フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

今日は閏日/朗読と和太鼓の公演/海女さんの思い出

2016-02-29 13:23:26 | 日記

   今日は2月29日。4年に一度の閏日である。閏日のある閏年はオリンピック・イヤーにあたり、覚えやすい。今年はリオデジャネイロ、そして次の閏年には東京オリンピックが開催される。  

   昨日、高円寺の小劇場で朗読と和太鼓の公演があり見に出かけた。知り合いが主催する東日本大震災チャリティー朗読会の第3回公演だが私は初めての参観であった。「東北の被災地を想い・寄り添う」を趣旨とした公演で、今回は震災と原発事故によって演奏活動が中止に追い込まれながら復活した福島県川俣町山木屋という地区の和太鼓チームをゲストに招いて行われた。
   朗読の方は福島県内を旅行している時に列車の中で震災に遭った作家の記録文と復興の中にある福島の人々へのエールを込めた小説の2つの作品が取り上げられた。出演の5人の内4人が今私が携わっているコミニュティー活動の創成期のメンバーである。この活動の主宰者のTさんは出演者全員と懇意で、そのTさんと誘い合わせで出かけたわけである。舞台がはねて、ロビーで皆さんと挨拶を交わすことができて幸いであった。
   山木屋太鼓は男女二人ずつの青年による演奏で、激しいバチ捌きとほとばしる気合いの迫力が場内の拍手を呼んだ。一曲演奏すると4人の息遣いが激しくなるほどの熱演であった。

   昨日の購読紙に「海女」についての特集記事があった。ウニやアワビ、サザエなどの海の幸を素潜りで獲る女性の職業で、NHKの朝ドラ「あまちゃん」で脚光をあびた。一時(1956年)は1万7600人いた数が最近(2010年)では2174人に激減しているのだそうだ。そして全国では三重県が4割強を占めるという。大分県はと思って見てみると15人とあった。実は大分の工場に在勤中、従業員の従弟の就職をお世話したことがあって、その母親が海女さんであった。まあ田舎のことゆえ大変な感謝をされて、自分で獲ったウニを瓶詰めにしたものを恐縮するほどたくさんいただいた。すし屋が珍重する海域のもので味が濃厚なウニに保存のために塩を振るだけ、エチルアルコールなど保存剤は一切使わない 。口の中に広がる旨みと磯の香りが絶品であった。これが忘れられずに以後いろいろウニを試すことになるのだが、私の懐(経済力)では後にも先にもこれに勝るものには出逢っていない。2010年の大分の15人の中には年齢的にもうその海女さんは入っていないだろうが、いい思いをさせてもらった。 

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シャープを爆買?/ローパー/小学校に爆破予告

2016-02-27 08:02:09 | 日記

   シャープの再建策の成り行きが注目されていたが、台湾の鴻海精密工業の支援を受け入れ同社の傘下に入ることが決まったようだ。まだ重要な確認が残っていて正式契約は保留とされているが、マスコミでは「ほぼ決定」との報道である。
   シャープと言えば電機業界の中でも技術力が高く評価され、近年では「亀山モデル」と呼ばれる液晶テレビが一世を風靡した。しかしそれに傾注し過ぎたため、時が移って重荷となり裏目に出てしまったようだ。『塞翁が馬』とでも言おうか。
  一方の鴻海は各国の大手IT企業の受託生産で世界的な大企業にのし上がった。今回のシャープ支援策では、シャープの事業体を維持しながら膨大な資金提供を提案する鴻海と、技術流出を懸念する国策投資ファンドの部分的分離統合案(それに伴うリストラも)との競合となったが、最終的にはシャープ経営陣(と主要銀行)は痛みを伴なわない前者を選択した。台湾の旅行者ならぬ大企業がテレビならぬ日本企業を”爆買い”した形である。

