昨日(28日)、大相撲春場所が終わった。大概大相撲は場所の途中と終わりにブログに取り上げるアイテムなのだが、今場所はとうとう千秋楽まで静観していた・・わけではない。始めっから照ノ富士の”復活”の仕上げを見守っていた。そして見事というか絶叫したいほどの優勝で幕を閉じ、大関復帰を確実にした。
明らかに力が衰えて休場ばかりを続けている両横綱。その内鶴竜がとうとうと言うかやっと引退を表明し、白鵬は次の場所に進退を賭けるという急場を救った照ノ富士だが、その復活劇は後々まで大相撲史で語り継がれる物語と言えそうである。この上さらに力相撲を発揮して横綱昇進を果たして欲しい。
モンゴル出身の大型力士として逸ノ城が入幕早々の大活躍で注目を浴びた後、同じモンゴルの巨漢、照ノ富士も桁外れた怪力で出世を続けて大関に昇進、横綱も近いと思われた時悪夢に襲われた。そこからケガと糖尿病等の疾患とで満足に相撲が取れなくなり何度も引退を決意したそうだが親方に引き留められ、序二段まで陥落した後の大関復帰(今日決定のはず)は奇跡と言うしかないだろう。それだけ持っているものが大きいということだ。今場所10勝が目安といわれた大関昇進に12勝で優勝という、隅田の桜に負けず国技館に満開の花を咲かせた。
今朝テレビのワイド番組を観ていたら、今日はコロナ感染症で亡くなった志村けんさんの一周忌なのだそうだ。新型コロナ感染被害の象徴的な出来事であった志村けんさんの死、その後一年経つも感染収束のメドが立たない。
実は昨日夜「ドリフの全員集合」のテレビ番組があってそれと知らずに途中からそれを観たのだが、志村けんさんの追悼番組だったのかもしれない。
それにしてもドリフは面白い。当時はドタバタ喜劇と思っていたが、アドリブと体を張って笑いに徹している。今回は収録物の総集編みたいなものかもしれないが、あんなのを毎週、生の舞台でやっていたことを思うとやはり凄かったんだなと感じた次第。
河井克行議員(元法務大臣)が公職選挙法違反の容疑を認めて議員辞職を表明したことは取り上げ済みだが、その時点では金銭を受け取った被疑者や参考人のほとんどが「買収」を認めて外堀が埋まり、逃げる余地がなくなったこと、それに牧師の説諭を受けた倫理観が働いたものと考えていた。
しかしそれは党の方針に縛られて国民を欺く表明であり、私も勘違いをしていた。真実は辞任後の補欠選挙を避けて10月の衆院総選挙に併せるため、辞任期日をそこまで懸命に引き延ばして来たのだ。
夫人河井案里氏の参院選に他の候補者の7、8倍もの軍資金を配って買収の限りを尽くさせておいて、選挙違反が表面化すると今度は補充選挙を避けるために辞任を引き延ばさせる・・全部二階幹事長が操っている仕業だ。その幹事長が今回の事件を「他山の石」として、蛙の面に小便でしれ~っとしている。こういう神経でないと政界、特に政権党の中を泳いでいけないのだろうなと改めて思う。選挙民も国民も舐められたものだ。
開催中の選抜高校野球に続いて、プロ野球も一昨日(26日)セ・パ同時に開幕した。新聞やテレビで流されるスポーツ記事や番組は多様化して来ているが、季節イベントの高校野球と大相撲を除いて相変わらずプロ野球の枠が最大である。私はというと、もうテレビ中継を観ることは滅多になく、試合の始めから終わりまで観ることはまずない。プロ野球は試合展開がダラダラして間延びし過ぎる。高校野球は勿論、大リーグの方が試合時間が短い。プロ野球はイニングの交代や投球間隔が長過ぎるのだ。
前にも書いた気がするけれど、トイレに立って戻って来てもテレビには同じ投手、捕手、打者が同じ位置に映っていて、変わっているのはS・B・Oの数字だけ・・ということがほとんど。こんなスポーツ中継は飽き飽きしてしまうと思うのだが、まだ人気は高いようだ。
