江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

フェニックス、そして博物館

2017-05-20 22:58:51 | 日記
グレゴさんから、アメリカに行ってやりたいことはありますか、
と問われ、5つほど、ダメもとで書き連ねたら、
そのすべてを叶えてくれた。

その1つ目が、
ネイティブアメリカンの資料館か居留地に行きたいということ。

サン・ディアゴからフェニックスに向かう飛行機から見えた風景は、
砂漠。
ただひたすら赤茶けた大地が続く。
それが突然四角く区切られた緑が現れる。
それがポツン、ポツンとあって、だんだん続くようになって
大都市が現れた。
そこがフェニックス。
上空から見ると、空き地などが赤茶けて見えて、
砂漠の上に作られた感じがした。

なぜ、ここに?

近くに大きな川があって、
ここはもともとネイティブアメリカンの集落があったところだそうだ。
水がふんだんに使われている。
来るとき砂漠しか見なかったから、とても違和感を覚える。

ネイティブアメリカンの博物館 Heard Museum を案内された。
音楽や踊りを期待していたのだが、展示だけ。
ところが近年になって作り出した踊りのフィギュアが
数えきれないほど展示されていて、これが面白い。
見ていて飽きず、時間の経つのを忘れてしまった。

アリゾナのネイティブアメリカンの分布図があって、
アラモ砦やアパッチ族など、西部劇を知っているものには
馴染みの名前がぞろぞろあった。
そう、ここはそういうところなのだ。



博物館の中には、水路が引かれ、癒しになっている。
入口にはネイティブアメリカンの像。
十分楽しませてもらった。

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フェニックス 日本庭園

2017-05-20 00:25:57 | 日記
フェニックスと姫路は姉妹都市になっている。
ここにある日本庭園は、姫路の協力があって
姫路城のしゃちほこのレプリカがあったりする。
しかもグレートアリゾナ人形劇場の真向いにある。

でも、恐ろしい時間割だった。
最終日、人形劇場の開演は14時、
そして日本庭園に移動して、そこでの開演は15時半、
人形劇場での公演時間は通訳を入れると1時間を超える。
それに加えて最終日は大人が多く、
記念撮影だけでなく質問が集中した。
「酔いどれ」の仕掛けを仕込んでトランクに入れなければならない。
移動に5分はかかる。

グレゴさんの計らいで適当に質問をかわすと
慌てて日本庭園へ。

間に合った。

昨年は人が溢れていたそうだが、
今年は落ち着いた雰囲気、
それでも人形を遣い始めると、どんどん人が集まってきた。

アメリカで唯一の外での公演。
暑かったけれども、風が心地よく、楽しかった。



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小学校のクラブ活動

2017-05-19 00:08:04 | 日記
グレートアリゾナ人形劇場から歩いても5分ほどで着くこの小学校では
人形劇のクラブ活動をしている。
子どもたちに台本を書いてもらい、人形劇化しているところは、ここ。
ここでデモンストレーションとレクチャーをして欲しいとのことだった。

マネージメントと通訳のグレゴさんと相談して
「かっぽれ」を遣った後人形の遣い方のほか胴の説明もして
「黒髪」をちょっと動かして、「獅子舞」
その後質問を受けて応える時間を設けて1時間ほど過ごした。

人形の胴の説明と「黒髪」を入れたのは、
グレゴさんの強い希望だったからだが、
この小学校に入った時、すでに人形劇場で見ていた子供たちがいて、
何が面白かったか質問したら
なんと「黒髪」との答えが多かった。
この写真でも真剣に見ている様子がよくわかる。



そんなことがあってその後の小学校での公演では、
しっかり「黒髪」を遣った。
グレゴさんは、ボーイフレンドを待っていると通訳していたが、
(もちろん大人に対してはそういう説明はしていなかった!)
多分意味は分からないだろう。
でもマリボルの芸術監督が言った
「わからなくても感動することがある」
という言葉を思い出していた。

獅子を遣い始めると、
子どもたちは素直に反応する。



そして自然に獅子の目線に合わせるかのように腹ばいになったのには
驚いた。


ここはアメリカ、
子どもたちは自由に反応する。

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グレートアリゾナ人形劇場 つづき

2017-05-17 23:54:43 | 日記


ここは人形劇団の運営もやっていて、
常に20数演目の上演を可能とし、
2チームほどが公演で忙しく動いているそうだ。

劇団員の指導の下小学生から台本を募集し、
それを子供たちと作品化するというワークショップもしている。
写真集があったので見たが、なかなか面白そうだった。



入口を入ったところには、色紙とハサミやのりが置いてあって、
子どもたちが自由に人形を作れるようにしてあった。
それがなかなかユニークである。

トイレも、もちろん私が入れるのは男子トイレだけだが、
マリボルとも違って楽しい雰囲気を作っていた。





そしてロビーでは、世界の人形の展示と様々な人形の販売もしていて
私はつい糸あやつり人形で遊んでいた。





2階には宿泊施設があり、私たちの控室に使わせてもらったが、
ここはクーラーが設置されてなく、昼間は流石に暑かった。



でも公演が終わる頃にはコーヒーが点ててあったりして、
長時間いても疲れない居心地の良いところだった。
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グレートアリゾナ人形劇場

2017-05-17 23:04:20 | 日記


ここは教会だったところ、
ナンシーさんが市に働きかけて、人形劇場にした。
まだ改装が完成したわけではないそうだが、
しっかり活動しているから助成金がついて、
日本の劇団が呼ばれて公演するのは、
一昨年の八王子車人形西川古柳一座に続いて2座目。



劇場に着いたのは暗くなり始めたころで、
仕込みを手早く進めたいと思ったので、
会場の様子を案内されてもほとんど気もそぞろの状態。
現場にある照明を使って効果を出そうとするから
どうしても時間がかかり、
終わったのは23時を過ぎていた。
ホテルに帰って夕食を取ったのは、
日付が変わってからだった。



公演初日は朝の10時開演。
小学生が中心だが、タウン誌に大きく宣伝が載ったこともあって、
一般の観客も結構いる。
1度貧困地区の小学校から50人ほど観劇の希望があったが、
担任の上司がバスの手配をしていなくて来られなかったことがあったが、
少なくても50人ほど、多い時は150人近くの人が来た。
この劇場は水曜日から日曜日までで6回公演した。



落ち着いてから改めてみると、
随所に教会の雰囲気を残していて、面白い。



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