とんでもないビッグニュースが飛び込んで来た。まだ30歳の女性の研究発表が日本はおろか世界を驚かせている。
理化学研究所の小保方晴子さん。彼女をリーダーとするグループがイギリスの権威ある科学雑誌「ネーチャー」に発表した「STAP細胞」と名付けた万能細胞の作製が、これまでの生命科学の常識を根底から覆す画期的なものであるという。昨年一度投稿した時には「長年の生命科学の研究をバカにしたものだ!(つまり、そんなに簡単で出来るはずがない)」と突き返されたといういわくつきなのだそうだ。ネーチャー誌の専門家ですら考えも及ばない常識破りの万能細胞作製法を開発したわけである。
「万能細胞」は生き物のあらゆる組織の細胞になり得るもので、再生医療への応用が期待される等注目の研究テーマであり、京大の山中教授がiPS細胞の作製に成功したことが世界から賞賛を浴びてノーベル賞を受賞したことはまだ記憶に新しい。今回のSTAP細胞は体細胞を微酸性の液に漬けるだけという簡便にして成功率が高く、しかもガン化の危険性が小さいという。まだマウスの子供の細胞からの実験にとどまっているが、これからの”夢の技術”と言えるのかも知れない。
更にまた、多くの研究者がしのぎを削って研究してして来たテーマを若い女性研究者がやってのけたことに驚きの声が上がっている。しかも、ペットを飼ったりアニメグッズを集めたり、白衣の代わりに割烹着を着て研究している等の横顔も紹介され、テレビで見る映像も実に愛らしい女性である。彗星の如くスーパーヒロインが登場した感じだが、マスコミからまたいじり回されないように願うばかりである。
[早春を追う]
またまた早春を追っての写真である。
ウメの冬至(上左)と寒紅梅(上右)が満開状態になった。ただし神代植物園でも1本ずつしかないので寂しい。 数多くある白難波の一株だけが3分咲きくらいか(上中)。
下左はニホンズイセン(日本水仙)。下中のジンチョウゲ(沈丁花)の蕾が膨らんで今にも咲きそうだが、開花はひと月くらい先のことだ。下右はフクジュソウ(福寿草)園。一番楽しみにしているのだが、まだ影も形もない。
ウメの冬至が満開に 白難波の一株だけが三分咲き 満開の寒紅梅
ニホンズイセン(日本水仙) ジンチョウゲ(沈丁花)の蕾 フクジュソウ(福寿草)園はまだまだ