平安夢柔話

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東京一泊一人旅2016年夏 前編

2016-09-26 19:17:10 | えりかの平安な日々 10~18
 8月27日~28日、14回目となる濱田金吾さんのライブに参加するため、一人で東京に行ってきました。今さらという気もしますが、旅行記を2回に分けて書きたいと思います。

 27日の天気予報もあまり良くなく、しかも西から台風が近づいてきているというので心配だったのですが、朝、起きてみると薄曇り。雨は大丈夫そうです。良かった。

 さて今回は初参加のお食事つきプライベートライブということで、代々木のグリーンスポットというお店に初めて行きます。なのでかなりドキドキ。

 しかも私、この夏は2回も風邪をひいてしまいました。
 1回目はこちらのページにも書いたように名古屋ライブの直前。名古屋から帰ってきたあと、2日間ほど寝込んでしまいました。
 夏風邪なので治りが悪く、7月も下旬になってようやく本調子に戻ったかなと思ったら、その頃涼しい時期があって油断したため、7月末に再びひき直してしまいました。
 そして2回目の風邪は寝込むほどではなかったものの、咳がひどくて。胸は苦しいし声はおかしくなるし。ようやく治りかけてきたかな?と思ったら今度は胃腸の調子が悪くなって食欲が落ちてしまいました。とにかく水ばかり飲みたくなるし。なのでまだ決して本調子ではなかったのですよね。でも楽しみにしていたライブ旅行、もちろん決行することにしました。

 今回も、いつものように病院で定期診察を受けていくことにしていたので、まず下り電車で病院の最寄りの駅へ。
 電車は混んでいたのですが、親切な方が席を譲って下さいました。感謝です。
 そうしたら、たまたま隣にいらした女性が、これから盲聾者のボランティア講習会に行かれるということで、話をしていたら盛り上がってしまいました。私、自分の境遇から、これから東京にライブを聴きに行くことまで全部しゃべってしまいました。で、どなたのライブか聞かれたので、
「少しマイナーな人なのでご存じないかもしれませんが、濱田金吾さんという方です。」
と、言ったところ、
「知ってますよ、もちろん」
と言われたのです。一瞬、わあ、嬉しい♪と思いましたが、もしかして勘違いなさっているのかもと思い、念のため、
「あの、省吾さんではないですよ。」
と言ってみました。そうしたらやっぱり濱田省吾さんと勘違いされていたみたいで。
 なので、省吾さんではなく金吾さんだということ、岩崎宏美さんの「摩天楼」の作曲者で、80年代にアルバムを7枚出してそのあと裏方に回り、10年くらい前からライブ活動を再開されたことなどを説明しました。もちろん、私がどのようにして引き寄せられ、ライブに通うようになったかも
 あ、私、浜田省吾さんも決して嫌いではないです。特に「風を感じて」という曲が大好きで、10年くらい前によく聴いていた、お出かけ用MDに入れてありましたっけ。

 こうして病院の最寄りの駅に到着。駅から外に出たら咳き込んでしまいました。電車の中でしゃべりすぎたかも。それにすごく暑いし。やっぱり本調子ではないかも…と思いながら病院に到着。

 でも、診察していただいたところ熱もないし、呼吸時に変な音も聞こえないとのこと。3週間前、緊急で受診したときは心臓の鼓動がかなり速くなっていたようですが、今回は正常。でも、まだ咳が出るので、咳止めの薬を出してもらえました。
 続いて血液検査。そして、「ライブ楽しんできてね」とスタッフの方に見送られて病院を出発しました。
 そして薬局で薬を受け取って駅に戻り、東京までの新幹線の往復切符を購入。病院が込んでいたため、静岡駅に着いたときは11時を回っていました。

 暑くて喉が渇いていたので飲み物が飲みたくて、駅ビルの食堂街のパスタの店に直行。まず、運ばれてきた水を1杯飲み、オレンジジュースと、本日のパスタ「挽肉とインゲンとサツマイモの白ワインパスタ」を注文。
 パスタはおいしかったのですが、サツマイモがちょっとくどかったかも。そして、オレンジジュースは少し強烈だと思ってしまいました。飲むとむせそうな感じするし。でもとにかく喉が乾いていたので全部飲んでしまいましたが。グリーンスポットではアルコールはもちろん、ジュースも控えようと思いました。紅茶かウーロン茶あるかなあ。

 このようにしてランチを終え、予定していた12時50分の東京行き新幹線に無事に乗り込むことが出来ました。座席に座るとどっと疲れが。あれ?名古屋に行ったときは新幹線に乗ったら元気になったのに、今回はどうしたのかしら?それに何となく眠いし。そんなわけで寝ていくことにしました。

 東京駅では誘導の駅員さんが待っていて下さいました。新幹線を降りるとき、冷たい物が上から落ちてきてびっくり。それにかなり涼しいし。そう、東京は雨だったのです。これにはかなりショックでした。今日は晴れ女パワーで雨を完全に吹き飛ばしたと思ったのに。

 中央線のホームに着くと誘導の駅員さんが新宿駅に連絡を取っているのが聞こえました。その中で私、「40歳くらいの女性」と言われてしまいました。いつもは「40代の女性」と言われるのですが、今回はもっと喜んでいいかも。(^^)

