漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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40歳からの妊娠力

2009-10-22 | 子宝・妊娠体質つくり
2009年10月11日札幌の研修会「全国 中医薬研究会女性大会」の第二講演は、京都・足立病院不妊治療センター所長・医学博士・中山貴弘氏による「40歳からの不妊治療はどうあるべきか」という話題。

このクリニックの受診者平均年齢は37歳で、すでに4人に一人は40歳以上。


30代後半から女性の妊娠率は極端に低下するのですが、実際どのように老化しているのでしょうか。
そこにはキビシー現実が・・・

・卵巣内に残っている卵子数は驚くほど少ない
・生まれる前から準備されていた卵子細胞はずいぶん老化しており染色体異常も増える
・すでに動脈硬化が進んでいるので子宮や卵巣の血流量は半減している
・子宮内膜は薄くなり卵管内も栄養不足で受精卵が育ちにくい

すなわち、
タレントの誰かさんが四十何歳で出産したからまだ大丈夫とか、いざとなれば体外受精でいいとか、悠長にしている時間はなく、すでにART(体外受精や顕微授精などの高度生殖技術による医療)をもってしても壁にぶつかってるのが現状だそう。

講演されたドクターいわく、
どんなに高度な治療技術をもってしても、若々しい体づくりをサポートすることはできない。老化の一つの原因は悪い生活習慣にあるとのこと。

その老化を克服するために、早めに漢方薬やふだんの生活養生で元気な体を作ることが必須です。そうすれば、ARTを受けても成功率はぐっと高まるでしょう。

対策は、血流改善、リラックス、若返り。

40歳からの妊娠力:現状(どのように老化しているのか)認識と対策


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