江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

悲しいかな ― 箱物行政

2009-10-06 00:00:58 | 日記
その会場は充分な照明がなく、持参のスポットを使うことにした。
また使い勝手から音響装置も持参のものを使うことにしたが、場所に
よっては持参のものについて電気料など徴収するところもあるので
事務室に問い合わせたら、
「コンセントは何口使いますか」
と聞かれた。
「1回路20Aならば1口で済みます」
と答えると
「1機材に付きコンセント1口にしてください。
そして1口100円です」
と言われた。
「音響だけでもアンプ・ミキサー・プレイヤーと3つ使いますが、
それぞれ別々のコンセントから電源を取らなければならないのですか」
「そうです」
脇から年配の人が助け舟を出す。
「たこ足配線にならないようにとのことでしょう」

何なんだろう、この噛み合わない会話は。

芝居仲間から話しに聞いていた。
地方の会場の中には管理できる人が雇えず、全く分からない人が管理していると。
説明すればするほど、相手は固まっていく。
お金を払うのは構わない、でも、1機材コンセント1口なんてやめてほしい。
舞台袖には2口しかコンセントはない。
照明を入れると全部で5口必要なのだ。
あと3口、離れたところからコードを引っ張ってこなければならないのか。
電気の容量が問題じゃないのか。
使い易いように使わせてくれ。

設備が中途半端だ。
舞台は電動で昇降できるようになっている。
見易い高さに合わせる。
すると幕の裾との間に隙間ができる。
幕は舞台の一番高い高さに合わせてあるのだ。
これでは舞台を昇降する意味がないのではないか。
そして袖幕がないから、袖の奥の白い壁が丸見え。

何とか説明して、と言うより、全く私の言う事が理解できないのに、私が
余りにしつこいものだから、袖のコンセントで済ますことができたのだが、
捨て台詞が悲しかった。
「こんなこと言われたのは初めてだ」

もちろん500円支払った。

ここに勤めている人に、何の罪はない。
箱だけ作ればよいと、何も考えずに作った人が悪いのだ。
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