 というわけで、中央線で新宿へ。
 初めてライブに来た頃は、東京の在来線の中では緊張して、乗り越さないようにと必死に車内放送に耳を傾けていました。でも東京のライブに来るのも今回で10回目、だいぶ余裕が出てきました。
 それを意識したのは今回、四ツ屋駅に止まったとき。突然私の頭の中に桐ヶ谷仁さんの「四谷夕まぐれ」のメロディーが♪そしてちょっと妄想してしまいました。今まで、特に一人で東京の在来線に乗っているときなど、こんな事考えられませんでした。
 ちなみに桐ヶ谷仁さんも、金吾さんと同じく80年代初頭~中頃くらいまでレコードを出されていたのですが、その後裏方に回ってしまい、今では主にボイストレーナーとして活躍されているミュージシャンなので、今まで2~3曲くらいしか知りませんでした。
 それが2ヶ月ほど前、金吾さんのファン友さんから薦められ、CDをプレゼントしていただき聴いてみたところ、すっかりはまってしまいました。このように、好きなミュージシャン、好きな曲が増えていくのは素敵なことです。

 四谷の次に止まるのが新宿、、こちらでも誘導の駅員さんが待っていて下さいました。
 それで、このあとちょっとハプニングが。

 駅員さんに、タクシー乗り場までの誘導をお願いしたので、改札を出たあと、駅直結のデパートに通じるエレベーターに乗ったのですが、話に夢中になってしまい、11階まで行ってしまったのでした。
 駅員さんはすまなそうにしていましたが、私もついついしゃべりすぎてしまったことを反省。
 それに、下りのエレベーターなかなか来ないし。
 やっとエレベーターが来たときは正直ほっとしました。無事に1階で降りてタクシー乗り場へ。そうしたらタクシーがいない…。雨なので込んでいるのでしょうね。
 やっとタクシーが来たと思ったら、このところ少し話題になっている初乗り410円のタクシーでした。なので、遠くに行くとなると値段が高くなるようで。
 それで私、新宿5丁目まで行きたいと言ったら、それならとんとんかもしれないとのこと。
 待っていても次のタクシーがいつ来るかわからないし、ということで、思い切って乗っていくことにしました。座席の位置が高いことと、運転手さんが若い女性だったことに少し驚きましたが、無事に宿泊ホテルに到着。料金もいつもより少し安いかも?と思いました。

 見覚えのあるスロープを上がり、自動ドアが開くとほっと一安心。
 チェックインを済ませると、ホテルの人が
「今日も夕方、いつものように出かけられるのですか?」
と尋ねてきました。もうすっかり覚えられているようです。それで私、
「はい、夕方、代々木に行きます。」
と言うと、
「今日は土曜日で雨なので、夕方はタクシーがなかなか来ないと思うのですよね。なので予約しましょうか?」
と言って下さったのです。ああ本当に助かる~、と思いました。そこで、5時40分にタクシーを予約していただくことにしました。

 部屋に入ってまず思ったことは「喉が渇いた」でした。ランチの時、あれだけ飲んだのにね。
 この夏、喉が渇いて水を飲みすぎたりスイカを食べ過ぎたりして気持ちが悪くなったことが何回かあったので、我慢することに。気持ち悪くなってグリーンスポットのおいしい食事が食べられなかったら大変ですから。
 でも、ライブから帰ってきたあとに冷たい水があったら助かると思ったので、洗面所にあったコップに水を入れ、冷蔵庫で冷やしておくことにしました。
 そのあとは横になってゆっくりし、4時半頃に起き上がって洗顔と化粧。シャワーも浴びたかったのですが、まだ咳が少し出るので、旅行先で発熱しても大変とこちらも我慢。
 で、出かける時間までまだ少しあったので、携帯でネットサーフィン。twitterで、新幹線が雨で一部運転見合わせになっていることを知って驚きました。ああ、早め早めに行動して本当に良かった。でも、明日の帰りは大丈夫かしら。場合によっては静岡まで戻るのをやめて、三島あたりでゆっくりした方が良いかも。

 そんなことを思っていたら出かける時間の5時半に。ショルダーを肩にかけ、部屋を出てロビーへ。タクシーは予約時間の5時40分より少し早く来ました。
 で、頭にたたき込んであったグリーンスポットの住所と、ちゃーみさんからあらかじめ聞いていた、大きな通り沿いにあること、ビルの1階ということも告げ、行ってもらうことにしました。とにかく始めていく場所なのでドキドキです。
 そして10分くらいで到着?
「ここでいいと思いますが」
と運転手さん。でも私は入り口がよくわからないので、一緒に行ってもらうことに。
 で、入り口を入るとお店のスタッフらしい方が
「いらっしゃいませ。今日は濱田金吾さんのライブになっております」
といったので、ああ、無事に到着した~と、ほっと安心しました。あわててタクシーの運転手さんにお礼を言い、私は店に入りました。
 まず、名前を言ってライブとお食事代を払い、席に案内していただきました。椅子に座るとああ、本当に一人で来られたと満足感が。

 考えてみると東京に一人で来たのは昨年の3月以来なのですよね。
 でもその時は、ライブの前にファン友さんたちとお茶をして、一緒に会場に行ったので、一人で乗り込んだわけではないのよね。その半年前の一昨年10月も同じでした。
 すると一人でライブ会場に乗り込んだのは一昨年の4月以来ということになりますが、その時も入り口がわからなくてちゃーみさんに迎えに来ていただいたので、厳密には一人で乗り込んだわけではないですよね。そうなると完全に一人で来られたのは今回が初めてということになります。何か、自分で自分をほめたいような気も。

 ということで今回はこれにて。

 後編はグリーンスポットでのお食事とライブ以外の出来事、2日目の珍道中、について書きます。少し後日談も入るかも。

後編へ続く

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