マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

運慶仏を拝観に浄楽寺へ(その1)

2019年03月17日 | 仏像

 3月13日(水)、鎌倉に住む土屋さんと横須賀市にある浄楽寺に出掛け、運慶作の「阿弥陀三尊」などを拝観してきた。
 2年前の秋に東博で開催された「運慶展」には浄楽寺からも「阿弥陀三尊」など5つの重要文化財も出品されていた。しかし、円成寺の「大日如来坐像」や興福寺の「無著菩薩立像」などの印象が強烈で、失礼ながら記憶に残っていなかった。(写真:浄楽寺本堂)


 後日『芸術新潮』の「運慶仏の道しるべ」を見て、近距離に運慶仏があることを知り、いずれ行こうと思っていた。その機会は意外に早くやって来た。かって同じマンションに住んでいて、今は鎌倉にUターンした、運慶仏が大好きな土屋さんをお誘いすると「是非ご一緒に」とのことで、私達と3人で浄楽寺を訪れることなった。
 毎年、3月3日と10月19日に一般公開されると知ってネットでその様子を調べると、東博での運慶展直後の特別開帳には5日間で数千人が拝観に訪れたとのこと。その大混雑に拝観を躊躇ったが、HPをよく読むと、「1週間以上前の予約で運慶仏拝観承ります」ことが分かり、電話予約とメール交換を経て、一般公開終了後の3月13日に出掛けて行った。


 京急「新逗子」で土屋さんと合流し、葉山方面へのバスを「浄楽寺」で下車すると、国道134号線から少し奥に入って直ぐが浄楽寺だった。庫裏を訪ねるとお内儀と思しき方が現れ、本堂裏の収蔵庫に案内してくれた。戸と扉の鍵を外して漸く室内へ。しっかり管理されているのだった。
 それほど広くない室内の中央に「阿弥陀如来坐像」、その右側に「観音菩薩像立像」、左側に「勢至菩薩立像」がおわします。前に「不動明王立像」と「毘沙門天立像」。阿弥陀如来の胸は厚く、重量感がみなぎっている。両脇持はすっくとお立ちになっている。











 毘沙門天と不動明王の眼には水晶が嵌められ目ガランランと輝いている。願成就院のそれと実に良く似ていると思えた。毘沙門天が邪鬼を踏んだポーズは躍動感に満ちていて、鎌倉時代の武士はこうだったのだろうかと思わせる姿態だ。
 長い間拝観させて頂いた。途中入館してきたカップルは直ぐに退館し、殆ど貸し切り状態での拝観だった。予約拝観をお勧めします。(拝観料400円)
 


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