漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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不妊治療IVFに備えて漢方30代・漢方家ファインエンドー薬局

2016-06-13 | 子宝・妊娠体質つくり
不妊治療もそろそろ3年という30代後半のご夫婦。
AIHも続けたが結果はでず、体外受精にステップアップするというのでご来局。
二人とも花粉症があり、抗体も高い。

IVF-ET治療に入ると、漢方を重ねて飲まないほうがいいのかなと考えたりしますが、
ふだんより多くのホルモン剤が体に入ってくるので、
いつもに増して、ホルモン剤に対応できる体を養っておくことが重要です。
体が疲れ切っていては良い結果は得られません。
焦らないことです。
なにせ人の命を造りだすというすごいことを行っているのですから。

他で1年前から漢方服用しており、それもよい処方と思われたのでこれを引き継ぎながら、
補衛気、活血対策を加える。男性も補腎対策を強化。
漢方が効いて花粉症はかなり落ち着いた。
その結果、採卵、受精、分割はみごとに進み、無事凍結。



さあ次は、移植に備えてがっちり体づくりです。
採卵周期はホルモン剤投与がたっぷり行われるため体はかなり無理してしまっているのです。
これを解毒するのが大切です。木鶏丹という解毒を促す処方を加え、活血も強化します。

移植を2周期待つことになったので、これは体力回復のチャンスです。
低温期と高温期の補腎剤を使い分け、周期の調整を図ります。
その結果この2周期は、
とてもリラックスしたお手本のような基礎体温になり、高温期もとても充実。
移植周期も順調で、高温期への移行もすばらしくそのまま妊娠。順調な妊娠生活継続中。

花粉症などアレルギーがあると、受精や着床時も過敏になりがちです。
衛益顆粒やキノコ類のシベリア霊芝そして木鶏丹を活用しました。
子宮内膜の環境改善として活血剤も重要。状態に応じて田七、水快宝そして紅沙棘などを使い分け。

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