江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

ちょっと暗い話

2010-08-12 23:48:07 | 日記
いろんな人と会話すると、いろんな世界が見えてくる。

地上デジタル化の話。
まだアナログテレビをだましだまし使っているが、世の中は本年中にほとんどデジタル化
するだろうとの話。
そこで来年は電気店が大不況になるだろうとの話を聞いた。
街の電気店はほとんどが持たないだろうし、大型店も潰れるところがあるだろう、
とのこと。
今年が不景気の底だと思い込んでいた私には、めまいを覚える話だった。

飯田市の話。
街の中心にある商店街、昨年までなかったシャッター店が
今年4店できたという。
新しい道路ができ大型店が進出すると、もうどうなるかわからないと言う。
フェスタを下から支えていた地元の人の足元が危うくなってきた。

でもきっとこれは飯田市に限った話ではないだろう。
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飯田、そして喜多方

2010-08-12 00:17:27 | 日記
今年は飯田で2つの企画、
喜多方では2月に創ったばかりの「都鳥」を、初めて地方公演に持っていくなど
例年以上に充実した5日間だった。

6日最初の公演は竹田人形の館。
益田糸あやつり人形との関わりやミャンマーの糸あやつり人形との出会いを元に
洋の東西の違いや明治33年に旗揚げした結城系とそれ以前の違いなどを話す。

7日舞鶴公演。
打合せのため1週間前に行ったとき、これまでの舞鶴公演を先頭切って引っ張って
くれた姐さんがなくなったと知った。全く知らずに立てた企画だったが、残念ながら
偶然変わり目の公演になってしまった。
今田人形座も、あがりえひろ虫も本当に良かった。
今田人形座の「戎舞」を知って思いついたこの企画だったが、これがとりわけ良かった。
今田の人たちも、お客さんの反応には驚いたに違いない。

8日今田人形の館公演。
ここのところ糸あやつり人形の古典は何かと考えている。
古典と言えるかどうか分からないが、糸にしかできないものとして
今回の企画を考えた。
義太夫の太夫と三味線の間にそれぞれそっくりな人形を置き、その人形が動いたら・・・
文楽を見るとき、時々床(ゆか 太夫と三味線のいるところ)も見る。
その時人形がいたら、と想像した。
文楽では絶対にありえないこと。
糸と文楽系の人形とのコラボレーションのきっかけになるだろう、
そう考えたのだが、確かにその兆しが見えた。
もう何回か公演があれば・・・

9日、10日喜多方・れんが公演
今回は2月に創ったばかりの「都鳥」を持っていった。
旅回り用のセットを新しく創り、2人でできるようにしたのだが、
仕込が大変、かみさんも裏でやることが多く大変。
随分お客さんも集まって、見づらい状況の中よく見てくださった。
公演の回数を踏むほど人形はよくなるだろう。
じっくりと育て上げていきたい作品になった。
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