江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

帯の幕

2021-07-17 17:15:37 | 日記
何回目かのブラジル公演から、
広い舞台空間を埋める幕が欲しいと思う様になり、
当時我家にあった帯13本を使って、幕を作った。



その評判がよく、今も使っている。

「瞼の母」の初めての海外公演で舞台セットを考えているうち
いろんな人からもらって溜まっていた喪服用の黒帯を使うと
面白いだろうと思って作ってみると
案の定面白いものができた。



ところが、である。
繻子の生地が擦り切れやすく、ボロボロになってしまった。
それを補修したガムテープの跡が痛々しい。

そこで今回縫い直した。
うまいことに友人の親せきに帯職人がいて、
売りに出せなかった喪服用の帯を大量に送ってくれた。
お陰で繻子を使わずに幕ができた。
残った帯を見ると、まだ12本ある。
繻子もあるが、切らずに丸々1本使えば、
それ程擦り切れることも無かろうと思い
バトンに吊れる幅1間(1,8m)の幕を作った。
まだ広げて見ていない。
我家では狭くて広げられないのだ。
今度の舞台で使う予定。
どのように見えるか、楽しみである。
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