江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

変身願望

2015-09-24 20:46:05 | 日記
いつの間にシルバーウィークと言うようになったのだろうか。
何となく違和感を覚えつつも・・・

日光江戸村と掛けて、房総のむらと解く、
そのこころは

どちらも変身することができます。

子供たちは忍者が大好き、
あっちもこっちも忍者だらけになっている。
それが可愛いのだ。
一生懸命術を掛けようとしたり、刀を振り回したりしている。

大人は新撰組が多い。
若いお父さんは着流しの侍になっていたりするが、
なんと刀の持ち方がわからなかったりするのを見ると、
時代劇が放映されなくなってきたせいかと、淋しさを覚える。

その中で、お公家さんに変身しているちょっと太めの若い女性がいた。
それが、言ってはなんだが、お公家の何とも言えない気持ち悪さを持っていて、
見事にはまっていたのだ。
そしてその連れの女性もちょっと太め、
髪をミクのように緑に染めて、二つに分けて両耳の所でまとめているのだが、
着ている着物が、なんといったらよいのだろうか、
まるで妖怪のような、妖術使いのような、不思議な姿で
これまたぴったりと合っていたのだ。
よくぞこういう衣裳を用意していたものだと感心するとともに、
この二人にも感心してしまった。
よくぞこういう衣裳を選んだものだと。

日光江戸村では、与力が街なかで捕り物をしている。
なんと観光客を軽く縛って(と言っても、両手に縄を回すだけ)
その格好で”御用だ!”と声を掛けられて記念撮影するのだが、
皆ニコニコと喜んでいる。
与力に尋ねると、「みな捕まりたがっているのかもしれない」と言っていたが、
これも”お縄に掛かる”という滅多に経験できないことのなせる業か。

誰もが変身願望を持っているのかもしれない。
ちょっとした街並みに、変身した人が溢れると、
不思議な感覚がして、面白かった。
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