江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

お月見

2016-09-16 22:56:37 | 日記
昨日は十五夜だった。
天気予報では曇りだったが、
見事な月を愛でることができた。
もちろん酒を楽しみながら。
雲がかかる様も、又良し。

もともと日本人は十三夜を祝っていたらしい。
旧暦の9月13日、来月だ。
十五夜は中国の習慣を朝廷が取り入れてから始まったのだそうだ。
月は日本人にとって畑作をつかさどる神様で、
太陽は稲作に通じるのだそうだ。
(天照大神は稲作とともに来たのだろうか)
そして十三夜は、その年の豊作を感謝する祭りで、
里芋をお供えしたのだとか。
朝廷は無理やり十五夜を祝うようにしたが、
なかなか定着しなかった。
定着するようになって、
それまでの感謝が、畑作から稲作に代わり、
しかし十五夜のころはまだ稲は収穫されていないから
稲穂の代わりにススキを、
里芋の代わりに米粉で作った団子をお供えするようになったのだとか。

でもなんで十三夜だったのだろう。
今の感覚だと中途半端な感じがするのだが。
不確かだが満月は明日のはずだから
十五夜と言いながら十三夜を愛でているのだろうか。
大潮の時に大地震が起きやすいと
先日研究発表があったが、
そんなことを昔の人は身体で感じ取っていたのだろうか。

自然の中での五感が鈍くなった現代の日本人には、
とても理解できない感覚なのかもしれない。
月に住むウサギがモンスターだったら
ゲームに夢中になっている人も月を眺めることになるだろうに・・・
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