   聞きなれない「ローパー」なる言葉が流行りそうだ。「ロー・パフォーマー」つまり会社などでコストパフォーマンスの低い人たち(”非戦力要員”と言うらしい)の略語だという。
   不振に陥った企業の人員整理を救済する目的で再就職に向けた支援のために支給する「再就職助成金」が、”ローパー”の追い出しとそれを受け入れて就職斡旋をする人材会社に悪用されている、と朝日新聞が報じていた。従業員の雇用を守るための公金が従業員を追い出すために使われていると言うのだ。人材会社は企業に”ローパー”追い出しのノウハウを教え、企業はそれに基づいて人材会社に追い出し、人材会社は就職斡旋の世話をする。受給した助成金は両社で山分けする・・・という図式なんだそうだ。
   それは別として 「2:6:2の法則」というのがあることが知られている。人間が集団を形成すると『優秀な人が2割、普通の人が6割、パッとしない人が2割』という構成になりやすいという法則である。この法則に従えばパッとしない2割のローパーを排除すると、残り80%の従業員の中でまた2割のローパーが発生することになるのだ。厳密な比率はともかくとしてリストラ企業はそうは思っていないであろう。

   昨日、何者かにより「都内の複数の小学校で午後3時34分に圧力鍋爆弾を爆破させる」という声明があったそうだ。前にも似た声明があり、各小学校では警戒態勢を取ったようだが、その時間帯私は例の小学校の安全見守り当番であった。午前の当番からそれについての引継ぎを受け、いつもより構内巡回や校門の周辺に気を配った。児童たちは所定の授業後速やかに下校せよとの指示で3時20分にはほとんど下校が終わり、そして何事もなく予告の時間が過ぎ去った。帰宅してテレビを点けたらニュースに取り上げられていたが、どこも無事だったそうだ。

  ところで左の写真、木の枝に白く見える物は何か? 実はドッジボール用のボールで校庭のケヤキに何と8個も乗っていた。昼休み時の児童のいたずらのようだ。 

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ブログ開設5年/ 早春の使者たち

2016-02-25 21:05:43 | 日記

   このブログを開設してからお陰様で丸5年を迎えた。実は21日が5歳の誕生日であったことを忘れていた。因みにこの間の投稿回数は692であった。これから690回投稿することを考えると途方もない数に思えるが、気負わずボチボチと重ねた結果のことで余り実感がない。
   会社をリタイアし、中国での日本語指導も終えて帰国した後、「ボケ老人への道にささやかな抵抗をしよう」と始めたものだったが、どうもボケの方はひたひたとやって来ているように思う。訪問いいただいている読者の方には感謝をしつつ、しばらく駄文の投稿にお付き合いをお願いすることとしたい。

   今年は春の先駆け、早春の使者を代表する花が例年より早く咲き始めたことを何回か取り上げて来た。井之頭公園の一角にある早咲き桜のカワヅザクラが2月6日の陽気に蕾が開き始めたことを取り上げたが今や満開を迎えている。(写真①) その当時まだ蕾であったカンヒザクラも開花が進んだ(写真②) 多くの桜が空に向かって花開くのに対してこの桜は首をうなだれるように下向きに咲くのが特徴であるが、写真では7~8分咲きといったところだ。
   一方神代植物園では今ウメの花真っ盛りといったところである(写真③④)。園内の案内には70種180本のウメが植えられているとあるが、それはともかく開花時期が若干異なるウメが一斉に咲き誇っている。1月初めに 早咲き種のシロナンバ(白難波)が咲き始めてから既にひと月半が経っている。さて、早春の使者の代表として私が最も好きなフクジュソウ。例年よりひと月早く1月初めに大地から顔を出し始めたのに、その後はもどかしいほど開花が進まない。今日も金色(こんじき)に輝くはずのその花に精彩がなかった(写真⑤)。どうしたことなのだろうか。    

