漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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ヒトラーの贋札(映画)戦争は何も産まない

2008-05-26 | 映画
小粋ながらちょっと重めのタンゴの曲。
ムサイ男が大金の入ったカバンを持ってぽつんと浜辺に登場する。
戦争が終わったという見出しの新聞記事が半分砂に埋もれている。

そして展開するユダヤ人収容所時代の出来事。
いつ殺されるかしれない彼らの恐怖心が半端じゃない。

恐怖におびえながらもこの男は、一見淡々と、収容所の中を世渡り(?)する。
彼の無表情ながらもなかなか癖のある顔が、
この作品の「うまみ」でもある。

ムサイ男の愛称は「サリー」
戦後の浜辺から彼は街で背広を新調し、カジノで勝った金をみんな周りの人にくれてしまった。

高級な背広の中でも彼は、むなしさとか儚さで充満しているように見えた。


(goo映画解説より)
二次世界大戦中のドイツ。ユダヤ人強制収容所の一画に、各地から集められた職人たちが働く秘密工場があった。パスポートや紙幣の偽造で逮捕されたサリーは、そこでかつて自分を逮捕したヘルツォークが、大量の贋ポンド紙幣をばら撒き、イギリス経済を混乱させる目的の「ベルンハイト作戦」の指揮を執っていることを知る。作戦が成功すれば家族や同胞への裏切りになる。しかし完成できなければ、死が彼らを待っているのだった…。


★★★☆ 

監督・脚本ステファン・ルツォヴィッキー

出演
カール・マルコヴィクス
アウグスト・ディール
デーヴィト・シュトリーゾフ
アウグスト・ツィルナー
マルティン・ブラムバッハ


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タンゴと聞いて血が騒ぐ私 (ピロ)
2008-05-26 21:43:38
ドイツの映画ですか~?
どんな曲が流れていたのか知りたいです。

私の好きなのはアルゼンチンタンゴだけれど。
音楽性がヨーロッパタンゴと全然違うのですよ。

ドイツだと、ジェラシーとかかな?

ドイツの映画といえば、昔「ブリキの太鼓」と言うのを見ましたね。
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たぶんハーモニカで (やく)
2008-05-27 18:19:52
こんにちは、ピロさん。
息遣いも聞こえたので、大型のハーモニカによる演奏のようでした。
タンゴに詳しくない私なので、タンゴっぽいといったほうがいいのかも。
なかなか味わいのある音でしたよ。
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バンドネオン (ピロ)
2008-05-27 23:01:54
息ずかいですか~?
アルゼンチンにも ウーゴ ディアス と言うタンゴのハーモニカ奏者がいます。
スゴイ演奏なんですよ。
聞かせたいな~

タンゴの楽器でバンドネオンかもしれないですね。
演奏する時、空気が通る音も聞こえるのですよ。
バンドネオンはドイツで生まれた楽器ですが、アルゼンチンからタンゴがヨーロッパに来て流行った時に、アルゼンチンへ行って定着しました。
戦前の話です。
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