さてところで、昨日新聞の記録を見て思った。プロ野球開幕の日の巨人対DeNA戦、巨人が8-7で勝ったが勝利投手は先発で6回を投げた菅野ではなく最終回の1イニングを投げた中川になっている。同点で登板した後決勝点が入ったというなら分かる。しかし、1点リードで逃げ切りのところ2点を取られて逆転されてしまった。本来なら敗戦投手だ。ところがその裏逆転サヨナラで勝利投手が転がり込んだ。6イニング投げて試合を作った菅野ではなく、逆転されて負けるところを攻撃陣が再逆転した結果中川が勝利投手。勝利への貢献とは全く矛盾する成績結果である。
千葉市で2日間講習会講師の仕事があり、新聞も読めずにいたが前号同様にまたまた色々なことがあった。
かんぽ生命の大掛かりな保険商品の不正販売に関し、3,300人もの大量処分が発表された。騙されて保険に加入させられた被害者は果たして何十万人になるのだろうか。さすがに元公社のやること、不正の規模も破天荒である。
現在は同じ元公社であるNTTが官僚・政治家への接待攻勢が国会での応酬が繰り広げられている。答弁に立つ者に総務大臣から「知らぬ存じぬと言え」との檄の声が飛んだ。
こちらは個人の被害者ではないが、民営化した意義が問われる問題である。
大村愛知県知事に対するリコール署名の大量偽造事件が明るみに出て日が経つが、愛知県警がやっとリコール運動事務所の家宅捜索に入ったという。筆跡鑑定などで早々に偽造が明らかになっているのに、責任の追及が遅いと思う。リコール運動の主導者とされる美容外科の院長や名古屋市長はいずれも潔白を主張しているが、では誰が、何の目的で大量の不正投票を企てたのか。ナゾは間もなく明らかにされるのであろう。
滞在中にホテルのテレビでNHKの「プロフェショナル」とかの番組で、漫才コンビ・サンドウィッチマンが「日本一愛される2人」と紹介されていた。確かに当代一の人気コンビで、毎日のようにブラウン管で見かけるが、その翌日に実は伊達みきおが膀胱がんだったと報道された。早期発見のステージⅠで、手術も無事に済んだとのことである。番組収録等に影響があったそうだが、人気に影響しなければよいがと思った。
同じ日、上記番組が終わってからチャンネルを変えたら「東大王」というクイズ番組をやっていた。普段家に居れば見ている番組だが、途中からになった。私はクイズ番組が好きだが、最近は特にこの番組が一番好きである。解答陣の並み外れた知力、推理・発想力に驚嘆し、胸がスカッとする。東大王チームの布陣はいずれ劣らぬ知力の持ち主だが、中で鈴木光ちゃんが可愛い。この日はその光ちゃんとジャスコ林の2人の番組卒業のスペシャル番でチーム仲間とのエール交換があったが、光ちゃんは涙で言葉が出なかったせいもあるのか、「すごく」という語が多くて語彙の乏しいコメントであったのはさびしかった。
柔道の古賀稔彦さんが亡くなったニュースは衝撃だった。がんだったと言う。
「平成の三四郎」と呼ばれ、バルセロナ五輪(1992年)では大会前に大けがを負いながら痛み止めを打ち、得意の背負い投げで金メダルを獲得したことは国民に大きな感動を呼んだ。また、その後指導者として教え子の谷本歩実選手がアテネ五輪(2004年)が優勝した時、試合場の下で見守っていた古賀さんの胸に飛び込んで行った姿が思い起こされる。
53歳、柔道の申し子とも言うべき”強い”古賀さんの若すぎる死は惜し過ぎる。
前回18日にアップしてからブログ投稿の間が空いた。遠出していたわけではなく、多忙を極めたわけでもない。チョコ用(ちょこっとした用事)が重なって、書く気が整わなかっただけなのだが、そんな時には逆にいろいろ心に止まることがあるものだ。
