またもマレーシア航空機に災厄が降りかかった。3月8日にクアラルンプールから北京に向かっていたマレーシア機が239人の乗客乗員を乗せたまま交信が途絶えて行く方不明になったままの現在、7月17日にはオランダからマレーシアに向かう途中の定期旅客機が、ウクライナ東部領空で撃墜されたという。なんということだろう。前者では国を越えた大掛かりな捜索が行われたが、行方も原因も239人の安否も全く手がかりがないままである。今回は破壊・焼損した機体が地上で確認され、295人の乗客乗員の生死が絶望となっている。今回はロシア製のミサイルで撃墜されたといい、ウクライナの親ロシア派勢力の”犯行”とする見方が有力になっている。クリミア半島などを巡ってウクライナの中は親ロシア派と反ロシア(親欧州)派との間で内紛が激化しているが、それにしてもどうして民間旅客機を撃ち落としたのか理解に苦しむ。到底弁解の余地はないように思う。そして何故またマレーシア航空機なのか? この”事件”はロシアを巡る国際問題に発展しそうである。
「161―162―159―160―161―160―160―159・・・・・・」 ズラリ並んだ23個の数値。これは今朝の朝日新聞スポーツ欄のヘッドの見出しであり、昨日行われたプロ野球オールスター戦でパリーグ先発の大谷翔平投手の投球の全球速を並べたものである。
昨夜甲子園球場で行われた第2戦のこの試合、セは藤浪晋太郎、パは大谷という3年前に甲子園を沸かせた若き両スターの先発予告で盛り上がっていた。私は今のプロ野球では大谷投手のファン。投手としても打者としても一流の二刀流に期待を賭けている。最近はプロ野球に対する関心も薄れてきて、オールスター戦にもワクワクすることがなく第1戦はテレビ中継も見なかったが、さすがにこの試合はテレビをつけた。
まず1回表に登場した藤浪投手がいきなり自己最速タイの156キロを出して、球場がどよめいた。そしてオールスター戦らしくセの打者に対して速球での真っ向勝負を挑んだが、やはり速球だけでは一流打者を抑えることは難しく打ち込まれて1回表に4点を失った。
その裏、大谷投手の球速に注目が集中している観衆の前で、初球に自己最速の161キロが表示されて球場が揺れた。続く第2球はファールされたものの表示は162キロ・・・何とプロ野球最速タイ、オールスター戦の最速記録である。観客も選手達も驚きの表情だ。大谷投手もセの打者に真っ向勝負を挑み、1点は取られたものの全23球中12球が160キロ超えという圧巻の投球であった。久し振りに胸のすくプロ野球の醍醐味を味わったが、大谷投手が引っ込んだ2回以降は面白くなくなり、早々にテレビを切ってしまった。
ちょっと引っ掛ることがあった。1回表に藤浪投手が153キロから156キロを投げた時に、ちょっと計測が甘いのではないかと感じた。そしてその裏、大谷投手が162キロの自己最速を始め160キロ台を連発したが、やはりそうだと思った。計測器の精度というのはどの程度のものだろうか、気になった次第である。
[今日の花]
サルスベリ(百日紅) アーティチョーク
大輪のアメリカフヨウ ユリの仲間 ヘメロカリス ヤマユリ(山百合)