漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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小児夜間急病センターのメンバーで

2005-11-15 | 調剤薬
小児科の夜間急病センターというのが近くにあって、その一帯の小児科医師、看護士、薬剤師、受付事務などが当番制で担い、夜間に体調が急変した子供たちの対応を行っている。
その人たちが一同に集まって情報交換をしようという会合に出席した。
いわば『異業種交流』というやつです。

話の中心は、やはり不安に駆られる親御さんたちへの対応。
少子化の現代、たえず育児に不安を感じている親はとても多く、昼間にかかりつけの小児科に診てもらっても、夜になるとまた不安になり走りこんでくるという親も多い。

この会合での小児科医の話で、診察時心がけていることとして、
病気や薬のことよりも、子供の親が不安に感じていることについて、充分対話をするようにしているという。
走りこんできた患者の親御さんにいきなり不安をぶつけられる受付を担当する人の仕事も大変で、その対応力のすばらしさには脱帽した。

もちろん急病センターでは、急を要する患者もあるけれど、大部分は、受付係の親切な対応と、医師の説明と処置を受け、看護士の手当てと声をもらい、薬剤師に子供に応じた服用方法の説明を受け、安心した表情でセンターを後にする親御さんたち。(案外、患者である子供は、機嫌よくニコニコしていたり、すでに気持ちよさそうに寝ていたりする)
つくづく『育児の見守り』体制づくりの必要性を感じました。そして私たちは『大人の対応』ができるよう修行を続けていかなくちゃね。