18日に米国アラスカ州で米中外交首脳によるケンカ腰の会談が繰り広げられたと日本時間19日に報道された。トランプ去ってバイデン・アメリカとなっても台頭中国の強権ぶりは軟化しそうにない。
19日には『春の甲子園』選抜高校野球が開幕して、現在熱戦が繰り広げられている。昨年はコロナ禍で大会中止、今年は観衆を1万人に制限するというけれど御の字だと思う。
国会では接待疑惑の官僚が呼ばれて質疑を受ける中、総務大臣が答弁に立つ官僚に向かって「記憶がないと言え」と圧力をかけた。「記憶にない」とか「そういうことはないと認識している」は政治家や高級官僚の常套句。言った、言わないは偽証や虚偽発言になりうるが、「記憶」とか「認識」という人の心中は証明のしようがない。それだけに今はむしろ「限りなく黒に近い」言い方と捉えられる。この件で総務大臣は「言ったかも知れない」なんて、100%の自白である。
20日の夕暮れ時に宮城県沖を震源とする地震で東京も結構長い時間揺れた。これも前回の震度6強のものと同様、10年前の大震災の余震の一つと言われており、これからもあり得るという。
21日の千葉県知事選は人気の千葉市長が圧勝し、自民党推薦候補は大敗した。
同日21日を以て1都3県の 緊急事態宣言が解除された。まだ感染拡大が終息したとは言えない中で全47都道府県が緊急事態を脱したこととされた。
一方では営業時間短縮の「命令」に従わない大手の飲食業者が、都を訴える手段に出た。国民はまだ警戒を解ける状況ではない、観光・飲食業はじめ多くの事業者はとっくに限界に来ている、ワクチン接種は遅々として進まない・・。
もう東京オリ・パラどころではない、という声が蔓延する中で開会式の演出を統括する宣伝のエースが女性タレントの体型を侮蔑するようなアイデアを口にして辞任。益々オリ・パラ中止が現実味を帯びている。
そして今日(23日)のニュースでは、2019年の参院選に立候補して当選した妻の河井案理氏の選挙に絡んで公選法違反に問われていた河井克行氏が、これまでの無罪主張を翻して買収を認め、議員辞職を表明したと報じられている。「これまでの支持者を裏切ったことを反省し、神の教えに従いたい」との悔悟の気持ちである由。
・・・とまあ、いろいろあった。
東京地方では14日に開花宣言が出たばかりの昨日(17日)、いつもの安全見守り活動の小学校の庭では古木の桜(ソメイヨシノ)がほぼ満開かと思われるくらいに咲いていた。前回当番の時(12日)には全く開花に気がつかなかった。構内はくまなく巡回しているし、校庭でも目立つ場所にあるので見逃すことはないはずだが。開花宣言の後、気温が高かったせいであろう。先ほどテレビのモーニングショーでは東京の桜の名所、千鳥ヶ淵の光景が紹介されていた。
学校構内ではウメやアンズの花が散り、代わってサクラのほかハナカイドウの蕾が膨らんでチラホラ花も開いている。校舎の脇や裏に回ると、タンポポやナズナ、ヒメオドリコソウなどの野花が勢いよくそれぞれの陣地を広げているところである。
写真左が一気に開花した校庭の桜(ソメイヨシノ)であるが、樹齢は優に70年を超え老木もいいところなのだ。写真右は角度を変えて見たところだが、このように近年は幹の上半分や大きな枝が切り取られて痛々しい姿であり、何か最後の力を振り絞って花を咲かせているようにも見える。
そういえばこの桜の樹齢と私の年齢がほぼ同じと思いついた。私に対して「アンタも老いぼれてばかりでなく、元気をだしたら!」と問いかけているのかもしれない。ぼんやりしてはいられないナ・・