漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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第一子出生時年齢29.7歳

2010-06-02 | 生理・生理不順・生理痛
バタフライ、今日は今日までの~
昨日妊娠5カ月と婚約発表した木村カエラちゃんは25歳。
いいなあ
(この『いいなあ』は、おばさんの心からの若さへの憧憬、しかも相手が瑛太くん・・・いいなあ)

鳩山退陣の記事であふれる今日の夕刊(読売)。
(まあ、ここまでくればやっぱりねってくらいの思いしか湧かない。
 未だにこれからの対策を明言してくれる議員はひとりもおらず、
 ただただ、ため息のみ。は~あ気持ちが落ち込むよね)
それより気になる記事を紙面の片隅に発見。

『出生率1.37』 05年からの上昇止まる

その中で、気になるのは母親の年齢別分析で、
35~44歳母親の出生数は増加しているが、15~34歳では減少している。
平均初婚年齢は28.6歳、第一子出生時の母親の平均年齢は29.7歳。
いずれも過去最高の年齢だとか。

   
人の人生いろいろだから、平均しても仕方がないし、
子供を産む産まない(産みたかったが諦めたももちろん含む)の選択は自由だ。
このことをとやかく言う権利をだれも持たない。

けれど、もしも子供を産み育ててみたいという望みを思っている女性なら、
このデータをうのみにして年齢的に『まだ大丈夫』と思ってはいけない。

生物学的な確立から考えると、
第2子、第3子を産む年齢が35歳を超えることはよくあることだか、
(もしかしたら今回の30代後半女性の出生数増加は、
もう一人ほしいと頑張ったアラフォー世代がいたということかもしれない)
まったく妊娠経験がない女性が、30代後半から妊娠する確立は目に見えて低くなる。
実際、我が薬局でも人工授精や体外受精を行う不妊専門クリニックでも
訪れる女性の平均年齢は年々40歳に近付いていて、
『こんなことならもっと早くになんとか・・』というぼやきもよく聞かれるのが現実です。


先日は、『専業主婦になりたい若い女性が増えている』という記事があった。
だけどそのことはイコール『子育てしたい』という意味ではないみたい。
いい働き口がない不景気なご時世。親元を離れるならそのまま即、
頼りになる彼氏のもとに飛び移り、楽しく暮らしたいということなのでしょうか。

しかし不景気も男女平等で、楽しく遊び暮らすことができるほど『頼りになる彼氏』を
見つけるのはかなりの年数がかかりそう・・・
おまけにこの年代の親はすでに経済的余裕もある。つまり焦って『彼氏』を探す必要性もない。

ここにも結婚年齢、出産年齢を上げる要因があるってことか。


純粋に、『子供産みたーい!』という気持ちにさせる状況ってどんなんでしょうね。

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