江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

三権分立

2020-12-31 00:27:41 | 日記
教科書で学んだはずの国の基本構造が危なくなっている。
今一度三権分立とは何か
おぼろげながら覚えているのは
立法府と行政府、そして司法府が
それぞれ独立してお互いをけん制することで
権力の暴走を止める、といったところか。

ところが以前書いたことだが、
裁判官と検察官はは国家公務員だから
三権分立の中で完全に独立しているとは言えない。
そして前政権から国会が軽視されているから、
立法府の独立も危うくなっている。

しかも現首相は、ともかく説明しない。
かろうじて説明しているところを見ると、
誰もが感じているように
誰かが書いた文章を棒読みしているだけ。

現首相は、元アメリカ国務長官の本に書かれていた
「説明したくなければ説明しなくても良い」
に、意を強くして
説明したくないことは説明しない
としているようだけれども、
これは民主主義を根本から破壊するものだ。
行為に対して説明がなければ議論は生まれない。
何を勘違いしているのかと思っていたら、
どうも説明する能力がないように見える。
どうしてこういう人を首相に据えたのか。

根本的に選挙制度を変えるべきだ。
衆議院の小選挙区をまず改めるべきだろう。
そして首相を、
派閥の論理で選ぶのではなく、
国民の選挙で選ぶ公選制にすべきだと思う。

国民には大人数での会食を控えるように言っていながら
企業の忘年会にはのこのこ出ていく首相、
経済優先=企業優先を雄弁に語っている。
だから若者は言うことを聞かない。

中央省庁の幹部候補で
”キャリア”と呼ばれる国家公務員総合職の20代が、
昨年度自己都合を理由に87名も退職したという。
官邸の力が強すぎて、
自分の上司が忖度ばかりしているのを見ると
夢も希望も打ち砕かれて
やっていられなくなるのではないだろうか。
日本という国の将来が思いやられる。

年が改まる。
政治家の意識も改まることを、切に願う。
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