江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

清水での公演

2012-01-29 23:48:51 | 日記
ホテルから富士山が見えた。
東名高速から見える姿とも違って、美しい。
時間があったので三保の松原まで出かける。
羽衣の松は樹齢650年を数え、樹勢が衰え、治療中だった。
海側から見ると、きっと枝振りは美しかったのだろうと思われたが、
ちょっと無残な姿になっていて、残念だった。

昨年静岡県内の子ども劇場やおやこ劇場が集まった会で、参加者から清水に対して
よく(私たちを)選んだね、自分たちは恐くてできない
というような発言があった。
つまり私たちのような日本の伝統芸は、
子どもたちには難しくて、騒いでしまうだろうとの感想だった。
それに対して清水の人は、「年に1回は伝統芸を企画に取り上げているから」
と、さらりと受け流していた。

そう言うだけあって、実によく子供たちも大人たちも見てくれた。
ところが担当者から、
「思った以上に子どもたちがよく見ていた。つかみが上手いですね」
と言われてしまった。
つかみが上手いかどうかは、どうも本人に自覚がないのだが、
もし良くなってきたとしたら、
それは大道芸や寄席での経験の積み重ねの賜物だろうと思われる。

小学3年生の女の子から、「今まで見た中で一番面白かった」と言われたとき
ちょっと面映かった。
お客さんが帰るとき、人形を良く見えるように舞台の前に出したら、
大勢の人が集まって、人形を写真に撮ったり、人形に触れたりしていた。
興味を持ってもらえたようで、嬉しかった。

朝の7時、港に停泊中の船が一斉に汽笛を鳴らした。
港町の風情
ある港町では、五月蠅いという住民からの苦情で、汽笛が禁止されたと聞いた。
ここは残っていてよかった。
私にとって船は、ロマンだから。

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