漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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カワラケツメイ(河原決明)

2008-10-15 | 薬草・生薬
マメ科なので豆のような実がついていますが、葉っぱはネムの木に似ています。
全草を採取して健康茶としてずいぶん利用されています。
(弘法茶、浜茶、豆茶、ネム茶などなどと呼ばれているそう)

「ケツメイ」と言えば、「出会いのかけら」を唄っているのは「ケツメイシ」

「ケツメイシ(決明子)」はそもそも生薬の名前で「エビスグサの種子」
作用:清肝明目、潤腸通便
目の充血や頭痛、そして習慣性の便秘などに用いられます。
ハトムギと一緒に煮だすと香ばしくておいしい。

だんだん、
面倒な話になりますが、

「ケツメイシ(決明子)」と姿形がよく似た植物に「ハブソウ」があります。
こちらも種子を煎じて飲みます。それを「ハブ茶」と呼んでいたのですが、種子の形もそっくりで結局、ケツメイシもハブ茶と呼ばれたりしています。

そして写真の「カワラケツメイ(河原決明)」は、
「ケツメイシ(決明子)(エビスグサ)」と同じマメ科でも、葉っぱの形が全然違うのですが、この全草を煎じて飲むと目にいいということで、そして河原などに良く生えているので、この名前になってしまったのです。

頭の中をごちゃごちゃにしてしまって、ゴメン、お疲れ様でした。

泉自然公園にて