平安夢柔話

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十二単体験 ~新緑の京都で装束体験2

2008-05-30 20:20:19 | 旅の記録
 今回の旅行の主な目的は、京都文化博物館の6階で行われている井筒企画室さん主催のイベント、「紫の縁」(*このイベントは終了しました)に参加することでした。それで、どの装束を着ようかすごく迷ったのですが、やっぱり十二単にしました。

 今回は、なぎさんヨウダさんくたくたさん、それに初対面のろすまりんさん、中田文鳥さんと装束体験をご一緒することになっていました。そして、十二単の姫に変装する方が私を含めて4人、直衣姿の殿に変装する方が二人、それに加えてカメラマンとして隣のおばちゃんもいらして下さり、うちのだんなさんも加えて総勢8人のにぎやかな集団となりました。

 と言うわけで、源氏物語千年紀展の会場で偶然お会いしたなぎさん、ろすまりんさんとご一緒に、予約時間の12時ちょっと前に6階に上がりました。久しぶりの再会を喜び合ったり、初対面の方と挨拶したあと、十二単の着付けをして頂きました。着付けの方と楽しくおしゃべりをしながら着付けて頂きました。

 さて、今回私が選んだのは花橘のかさねの十二単です。以前にも着たことがあるのですが、色がきれいだと思って今回もこちらを選んでしまいました。では、十二単姿の私をご覧下さいませ。


   


 バックがいかにも平安時代風邪で素敵だと思いませんか?姫さまのお部屋っていう雰囲気です。

 ところで、十二単の美しさは長く後に引いた裳だと思います。今回は後ろ姿の写真も撮ってもらったのでそちらもご覧下さい。


   


 では、今度は私をメインにもう1枚。


   


 髪の毛が短い(これでは尼そぎに近いかも)のがちょっと…。今度十二単を着るときはもっと髪の毛が伸びているといいのですが。それともウィックでも買おうかな。

 さて、私は十二単を着るのは今回で5回目。5回目となると重い十二単にもだいぶ慣れ、わりとスムーズに歩くことができました。ただ、この日はかなり暑く、汗がにじみ出ているのがわかりました。平安時代、身分の高い殿や姫に使える女房たちは、この装束でお仕事をしていたのですから、夏は大変だっただろうなと実感。清少納言にしても紫式部にしても、女房たちはやっぱりたくましいです。

 それでも、今回も平安気分を満喫。御帳台で姫になりきって写真を撮ったり、女人舞楽までやってしまいました。十二単で舞を舞うのはかなり大変であまりうまく行きませんでしたが、いい経験をしました。
 双六の盤も置いてあったので、双六の筒を持って首をかしげてみました。でも、遊び方がわからない…。

 それからこんな物もありました。


        


 龍笛と笙です。特に笙をこんなに間近で見るのは初めてだったので感激。思ったよりも太くて短いです。この筒のような楽器から、あの幻想的な音が出るのだと思うとちょっと不思議な気持ちになりました。

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