漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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不妊症専門講座での考察:活膜(膜でできている)

2016-09-01 | 子宝・妊娠体質つくり
次は「活膜」について (前記事:育卵
これは狭義では黄体期(高温期)の子宮内膜対策に使われる言葉なのですが、
実は生理周期の、どのステージも膜が重要なのです。

子宮内膜は、
・生理出血で掃除された直後から新たな増殖が始まる
・増殖の指令役は卵胞ホルモン(エストロゲン)なので卵胞の膜が元気に成長しなければならない
(卵胞内の卵子も成長するにつれ幾重もの膜がつくられ美しくこれを纏います)
・排卵後には卵胞膜だった顆粒膜細胞と莢膜細胞が肥大して黄体となり黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌
 これによって内膜の中は血管が伸び栄養たっぷりの柔らかい膜に変化する。



浄膜、養膜、増膜、活膜・・・すべてのステージでいろいろな膜、膜、膜です。
片時もその材料が不足してはならず、養血補陰填精対策が重要になります。
これがたっぷりの補腎剤が必要な理由でもあります。
植物薬、動物薬を含む補腎剤を組み合わせます。

食事も偏寄らず、野菜やくだもの、米などの主食、肉魚、その内臓などまんべんなく食べましょう。
なにかのサプリを飲んでいればOKという簡単なものではありません。
旬を知り、生きの良い生命力にあふれた食べ物を体に摂りいれてください。
そしてご自身も生き生きと毎日を生活することです。
それがきっと「精をつける」ということなのでしょう。

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