      
 ①井の頭公園のカワヅザクラが満開に  ②7~8分咲きのカンヒザクラ

  
  ↑③ 神代植物園は白梅も紅梅も花盛りである ↑④    フクジュソウはなぜか精彩がない⑤

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自転車の運転マナー/信号待ちについて考える

2016-02-23 09:43:52 | 日記

   一昨日の購読紙の『声』欄に「マナー無視の自転車は恐怖」という投書が載っていた。車の免許を取ってから、「自転車優先だ」と言わんばかりのマナーの悪さを感じるという。その後を追うかのように、昨日の朝のテレビ報道番組では自転車運転の傍若無人ぶりが取り上げられ、今朝の新聞社会面には「自転車の危険行為 規制7ケ月で7924件」という記事が載った。はた迷惑や危険な自転車の運転が目に余るということなのだが、振り返って自分はというと決して褒められたものではないと反省させられる。右側走行や小雨の時の傘さし運転、赤信号でも車が通っていないのを見て突っ切る・・・。
   それはそうとして「自転車優先」という感覚は「自動車優先」にも「歩行者優先」にも通ずるところがあると思う。自動車を運転していると、車道を走っている自転車が危なくて仕方ない。「もっと端を走れよ」と舌打ちをしたくなる。横断歩道をのんびり歩いている人を見ると「早く渡らんか」と思う。これなどは「自動車優先」感覚である。また歩道を真ん中や横並びで歩いて後ろから来る自転車が通せんぼになるのを平気な人とか、自動車の前や後ろを無警戒に横切る人などは「歩行者優先」感覚と言うべきだろう。但し「自動車優先」の人だって、自転車に乗っている時は「自転車優先」になるし、自分が歩いている時は「歩行者優先」になるものだ。要は自分が優先なのである。車と人とその間の自転車と、お互いが注意を払って共生しなくていけないのだろうと思うのである。

   少し関連するので以前からずっと思っていたことを続けて記すことにする。上の記事で自分のこととして「(自転車では)赤信号でも車が通っていないのを見て突っ切る」と書いたが、例えば全く車の通りの無い夜中の交差点で、赤信号だったら青になるまでずっと待っていなくてはならないのか。見通しもよく絶対に車が通らないと分かっていても赤で渡れば交通違反だ。危険通行だから罰せられるのではない。単に赤信号で渡ったから罰せられるのである。田舎道の夜、都市部でも真夜中になれば車の通行が途絶える。そんな所でも交差点ではいつも信号が灯っていて、通過できる青信号は半分の時間もない。規則なのだからじっと待つという歩行者や自転車がどれだけいるだろうか。  だが車はそれでも青信号をじっと待つ。日本中至る所にそういう信号がゴマンとある。全国合わせれば莫大な時間のロス、ガソリンの浪費、温暖化ガスの排出を強制しているのである。
   私が提案したいのは点滅信号でいいのではないかと言うことだ。優先道路は黄色の点滅、もう一方は赤の点滅。赤の点滅(一時停止)さえ守れば何の問題も無いはずである。・・・と言うことだけど、こんな主張はどこも取り上げてくれないだろうな。
  

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50年ぶりの再会/宮原選手と高梨沙羅ちゃん

2016-02-21 21:01:08 | 日記

   昨日、大学のクラスメートと50年ぶりの再会の機会があった。64年東京五輪の年に入学した我々は駒場と言う所で2年の教養課程を経た後に専門課程に進級したのだが、その時のクラスメート(約50人)は専門課程進級後ほとんど消息が分からなくなっていた。その中の一人とは2年前に3人での再会を果たしたのだが、函館で医師を勤めるその彼の上京に合わせて1人でも多くの級友が集まるべく、細い糸を辿ってようやく7人の参加を得た。私には毎年のように顔を合わせている級友もいて50年ぶりの再会は3人であったが、6人全てと50年ぶりという友もいてこういう機会を大変喜んでいた。生憎の天気であったが池袋での歓談は楽しく、輪を広げてまたやろうということになった。

   台北で行われているフィギュアスケート四大陸選手権の女子で宮原知子が優勝をした。世界のベストメンバーが集まった大会ではなく、オリンピックや世界選手権などに比べれば格は低いが、ショートプログラムもフリーも断トツの得点で、合計214.43点を記録したことは高く評価できると思う。特にフリーではソチ五輪で世界に感動を呼んだ浅田真央の演技に迫る高得点であった。
  このところ世界選手権やグランプリファイナルでも2位になっており、真央ちゃんが精彩を欠いている中で立派にその穴埋めを果たしていたが、今や風格が伴って世代交代の気配を感じさせる。

   一方、このブログに再々登場する高梨沙羅ちゃん、今シーズンのW杯の総合優勝を早々に決めた。15戦中12勝、4試合を残してぶっちぎりの優勝確定である。W杯通算42勝という歴代最多の記録も残した。昨シーズンは用具の故障から調子を崩したといい、3連覇を逃したがまたすぐ女王に復帰。女子アスリートではレスリングの吉田沙保里と並んで、絶対的世界女王だと言える。
   宮原選手は17歳、沙羅ちゃんが19歳とこれからも長い活躍が期待される二人である。

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