370人余りの記者が協力して成し得たものだとのこと。現在はインターネットで一つの情報が世界を飛び回る時代であるが、逆に世界のジャーナリストのネットワークが大変な情報の結晶をもたらした。

   沖縄で行方不明だった20歳の女性が遺体で見つかったという事件。21日に米軍属の男が遺体遺棄の疑いで逮捕されたが、殺人犯として調べられている。男はアメリカ海兵隊員として沖縄に派遣され、そこで結婚した日本女性と暮らすために海兵隊を辞め、米軍嘉手納基地でインターネット関係の仕事をしていたというのだが、ここで私が気になることがある。「米軍関係者による犯罪」への糾弾である。確かに米海兵隊員による沖縄の若い女性が暴行を受けるなどの被害が多く発生した。そして「米軍基地は沖縄から出て行け!」の抗議行動を起こして来た。マスコミもそれを後押しして来た。言わずもがなだが、戦争のための基地そのものの存在が好ましいはずはない。平和な世界なら軍隊など必要はないからだ。だが日本は交戦権を持たない代わりに現実では日米安保条約の下日本に米軍基地を置くことを容認し、それも沖縄に集中していることについて”内地”への移転をヤマトンチュー(内地人=日本人の大多数)は認めようとしない。日本の中で大きな矛盾を抱えながら、米軍基地=悪、米軍人=犯罪の元、というステレオタイプの議論ばかりがまかり通っている。私は米軍基地や米軍人に肩を持つわけではないが、日本における米軍人の犯罪率は日本人のそれより多いのかついぞ聞いたことがない。「米軍事基地=悪、だから出て行け」式の訴えと報道だけでいいのだろうか。

   大相撲夏場所は白鵬が自身の最多優勝記録を更新する37回目の優勝を全勝で飾って終わった。先場所千秋楽まで優勝を争った稀勢の里がこの場所で横綱昇進を射止めるかが最大の話題であり、12日目まで全勝でそのレールに乗っていたが、13日目の白鵬との全勝対決で敗れて綱取りは来場所に持ち越された。琴奨菊は先々場所の優勝がフロックだったことがはっきりして元の木阿弥に、大器と言われる照の富士はケガを押して場所を勤めたが2勝の後13連敗して気の毒な土俵になった。
白鵬はこれで横綱として34回目の優勝。よく横綱の務めは12勝以上と言われるが、在位53場所の内11勝以下で終わったのは途中休場の1場所を含めてたった5場所だけ。昭和の大横綱大鵬をはるかに凌ぐ桁違いの強さと安定さを示す記録である。 

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ガックリ来たブログ投稿失敗/大相撲全勝対決で白鵬/満開のツツジと羽生SA

2016-05-20 23:26:44 | 日記

   今日の午前中、17日に行われた覚せい剤取締法違反の清原被告の初公判に関した記事と自動車の燃費データ不正について書き上げて投稿し、昼からの小学校の見守り当番に出かけた・・・はずであった。ところが小学校から帰って家内が観ていたテレビの大相撲中継を私も観ながらパソコンを開きブログをチェックしてビックリ。投稿はされておらず、書き上げた原稿も消失していたのだ。「投稿する」のクリックの際ポインターの位置がずれていたのだろうか、もうガックリである。清原公判の記事についてはネットの記事などを幾つか参照にしながら書き上げ、燃費データの件と合せて2時間近く要したのが全く水の泡となり、同じものを書き直す気がすっかり失せてしまった。
   清原公判についてはマスコミがまた美味しい話題にありついてホクホク、それに煽られてか東京地裁の傍聴席20枚の抽選に3700人が列をなし、参考人として”友情”出廷した佐々木主浩元投手がもう一人の主人公になった・・・でおしまいにしたい。
   車の燃費の不正データについても三菱自動車だけではなく軽自動車トップメーカーのスズキにも波及したことくらいにとどめる。

   前記した大相撲のテレビ中継は、この日の大一番横綱白鵬と大関稀勢の里の全勝対決が見もの。結果はやはり白鵬が一枚上で13連勝となった。稀勢の里が残り2日間に勝って14勝で優勝すれば横綱昇進の可能性が残されているようだが、それにしても白鵬はピークが過ぎたと言っても力はまだまだ抜きん出ている。先々場所優勝し、久々の日本人横綱誕生かと騒がれた琴奨菊はやはりフロックだった。

   昨日は所属している地域福祉団体の親睦旅行を兼ねた日帰り研修で、那須のツツジの群落の中を歩いた。燃えるようなヤマツツジにレンゲツツジやゴヨウツツジなども交じる。ハイライトとなっている場所には木の散策道が整備されていて快適に満開のツツジが楽しめた。栃木県の名産品などのショッピングもした後、帰路トイレ休憩に寄った羽生SAの江戸時代にタイムスリップしたような造りと店の情緒が大変気に入った。何でも時代劇「鬼平犯科帳」をイメージした『鬼平江戸処』と呼ぶのだそうだ。東北自動車道を通ったらぜひ寄りたいサービスエリアである。
     
   那須のヤマツツジが満開       羽生SAで江戸時代にタイムスリップ 
  

 

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