漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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白菜、きくらげ、クコの実のスープ(薬膳・食育)

2006-11-23 | 薬膳・食育

白菜の時期。
近所の畑でも、今年は見る間に大きく育ち、おいしそう。
それも今、収穫されています。

ニュースでやってたけど、白菜が採れすぎて捨てられているんだとか。
どうにかならないものかと憂いてしまいます。

さっそく白菜をたっぷり、スープで煮込んでみました。

☆─────*【 作った、食べた、感想 】*─────☆

超簡単だけど、やっぱりおいしい。白菜と鶏がらスープは
相性抜群です。

白菜ときくらげとクコの実のスープ

ポイント鶏がらスープをじっくり時間をかけて煮込むのみ

【材料】

鶏がら 1羽分(何十円かで売られています)
ショウガ 1塊
ネギ   葉の部分など

鶏がらスープができたら
白菜    たっぷり(食べやすい大きさに切り、さっと湯通しする)
黒きくらげ お好みで(水で戻し、硬いところは取り除く)
塩、コショウ 少々
クコの実 少々(さっと水洗いしておく)

【作り方】

1)鶏がらからスープをとる

 鶏がらをざっと水洗いしてから、鍋に煮立てた湯に通しておく。
 ショウガは、包丁の腹の上から叩いて、少しつぶしておく。
 改めて鍋にたっぷりの水と鶏がら、ショウガ、ネギをいれて煮立てる。
 アクが出てきたらこまめにすくい、後は弱火でじっくり煮込む。

中国本格メニューでは10時間も煮込むそうだけど、なかなか
そうも行かないので、厚手の鍋で30分とか1時間くらい火に
かけては、ふたをしたまま置く、という作業を2、3日朝晩行いました。
(もちろん、そこまで煮込まなくても、さまざまな料理にスープ
として使える)

2)透明なスープも時間をかけると少しずつ白濁しコクが増してくる。
そうしたら、黒きくらげをいれてに少し煮込む。
3)湯通しした白菜を入れて2分くらい煮込む。
4)塩、コショウなどで味を調え、クコの実を加えて出来上がり。

☆─────*【 白菜、鶏の効用 】* ─────☆

白菜
体内の余分な熱を冷ます働きと、たまった無駄な水分を追い出す
働きがあります。
お酒を飲みすぎた後などは、白菜と柿のサラダがいいですね。
冷え性の人は、スープで煮込んだものを食べるのがお勧めです。


お腹を温めて、胃腸の働きを高め、気を充実させてくれます。
産後や病後の体力回復、お乳の出が悪いなどにもおすすめ。
水分代謝を調節する働きもあるので、むくみやすい方にも。
肉や骨を煮込んだスープは、お肌にももちろんバッチリ。
 

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