日本のコロナ感染拡大は益々危機的状況に近づいている。
医療現場では危機感露わに警告を発しているが、政府は現状をそうは見做さず、当面北海道と大阪などを中心にGoToキャンペーンの一時自粛みたいな措置や都会部の飲食業の時短営業などで取り繕うとしている。特にGoToキャンペーンなどは自治体に判断を委ねようとしており、自治体は政府の強い指示を求めていて嚙み合わない。国民も政府や自治体に任せておける状況ではなく、1人ひとりが「危うきには近寄らない」で自分の身を守らないといけない。正に菅首相が唱える「自助、共助、公序」の”自助”である。
昨朝のNHKテレビ「チコちゃんに叱られる」は『マツタケ(松茸)はなぜ高い』というテーマだった(再放送)。タイトルに関する答えは『取れないから』だが、取れない⇒貴重⇒高い⇒美味しいという観念の連鎖から「マツタケは高くて美味しいもの」とされるが、マツタケはそれほど美味しいものなのだろうかと思う。
逆の例でいうと天然のマイタケ(舞茸)も滅多に見つからず、見つけたら「舞って喜んだ」ことが名前の由来とされるが、人工栽培が普及してからはごく普通の”大衆”キノコになっている。
因みにマツタケも長い間人工栽培が研究されているが未だに実現していない。
テレビカメラが「マツタケ博士」と山に入ってマツタケを実際に見つけ、同行者が感動しているシーンを見て思い出したのだが、私が大分県の工場勤務時代には山合いに実家を持つ部下が毎年時期になるとマツタケを持って来てくれた。
マツタケは1本見つかったら、その松の根回りを輪を描いて探すのだそうだ。やみくもに探し回っても見つからず、見つけた場所は他人には絶対教えないそうだ。